YouTube に動画を3本出した。登録者は846人になった。
前の記事で、台本を書くと動画が出てくる仕組みの話をした。あのとき立てた計画は「週1本の新規チャンネルは、1年で登録者1,000人に届けば順調。届かなくても普通」。3か月の目安は100〜150人だった。それが17日で846人である。計画を書いた自分が一番驚いている。
この記事は、その3本をどう作り直したかと、数字の推移、それと収益化の条件まであと何が足りないかの話。
自動で組んだ台本は、2本捨てた
前回話した通り、動画を作る仕組みはできていたが、仕組みから出てきた動画は、自分で見て納得がいかないものばかりが量産されてしまう。自動生成だと、どうしても納得のいくコンテンツができない。
1本目の最初の版は、台本も絵の指定もエージェントが書いた。前の記事に書いたとおり、見て捨てた。2本目の版は自分で台本を書いた。視聴維持の決まり10個を全部守った台本で、見積もりは9.4分。録音したら16分あった。難しいところほど、その場で言い足して長くなる。聞き直して、小難しすぎると思った。これも捨てた。
で、作戦を変えた。どうせやるなら、自分の声でそこそこアドリブを混ぜつつ録ったものを AI に編集させる。1本に入れる考えは3つまで。専門用語は3語まで。1文40字以内。台本はその骨だけにして、週に1本のゆっくりペースで、まず出す。
アドリブがどれくらいかは、録ったあとに測っている。台本の初版と、実際に話した文字起こしを1文字ずつ突き合わせた書き換え率が、3本で65%・57%・70%。台本の6〜7割は、話すときに変わっている。台本と呼んでいいのか分からない。
11分26秒、11分19秒、15分24秒。
3本で846人。計画は1年で1,000人だった
数字は毎朝6時半に YouTube Data API から取って、CSV に1行ずつ足している。手で Studio を開いて写すのはやめた。この記事の最新の値だけは、11月2日の20時半に取り直した。
10月16日に1本目を出して、1週間後の朝で58人。2本目を出して、1週間後の朝で142人。計画の3か月の目安を、2週間で使い切った。ここまでは、順調という言葉で足りていた。
3本目を10月30日の19時に出した。翌朝238人、その翌朝510人、11月2日の朝で740人、この記事を書いている同じ日の20時半で846人。3日で700人増えた。
何が起きたかは、動画ごとの再生を見れば分かる。
3本目「穴だらけの鉢が最強と言われる理由」が、3日で60,583回。1本目は17日で15,993回、2本目は10日で6,110回。3本目だけ桁が違う。
ちなみに3本の合計は82,686回で、チャンネルの画面に出る再生の合計は72,897回。約1万回食い違っている。1本目のときも同じことが起きて、1週間ほどで揃った。集計の遅れだと思っているが、どちらが正しいのかは分からない。
8万回分の時間を預かってしまった
最初は、Gadenin のアプリそのものを利用者に広げたくて始めた。アプリの話を聞いてもらう入口のつもりだった。
その目的の数字も書いておく。直近28日で YouTube から gadenin.com に来たセッションは134、そこから App Store へのクリックは18。再生8万回に対して18。桁が3つ違う。入口としては、まだ機能していない。
代わりに、別のものが来た。60,583回の再生は、1人が1分見ただけでも合わせて1,000時間を超える。適当にやっていても、視聴者様の貴重な時間を奪ってしまう。思いの外伸びてしまって、それなりにコンテンツの内容にも責任を持たなくてはならないポジションに来てしまった。一定以上のクオリティーの責任を持って届けなければならない、という謎の自負が芽生えた。誰に頼まれたわけでもない。
で、何を話すのかのリサーチに時間をかけるようにした。
2本目「ブルーベリーは水管理が9割」は、台本の全場面に出典の札を付けた。USDA の総説、HortScience の論文、造園雑誌に載った赤玉土の論文。根拠の表は20行ある。3本目「穴だらけの鉢」は、海外の試験を9件集めて、うまくいった例とうまくいかなかった例を分けて出した。リンゴの苗で根の長さが畑の4倍になった試験の隣に、ヤシでは差が出なかった試験と、カエデで5年後に差が消えた試験を置いた。
出典を全部置いたから正しい、とは言えない。論文はリンゴやカエデの話で、自分の鉢の木で同じになる保証はない。それは動画の中でも毎回断っている。
ただ、「売る側が言っている」と「大学が試験で確かめた」を分けて話す、くらいのことはできる。それが時間をかけたリサーチの正体で、いまの自分にできる責任の取り方だ。
収益化まで、登録者は85%、再生時間は26%
広告収益の条件は、登録者1,000人と、直近12か月の総再生時間4,000時間の両方だ。ショートの再生時間は数えない。計画書には「広告収益は1年目の目標にしない」と書いてあった。
登録者はあと154人。総再生時間は10月30日までで63,288分、約1,054時間。あと約2,950時間ある。
再生時間のほうが遠い。1本目と2本目を出した週は、1週間で16,000〜18,500分ずつ積み上がった。その勢いが続くとして、残りの約177,000分を割ると、あと10〜11週。年が明けて1月である。3本目の公開日は1日で28,459分だったので、こちらの勢いが続けばもっと早い。どちらになるかは分からない。
登録者1,000人は、たぶん先に届く。
次は11月6日、タマネギの苗の話
次の動画は11月6日の金曜19時。タマネギの育て方で、太い苗を選ぶ人ほど春にとう立ちで負ける、という話だ。
もちろん10分の予定である。