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園芸用語集

家庭菜園・園芸の本や種袋、そして Gadenin の記録画面に出てくる言葉 119 語を、短く・実践に結びつけて説明します。作物の育て方は育て方図鑑、病気や虫は病害虫辞典へ。

種まき・苗18 語

播種 (種まき)種を土にまくこと。畑に直接まく「直播」と、ポットやトレイにまいて苗を育てる「育苗」がある。直播 (じかまき)畑やプランターに種を直接まく方法。根菜や豆類など、移植を嫌う作物で使う。育苗ポットやセルトレイで苗を育てること。温度管理ができ、定植までの期間を短縮できる。定植 (植え付け)育てた苗や購入した苗を、最終的に育てる場所に植えること。活着定植した苗が新しい根を伸ばし、その場所で自力で育ち始めること。根鉢ポットから抜いたときの、根と土がまとまった塊のこと。間引き密にまいた種から出た芽のうち、弱いものを抜いて株間を空けること。順化 (馴化)室内やハウスで育てた苗を、定植前に少しずつ外気や日差しに慣らすこと。発芽適温種が最もよく発芽する温度帯。作物ごとに違い、播種時期を決める根拠になる。生育適温作物がよく育つ気温の範囲。この範囲を外れると生育が止まったり障害が出たりする。F1 品種 (一代交配種)異なる親を掛け合わせて作った一代目の品種。生育がそろい、耐病性や収量に優れる。固定種・在来種何世代も選抜して形質が固定された品種。自家採種して同じものを育てられる。自家採種育てた作物から種を採って翌年に使うこと。固定種で行い、F1 では形質が安定しない。接ぎ木苗病気に強い台木に、育てたい品種の穂木をつないだ苗。土壌病害や連作障害に強い。早生・中生・晩生播種から収穫までの日数による区分。早生は短く、晩生は長い。収穫までの日数定植または播種から収穫できるまでのおよその日数。品種ごとに種袋に書かれている。種芋ジャガイモやサトイモの植え付けに使うイモ。ジャガイモはウイルス検査済みの種芋を使う。浴光育芽ジャガイモの種芋を植え付け前に明るい場所に置き、太く短い芽を出させること。

土・肥料27 語

元肥植え付けや播種の前に、あらかじめ土に混ぜておく肥料。追肥生育の途中で足す肥料。元肥が切れる頃から、実がなる期間を通じて与える。寒肥冬 (12〜2 月) に果樹や庭木の根元に施す有機質の肥料。春の芽出しに向けてゆっくり効かせる。お礼肥収穫や開花の後に、消耗した株を回復させるために与える肥料。化成肥料窒素・リン酸・カリを化学的に配合した肥料。成分が明確で速く効く。有機肥料油かす・鶏ふん・骨粉など、動植物由来の肥料。土の微生物に分解されてゆっくり効く。油かす菜種や大豆から油を搾った残り。窒素を多く含む代表的な有機肥料。液肥 (液体肥料)水で薄めて与える肥料。速く効き、プランター栽培の追肥に向く。緩効性肥料成分がゆっくり溶け出し、長い期間にわたって効く肥料。元肥や置き肥に使う。IB 化成緩効性の窒素 (IBDU) を含む粒状の化成肥料。置き肥や元肥として広く使われる。肥料の三要素 (N・P・K)窒素 (N)・リン酸 (P)・カリ (K)。それぞれ葉・実と花・根と茎の生育に関わる。堆肥落ち葉・わら・家畜ふんなどを発酵させたもの。肥料というより、土を柔らかく保水性・排水性のよい状態にする土壌改良材。腐葉土落ち葉を発酵・分解させた土壌改良材。土をふかふかにし、微生物のすみかになる。培養土複数の土や堆肥、肥料をあらかじめ配合した、そのまま使える土。プランター栽培の基本。赤玉土関東ローム層の赤土を乾燥させて粒にしたもの。保水性と排水性を兼ね、培養土の基本材料。鹿沼土栃木県鹿沼周辺で採れる軽石質の土。酸性で水はけがよく、ブルーベリーやサツキ、挿し木に使う。土壌の pH土の酸性・アルカリ性の度合い。多くの野菜は弱酸性 (pH 6.0〜6.5) を好む。苦土石灰カルシウムとマグネシウム (苦土) を含む石灰。土の酸性を中和し、マグネシウムも補う。土づくり植え付け前に土を耕し、堆肥や石灰、元肥を混ぜて作物が育つ状態に整えること。作物を植えるために土を細長く盛り上げた部分。水はけと通気を確保する。株間・条間株と株の間隔 (株間) と、列と列の間隔 (条間)。作物の大きさと風通しで決める。マルチング (マルチ)畝の表面をフィルムやわらで覆うこと。地温の調整、乾燥防止、泥はねと雑草の抑制に効く。敷きわら株元にわらを敷くこと。地温の上昇と乾燥を防ぎ、泥はねによる病気を減らす。連作障害同じ場所で同じ科の作物を続けて育てると、生育が悪くなったり病気が増えたりすること。緑肥畑にマメ科やイネ科の植物を育て、そのまますき込んで土を良くすること。太陽熱消毒夏に畑を透明フィルムで覆い、地温を上げて病原菌や線虫、雑草の種を減らす方法。バーミキュライト・パーライト鉱物を高温で焼いて膨らませた軽い用土。保水性 (バーミキュライト) や排水性 (パーライト) を補うために混ぜる。

手入れ・仕立て22 語

摘心茎の先端 (生長点) を摘み取ること。わき芽を増やして株を横に広げたり、草丈を抑えたりする。わき芽かき (芽かき)葉の付け根から出るわき芽を取り除くこと。トマトの仕立てで代表的な作業。1 本仕立て・2 本仕立て主枝を何本残して育てるかという仕立て方。トマトは 1 本、ナスは 3 本が一般的。誘引伸びた茎やつるを支柱やネットに結びつけて、育てたい方向へ導くこと。支柱倒伏を防ぎ、誘引するための棒。定植と同時に立てるのが基本。剪定枝を切って樹形を整え、風通しと日当たりをよくし、花や実のつきを調整すること。更新剪定夏に疲れたナスの枝を強く切り戻し、根も切って、秋に再び実をつけさせる作業。切り戻し伸びすぎた枝や茎を途中で切り、株の形を整えて新しい枝を出させること。摘果実を間引いて数を減らし、残した実を大きく甘くする作業。摘蕾・摘花つぼみや花を取り除くこと。株を充実させたい時期や、実をつけさせたくない時期に行う。摘葉・葉かき古い葉や込み合った葉を取り除き、風通しと日当たりを確保すること。土寄せ株元に土を寄せて盛ること。倒伏を防ぎ、ジャガイモでは芋の緑化を、ネギでは軟白部を作る。挿し木・挿し芽枝や茎を切って土に挿し、根を出させて株を増やす方法。株分け大きくなった株を根ごと分けて植え直し、株を増やしたり若返らせたりする方法。取り木枝を親株につけたまま土に埋めたり水苔で包んだりして発根させ、切り離して株にする方法。植え替え・鉢増し鉢植えを新しい土や大きい鉢に植え直すこと。根詰まりの解消と土の更新が目的。水やり土の表面が乾いたらたっぷり与えるのが基本。回数より「1 回の量」と「時間帯」が大事。人工授粉筆や花同士で花粉を雌しべにつけて、確実に実をつけさせる作業。受粉樹自分の花粉では実がつきにくい果樹のそばに植える、別品種の木。自家結実性1 本 (1 品種) だけで実がつく性質。ない場合は受粉樹が要る。ネット栽培・空中栽培つる性の作物をネットや支柱に這わせて、地面から浮かせて育てる方法。玉吊り空中栽培で重くなった実をネットや紐で吊って、つるや実を守ること。

生育と生理21 語

徒長光不足や高温・多湿で、茎が細く間延びして育つこと。倒れやすく病害虫に弱い株になる。節間葉がつく節と節の間の長さ。長いほど徒長気味、短いほどがっしりした株。抽苔 (とう立ち)葉物や根菜が花茎を伸ばして花を咲かせようとすること。葉が硬くなり食味が落ちる。春化一定期間の低温にあうことで花芽ができる性質。抽苔の引き金になる。結球キャベツ・ハクサイ・レタスなどが、葉を内側に巻いて玉になること。花芽分化芽が葉になるか花になるかが決まること。果樹や花木では翌年の実の数を左右する。隔年結果果樹で、豊作の翌年に実がほとんどつかないことを繰り返す現象。着果花が受粉して実になること。着果しない原因は温度・受粉・肥料バランスのどれかにある。つるぼけ窒素が多すぎて葉やつるばかり茂り、花や実がつかない状態。窒素過多窒素肥料が多すぎる状態。葉が濃緑で大きく、茎が軟弱になり、実がつかず病害虫も増える。尻腐れトマトやピーマンの実の先端が黒く腐る生理障害。カルシウム不足と水分の急変が原因。裂果実の皮が割れること。乾燥後の大雨など、急な水分の変化で起きる。水切れ土の水分が足りず、株がしおれる状態。回復しても生育や実に影響が残る。過湿・根腐れ土がいつまでも湿っていて根が酸素不足になり、腐ってしまう状態。根詰まり鉢の中で根がいっぱいになり、水や養分を吸えなくなった状態。肥料焼け肥料の濃度が高すぎて根が傷み、葉の縁が枯れたり株がしおれたりすること。高温障害生育適温を超える暑さで、着果不良・花落ち・葉焼け・実の日焼けが起きること。霜害・凍害霜や凍結で葉や芽が傷むこと。春の遅霜と秋の初霜が要注意。休眠植物が生育を止めて寒さや暑さをやり過ごす状態。落葉果樹の冬、球根の夏など。積算温度毎日の平均気温を足し合わせた値。発芽や開花、収穫の時期を予測する目安。耐病性 (HR / IR)品種が特定の病気にどれだけ強いか。HR は高度抵抗性、IR は中程度抵抗性を表す国際規格 (ISF) の表記。

病害虫・防除16 語

シルバーマルチ銀色に反射するマルチフィルム。光を嫌うアブラムシやアザミウマの飛来を減らす。防除病害虫を防ぎ、発生したときに広がらないようにする作業全般。予防と対処の両方を含む。防虫ネット目の細かいネットで畝を覆い、蝶や蛾、アブラムシの飛来を物理的に防ぐ資材。べたがけ (不織布)不織布を作物に直接かぶせること。防寒・防虫・防鳥・乾燥防止に使える万能資材。トンネル畝の上にアーチ状の支柱を立ててフィルムやネットをかける方法。保温や防虫、雨よけに使う。遮光遮光ネットや寒冷紗で日差しを弱めること。夏の高温対策、苗の活着、葉物の夏まきに使う。農薬 (使用回数と収穫前日数)病害虫を防ぐ薬剤。ラベルに書かれた「対象作物・使用回数・収穫前日数」を守る義務がある。展着剤薬剤を葉に付きやすく、はじかれにくくするために混ぜる補助剤。天敵害虫を食べたり寄生したりする生き物。テントウムシ・カマキリ・寄生バチなど。黄色粘着板黄色に誘引される小さな害虫 (コナジラミ・アブラムシ・ハモグリバエ) を捕らえる粘着シート。フェロモントラップ害虫の性フェロモンで雄を誘引して捕らえる装置。発生時期の把握と密度の低減に使う。重曹スプレー重曹を水に溶かして葉に散布する、うどんこ病の初期対策。食品由来で扱いやすい。木酢液木炭を作るときの煙を冷やして得た液。薄めて散布し、害虫の忌避や土の微生物の活性化に使われる。土壌病害土の中の病原菌が根から感染して起きる病気。青枯病・萎凋病・根こぶ病など。ウイルス病 (モザイク病)アブラムシやアザミウマが媒介するウイルスによる病気。葉にモザイク模様が出て株が萎縮する。すす病アブラムシやカイガラムシの排泄物 (甘露) に黒いかびが生えて、葉や枝が黒く汚れる病気。

計画・環境・資材10 語

収穫・その後5 語

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