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ハオルチアの置き場所

ハオルチアの置き場所|室内の明るい日陰で窓を透かせる光の量

ハオルチアの栽培イメージ

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直射日光を嫌い、明るい日陰を好む多肉植物です。軟葉系と硬葉系で光の強さを変え、季節ごとに置き場所を動かします。

系統と季節から置き場所を選ぶ

ハオルチアは南アフリカの岩陰や草の根元に半分埋まって育つ多肉植物で、多肉の中では珍しく強い日ざしを嫌います。葉先に半透明の「窓」を持つ軟葉系はとくに光に弱く、硬い葉に白い模様が入る硬葉系はやや強い光に耐えます。

室内の窓辺で育てられる数少ない多肉植物ですが、光が足りないと葉が細く伸び、多すぎると葉が赤茶けて縮みます。まず自分の株がどちらの系統かを確かめ、下の表で季節ごとの置き場所を選んでください。

系統春と秋夏(6〜9月)冬(12〜2月)
軟葉系(オブツーサなど窓のある種類)レースカーテン越しの窓辺北向きの窓か遮光率五割の下室内の窓辺で最低五度以上
硬葉系(十二の巻など硬い葉の種類)午前だけ日の当たる窓辺レースカーテン越し室内の窓辺で最低五度以上
屋外の棚で育てる場合遮光率三割のネットの下遮光率五〜七割、雨よけ必須十一月までに室内へ取り込む

買ってきた直後の株は店の光に慣れています。急に明るい場所へ移すと葉焼けするので、一週間はやや暗めの場所で慣らします。

光の適量は葉の色と姿で判断する

ハオルチアの光の量に決まった数値はなく、株の姿で判断します。ちょうどよい光なら葉は透明感のある緑で、ロゼットは平らに締まり、窓がよく透けます。光が足りないと葉が上に立ち、細く長くなり、色が薄い黄緑に変わります。強すぎると葉全体が赤茶色や紫に染まり、株が縮んで固くなります。

葉の色を見る
澄んだ緑で窓が透けていれば適量です。赤茶や紫に染まり始めたら光が強すぎるので、一段暗い場所へ移します。
葉の向きを見る
葉が上に立ち上がって株が縦に伸びているなら光不足です。今より一段明るい場所へ移し、新しい葉が平らに開くかを確かめます。
窓の透け具合を触って確かめる
軟葉系は窓が張って透けているのが健康な姿です。窓が白く濁り、触ると固く縮んでいるなら光と乾きが強すぎます。

春と秋はレースカーテン越しに

三月から五月と九月下旬から十一月は生育期で、光をいちばん欲しがる時期です。南か東向きの窓のレースカーテン越しが基本で、硬葉系なら午前中だけ直射が入る場所でも構いません。窓ガラス越しの直射日光は思ったより強いので、真昼にガラスに触れるほど近づけないようにします。

窓から三十センチ離す
ガラスに密着させると昼の熱で葉が焼けます。窓から三十センチほど離した棚か台に置き、レースカーテンで光をやわらげます。
鉢を回す
窓に向いた面だけが育って株が傾くので、週に一回、鉢を九十度回します。ロゼットが左右対称に整います。
屋外に出すなら遮光
春秋に屋外へ出すときは遮光率三割のネットの下に置き、雨の当たらない棚を選びます。地面に直接置くと照り返しで焼けます。

夏は暗めに、風を通す

六月から九月は休眠期で、光を必要としないうえに三十度を超える高温と蒸れに弱くなります。北向きの窓や部屋の奥の明るい場所へ移し、日中に直射が入らないようにします。閉め切った部屋に置くと熱がこもるので、扇風機やサーキュレーターで空気を動かします。

エアコンの風が直接当たる場所は葉の水分が抜けて縮み、透明な窓が白く濁ります。風は部屋全体に回す程度にとどめ、吹き出し口の正面や真下には置かず、株に当て続けないようにします。

六月に移動する
梅雨入りのころ、最高気温が二十八度を超え始めたら夏の置き場所へ移します。移動が遅れると葉が赤く縮んで秋の回復が遅れます。
夜も熱がこもらない場所に
西向きの窓辺は夜まで熱が残ります。夏の間は東か北の部屋に移し、朝夕に窓を開けて空気を入れ替えます。

夏に葉先が茶色く枯れ込むのは休眠の姿で、株が生きていれば秋に新しい葉が出ます。慌てて明るい場所に戻さないようにします。

冬は五度を下回らない窓辺へ

ハオルチアは霜に当たると葉が透けて溶けます。最低気温が十度を下回る十一月には室内に取り込み、冬の間は五度以上を保てる窓辺に置きます。冬の日ざしは弱いので、レースカーテンなしで直射に当てて構いません。ただし夜の窓際は外気並みに冷えるので、夜だけ部屋の中央へ寄せるか、窓との間に段ボールを立てます。

十一月に取り込む
最低気温が十度を切る予報が出たら室内へ入れます。取り込む前に鉢の表面と葉の隙間に虫がいないか確かめます。
夜は窓から離す
日が落ちたら窓から一メートル以上離すか、カーテンと窓の間に置かないようにします。凍る夜に窓際に置いたままにすると葉が透けて戻りません。
暖房の風を避ける
暖房の吹き出し口の近くは乾きすぎて葉がしわになります。同じ部屋でも風の当たらない場所を選びます。

置き場所の失敗と立て直し

ハオルチアの姿の崩れは、ほとんどが光の量の間違いです。症状を見て光が多いのか少ないのかを判断し、置き場所を一段だけ変えて二、三週間様子を見ます。一気に大きく変えると別の失敗を重ねます。

症状考えられる原因立て直し方
葉が細く伸びて株が縦長になる光不足による徒長(ひょろ長く伸びること)一段明るい場所へ。伸びた葉は戻らないので新しい葉を待つ
葉が赤茶色に染まり縮む光が強すぎる、乾きすぎレースカーテン越しへ戻し、水を通常に戻す
窓が白く濁る強光と乾燥が重なった遮光を強め、二週間ほどで透明感が戻るか見る
冬に葉が透けて柔らかい凍結溶けた葉を取り、五度以上の場所で乾かして春を待つ
夏に外葉から次々枯れる休眠中の自然な姿そのまま。秋に新葉が出れば問題ない

ハオルチアの置き場所を整えるのに使うもの

室内は、人が明るいと感じても植物には暗いことがほとんどです。光を足すか、置き場所を変えるかのどちらかです。

  • 植物育成ライト探す言葉「植物育成ライト 白色 クリップ」
    規格の目安
    白色(フルスペクトル)で、株から 30〜50cm に吊るせるもの。1 日 8〜12 時間。

    窓から離れた場所では、どの植物も徐々に間延びします。紫色のライトは効きますが、部屋の見た目が変わるので白色が現実的です。

  • レースカーテン探す言葉「レースカーテン 遮光 UV」
    規格の目安
    光を通すもの。遮光率の高すぎるものは逆効果です。

    夏の直射は、室内で育った葉を焼きます。外から入れたばかりの株ほど、一枚挟んで慣らします。

  • キャスター付き鉢台探す言葉「鉢 キャスター 台 室内」
    規格の目安
    耐荷重を土と水を含めた重さで見ます。8 号鉢で 10kg 前後。

    大きな鉢は動かせないと、季節に合わせて置き場所を変えられません。床の通気も良くなります。

  • 温湿度計探す言葉「温湿度計 デジタル 小型」
    規格の目安
    最低・最高を記録できるもの。

    窓際は日中と夜で 10℃ 以上違うことがあります。冬に葉を落とす原因は、たいてい夜の冷え込みです。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 窓辺に置けるなら、育成ライトは要りません。
  • 加湿器は植物のためだけには要りません。霧吹きとサーキュレーターで足りることが多いです。

ハオルチアの上手に育てるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はハオルチアの育て方にまとめています。

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