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エケベリアの水やり

エケベリアの水やり|葉にかけず株元へ、夏と冬は絞って根腐れを防ぐ

エケベリアの栽培イメージ

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春秋は土が乾いて数日後にたっぷり、夏と冬は月一〜二回に絞ります。ロゼットの中心に水をためないのが最大の要点です。

土の乾き具合を確かめてから決める

エケベリアは葉に水を蓄えるため、水切れよりも与えすぎで枯れることがはるかに多い植物です。表面が乾いただけでは中はまだ湿っているので、鉢の中まで乾いたことを確かめてから与えます。日数で決めず、毎回鉢を持ち上げたり竹串を挿したりして判断します。

鉢の重さで見る
水やり直後の重さを手で覚え、明らかに軽くなったら与えます。プラスチック鉢は乾きが遅いので、素焼き鉢より二〜三日長く待ちます。
竹串を挿す
鉢の縁に竹串を底近くまで挿して抜き、湿った色や土の付き方を見ます。乾いた色で土が付かなければ与えるころです。
下葉の張りを触って確かめる
外側の葉を指で軽く押して少しへこむなら水が減っています。硬く張っているなら急ぐ必要はありません。冬はこの葉のしわを目安に与えます。
中心の葉は触らない
ロゼットの中心や葉の表面を触ると、白い粉(葉を守る蝋の層)が取れて跡が残ります。触るのは外側の葉だけにします。

葉にかけず株元へ注ぐ

エケベリアの水やりで最も大切なのは、葉の上から水をかけないことです。ロゼットの中心に水がたまると、そこから腐って中心が抜けることがあります。また、葉の表面の白い粉が流れて見た目が悪くなります。注ぎ口の細いジョウロで、葉をよけて株元の土に注ぎます。

与えるときは鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。少量ずつ何度も与えると表面だけが湿って根が浅くなり、株が不安定になります。受け皿の水はすぐに捨てます。

細口のジョウロを使う
注ぎ口の細いジョウロか、先の細い水差しで葉の下に差し入れて注ぎます。霧吹きで葉全体を濡らす水やりはエケベリアには向きません。
中心にかかったら出す
中心に水がたまったら、鉢を傾けて出すか、ティッシュの角で吸い取ります。ブロワー(空気を吹き出す道具)で吹き飛ばすと粉が取れません。
朝か夕方に与える
真夏は日中の水やりを避け、日が落ちて涼しくなってから与えます。春秋は午前中に与え、夜までに表面が乾く状態にします。

季節ごとの間隔の目安

時期間隔の目安与え方
3月〜6月上旬土が乾いて三〜四日後、月に二〜三回生育期。鉢底から流れるまで
6月中旬〜7月中旬土が乾いてから、雨の合間に梅雨は軒下で乾かし気味に
7月下旬〜9月上旬月に一〜二回、涼しい夕方休眠期。土の半分が湿る程度に絞る
9月中旬〜11月土が乾いて三〜四日後、月に二〜三回生育期。徐々に減らして冬に備える
12月〜2月月に一回、暖かい日の午前中下葉にしわが寄ったら与える程度

表は三号鉢を屋外で管理した場合の目安です。小さな鉢ほど乾きが速く、室内で冬越しさせる株は暖房で乾くので、月二回程度まで増やしてかまいません。

夏は絞って根を守る

七月下旬から九月上旬はエケベリアの生育が止まり、この時期に春と同じ量を与えると根腐れになります。月に一〜二回、涼しくなった夕方に土の半分ほどが湿る量で止めます。下葉がしわしわになっても、多くは秋に涼しくなれば戻るので、心配して水を増やさないことが大切です。

猛暑日は与えない
最高気温が三十五度を超える日は、朝夕も土が熱くなっています。与えるなら気温が下がった日の夕方を待ちます。
夕方に鉢の周りを冷やす
水やりの代わりに鉢の周りの床に打ち水をすると、気化熱で鉢の温度が下がります。株にはかけません。
しわの程度で判断する
外側の葉が薄くしわが寄るだけなら問題ありません。中心の葉まで縮んでいるなら少量を与え、翌日に張りが戻るか確かめます。

冬は断水に近い管理

気温が十度を下回ると根の活動がほぼ止まり、湿った土は冷えて根を傷めます。関東平野部の十二月から二月は月一回程度に減らし、与える日は晴れた暖かい日の午前中を選びます。土が乾いているほど凍害を受けにくいので、寒波の予報が出たら三〜四日前から止めます。

量も減らす
冬は鉢底から流れるまでではなく、土の半分ほどが湿る量で止めます。翌日までに表面が乾く程度が目安です。
水温を室温に合わせる
冷たい水道水をそのまま与えると根が冷えます。汲み置きして室温に戻すか、手で触ってぬるいと感じる程度にしてから与えます。

水やりの失敗と戻し方

下葉が透けて柔らかくなり、株元を触ってぐらつくなら根腐れです。早めに鉢から抜き、腐った根を取り除いて乾かせば助かることが多いです。逆に葉全体にしわが寄って硬く縮んでいるなら水切れで、たっぷり与えれば一週間ほどで張りが戻ります。

症状考えられる原因手当て
下葉が透けて柔らかく、株がぐらつく根腐れ鉢から抜き、黒い根を切って三〜五日乾かしてから植え直す
葉全体にしわが寄り硬く縮む水切れ株元にたっぷり与え、一週間様子を見る
中心の葉が黒く抜ける中心に水がたまり腐った腐った部分を取り除いて乾かす。残った葉で葉挿し(葉を土に置いて増やす方法)に回す
葉の表面に水玉の跡や斑葉にかかった水で粉が落ちた戻らないが害はない。次から株元に注ぐ
葉が水浸しのように透けて垂れる凍害暖かい場所へ。透けた葉は枯れてから外す

エケベリアの水やりに使うもの

「何日おき」で決めると必ず外します。乾いたかどうかを見る道具と、鉢底から抜けるようにする道具に分けます。

数量は直径 24cm(8 号)の鉢 1 個を単位にしています。号数は直径 cm を 3 で割った数です。

  • 土壌水分計探す言葉「土壌水分計 観葉植物」
    規格の目安
    土に挿して読む針式。電池の要らないものが手軽です。

    表面の乾きと、鉢の中の乾きは一致しません。挿して確かめる習慣が付くと、やりすぎがなくなります。

  • 注ぎ口の細いジョウロ探す言葉「ジョウロ 室内 注ぎ口 細い」
    規格の目安
    容量 1〜2L。注ぎ口が細く長いもの。

    葉の間から株元へ差し込んで注げます。葉に水を溜めると、そこから腐る植物があります。

  • 受け皿探す言葉「鉢 受け皿 室内」
    規格の目安
    鉢底より一回り大きいもの。

    鉢底から抜けた水を受けるためのものです。**溜まった水はそのつど捨てます。** 溜めたままにするのが根腐れの典型です。

  • 霧吹き(葉水用)探す言葉「園芸 霧吹き 葉水」
    規格の目安
    300〜500ml。霧の細かいもの。

    水やりの代わりにはなりませんが、葉裏に当てるとハダニが付きにくくなります。乾燥する冬の室内で効きます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 自動給水器は、留守が続くときだけで十分です。日常は自分で見るほうが確実です。
  • 多肉植物には霧吹きは要りません。かえって蒸れの原因になります。

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