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アレカヤシの置き場所

アレカヤシの置き場所|明るい窓辺で葉を焼かず、暗さで薄くしない

アレカヤシの栽培イメージ

読むのに約 4

レース越しの明るい窓辺が基本です。直射で焼け、暗さで葉が薄くなるので、部屋の条件から置き場所を決めます。

部屋のどこに置くかを先に決める

アレカヤシは明るさをよく求めるヤシで、部屋の奥に置くと数か月で葉が細く薄くなります。一方で真夏の直射日光には弱く、葉が白く焼けます。まず自分の部屋のどこに置けそうかを下の表で確かめ、近い行から読み進めてください。

背丈が一メートルを超える株が多いので、動かしにくい前提で最初の置き場所を決めるのが大切です。エアコンの風が直接当たる場所は、葉先が乾いて茶色くなる原因になるため避けます。

置きたい場所のタイプ光の量向き不向き
南向きの窓辺、レースのカーテンあり十分最も向く。夏は窓から一歩離す
東向きの窓辺午前だけ強い向く。午後は明るい日陰になる
北向きの窓辺弱い育つが葉が薄くなりやすい
窓から二メートル以上の部屋の奥不足冬の一時避難だけにとどめる

目安は、日中に照明を消しても新聞の文字が楽に読める明るさです。それより暗いなら、光が足りていません。

レースのカーテン越しが基本

自生地のマダガスカルでは、森の木もれ日を受けて育ちます。日本の住宅なら、レースのカーテン越しの光がこれに近く、一年を通して置ける基準になります。ガラス越しの直射は思ったより強いので、カーテンなしの南窓は避けます。

窓から一メートル以内
レースのカーテンを閉めた窓から一メートル以内に置きます。二メートルを超えると明るさは半分以下に落ち、新しい葉が細くなります。
葉の向きで光の偏りを見る
葉が窓側にだけ傾いてきたら、光が片側に偏っています。二週間に一度、鉢を四分の一ほど回すと、株の形が崩れずに育ちます。
風の通り道を作る
窓を開けられる季節は、空気が動く場所に置きます。こもった空気はハダニを増やし、葉先を傷めます。扇風機の弱風を壁に向けて回すだけでも十分です。

直射日光は短時間でも葉を焼く

五月から九月の強い日ざしに直接当たると、葉の表面が白っぽく抜け、やがて茶色く枯れ込みます。焼けた部分は緑に戻らないので、焼く前に位置を動かすことが唯一の対策です。特に室内から急に屋外へ出したときに起きやすい傷みです。

夏は窓から離す
六月に入ったら、南や西の窓辺の株は窓から一メートルほど離すか、レースを二重にします。午後の西日は最も強いので、西向きの窓は特に注意します。
屋外に出すなら日陰から
ベランダに出すときは、まず一週間ほど完全な日陰に置き、次に朝日だけ当たる場所へ移します。いきなり日なたに出すと、一日で葉が焼けます。
焼けた葉は切り戻す
白く抜けた葉は戻りません。見た目が気になるなら、その小葉だけをはさみで斜めに切り取ります。葉全体が焼けたら、付け根から切って新葉を待ちます。

暗い場所では葉が薄く細くなる

光が足りないと、新しく出る葉が細く、色が薄くなります。茎が間のびして倒れやすくなるのも光不足のサインです。すぐには枯れませんが、じわじわと株が弱り、ハダニや根腐れに耐えられなくなります。

暗い部屋でどうしても育てたいなら、植物用の照明を一日八時間ほど当てる方法もあります。ただし照明だけで元気な株を保つのは難しいので、週に何日かは明るい窓辺へ移すのが現実的です。

新葉の幅で判断する
新しく開いた葉の小葉が、前の葉より明らかに細く色が薄いなら光不足です。置き場所を窓に一歩近づけて、次の葉で確かめます。
倒れる茎は光のせいが多い
茎がひょろりと伸びて倒れるときは、支柱で支えるより先に明るい場所へ移します。伸びた茎は戻らないので、新しい茎が育ったら古い茎を根元から切ります。

季節で置き場所を動かす

同じ窓辺でも、夏と冬では光の強さも温度も大きく変わります。下の表を目安に、年に二回から三回は置き場所を見直します。冬の窓辺は夜間に外気並みに冷えるので、日が落ちたら部屋の中央へ寄せる工夫が効きます。

時期置き場所注意すること
4〜5月レース越しの窓辺屋外へ出すなら日陰から慣らす
6〜9月窓から一メートル離す西日と締め切った部屋の高温を避ける
10〜11月窓辺へ戻す屋外の株は最低気温十五度で取り込む
12〜3月窓辺、夜は部屋の中央十度を下回る夜は窓から離す

葉先が茶色くなるときは置き場所を疑う

アレカヤシで最も多い悩みは葉先の茶色い枯れ込みです。原因は一つではなく、乾いた空気、エアコンの風、直射、根の傷みが重なって起きます。置き場所を変えるだけで止まることが多いので、水や肥料をいじる前に環境を見直します。

風が当たっていないか
エアコンや暖房の吹き出し口の風が当たると、葉先から水分が抜けて茶色くなります。風の直撃を避ける位置へ動かし、二週間ほど新しい傷みが出ないか見ます。
湿度が足りているか
冬の暖房中は湿度が三十パーセントを切ります。朝に葉の表と裏へ霧吹きをかけるか、加湿器の近くへ置くと、新しい葉先の枯れが減ります。
枯れた先だけを整える
茶色くなった葉先は、緑の部分を一ミリほど残して斜めに切ります。緑まで切り込むと、そこからまた茶色くなります。

置き場所を直しても新しい葉先が枯れ続けるなら、根が傷んでいます。水やりの解説を読んで、鉢の中の乾き具合を確かめてください。

アレカヤシの置き場所を整えるのに使うもの

室内は、人が明るいと感じても植物には暗いことがほとんどです。光を足すか、置き場所を変えるかのどちらかです。

  • 植物育成ライト探す言葉「植物育成ライト 白色 クリップ」
    規格の目安
    白色(フルスペクトル)で、株から 30〜50cm に吊るせるもの。1 日 8〜12 時間。

    窓から離れた場所では、どの植物も徐々に間延びします。紫色のライトは効きますが、部屋の見た目が変わるので白色が現実的です。

  • レースカーテン探す言葉「レースカーテン 遮光 UV」
    規格の目安
    光を通すもの。遮光率の高すぎるものは逆効果です。

    夏の直射は、室内で育った葉を焼きます。外から入れたばかりの株ほど、一枚挟んで慣らします。

  • キャスター付き鉢台探す言葉「鉢 キャスター 台 室内」
    規格の目安
    耐荷重を土と水を含めた重さで見ます。8 号鉢で 10kg 前後。

    大きな鉢は動かせないと、季節に合わせて置き場所を変えられません。床の通気も良くなります。

  • 温湿度計探す言葉「温湿度計 デジタル 小型」
    規格の目安
    最低・最高を記録できるもの。

    窓際は日中と夜で 10℃ 以上違うことがあります。冬に葉を落とす原因は、たいてい夜の冷え込みです。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 窓辺に置けるなら、育成ライトは要りません。
  • 加湿器は植物のためだけには要りません。霧吹きとサーキュレーターで足りることが多いです。

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