今の株の状態から手当てを決める
カラテアは他の観葉植物より乾燥に弱く、「土がすっかり乾いてから」の水やりでは葉が丸まって傷みます。とはいえ常に湿った土では根が腐ります。株の姿を見て、今どちらに寄っているかを判断してから水やりの間隔を調整します。
| 株の姿 | 考えられる原因 | 手当て |
|---|---|---|
| 葉が筒のように丸まる | 水切れ | すぐにたっぷり与え、半日で開くか見る |
| 葉先だけ茶色く乾く | 空気の乾燥か水道水の塩素 | 葉水を増やし、汲み置きの水に替える |
| 葉が黄色くなり柔らかく垂れる | 根腐れか寒さ | 水を止め、根を確かめる |
| 葉の縁が黄色く波打つ | 肥料の与えすぎか塩類の蓄積 | たっぷりの水で土を洗い流す |
季節ごとの間隔の目安
水やりの間隔は日数で決めず、土の表面が乾いたころに与えます。目安として春から秋は二〜四日に一回、冬は七〜十日に一回ですが、鉢の大きさと部屋の湿度で大きく変わります。与えるときは鉢底から流れるまでたっぷり与え、受け皿の水は捨てます。
| 時期 | 土の状態の目安 | 間隔 |
|---|---|---|
| 4〜6月 | 表面が乾いたら | 2〜3日に1回 |
| 7〜9月 | 表面が乾いたら。朝に | 1〜2日に1回 |
| 10〜11月 | 表面が乾いて1日おく | 3〜5日に1回 |
| 12〜3月 | 表面が乾いて2〜3日おく | 7〜10日に1回 |
冬でも暖房の効いた部屋では土の乾きが速くなります。表よりも指で触った土の湿りを優先します。
乾き具合の確かめ方
確かめ方に迷ったら、割り箸を土に刺して数分おき、抜いて湿りを見る方法もあります。先が湿って色が変わっていれば、まだ水は要りません。
- 指を第一関節まで入れる
- 土の表面から二〜三センチのところを触り、湿り気を感じなければ水やりの合図です。表面だけ乾いて中が湿っていることも多いので、必ず中まで確かめます。
- 鉢を持ち上げて重さを覚える
- 水やり直後の重さと、乾いたときの重さの差を手で覚えます。慣れると持ち上げるだけで判断でき、指で触るより早く分かります。
- 葉の動きを見る
- カラテアは朝に葉を開き、夜に立てる動きをします。日中なのに葉が立ったまま、あるいは丸まっているなら水が足りていません。
水の質と温度
カラテアは水道水の塩素やミネラルに敏感で、葉先が茶色く枯れる原因になります。汲み置きして一晩おいた水か、浄水器を通した水を使うと傷みが減ります。冬に冷たい水を与えると根が縮むので、室温になじませた水を使います。
- 水を一晩汲み置く
- ペットボトルやじょうろに水道水を入れ、蓋を開けたまま一晩おきます。塩素が抜けて葉先の傷みが減ります。
- 冬は室温の水を使う
- 冬は汲み置いた水を暖かい部屋に置き、二十度前後になじませてから与えます。冷たい水は根の働きを止め、葉が垂れる原因になります。
- 月に一度は土を洗う
- 肥料や水道水の塩分が土にたまると葉の縁が黄色くなります。月に一回、鉢底から水が透明に流れるまでたっぷり流して洗います。
雨水がためられるなら最も葉の傷みが少ない水です。ただし夏の雨水は数日で腐るので、ためてから三日以内に使います。
葉水で湿度を補う
葉水は土への水やりの代わりにはなりませんが、葉のまわりの湿度を上げ、ハダニを防ぐ効果があります。朝に霧吹きで葉の表と裏を軽く濡らし、夕方までに乾く程度にとどめます。冬の暖房の効いた部屋では、葉水の有無で葉先の枯れ方がはっきり変わります。
葉水のあとに葉の表面に白い跡が残るなら、水道水のミネラルです。汲み置きの水か浄水を霧吹きに使うと跡が減り、見た目もきれいに保てます。
- 朝に葉の裏まで吹く
- 霧吹きを葉から二十センチほど離し、表と裏に細かい霧をかけます。ハダニは葉の裏につくので裏を重点にします。
- 夜は吹かない
- 夜に水滴が残ると葉に斑点の病気が出やすくなります。日没後は葉水を控え、湿度が欲しいなら加湿器を使います。
- 冬は回数を増やす
- 暖房で乾く冬は、土への水やりを減らす代わりに葉水を毎朝行います。水やりと葉水は別の役割だと考えます。
根腐れしたときの立て直し
葉が黄色く柔らかくなり、土が乾かず嫌なにおいがするときは根腐れです。水を止めるだけでは戻らないので、鉢から抜いて傷んだ根を取り除き、新しい土に植え直します。適期は五月から九月で、冬に根腐れしたときは最小限の処置にとどめて春を待ちます。
- 鉢から抜いて根を見る
- 健康な根は白く張りがあり、腐った根は茶色で指でつまむと崩れます。崩れる根はすべて切り取り、古い土も落とします。
- 新しい土に植える
- 水はけのよい観葉植物用の土に植え、鉢は一回り小さくします。根が減っているので大きな鉢では土が乾かず再発します。
- 明るい日陰で乾かし気味に
- 植え直してから二週間は水を控えめにし、新しい葉が動き出したら通常の間隔に戻します。葉水で葉の乾きを補います。
カラテアの水やりに使うもの
「何日おき」で決めると必ず外します。乾いたかどうかを見る道具と、鉢底から抜けるようにする道具に分けます。
数量は直径 24cm(8 号)の鉢 1 個を単位にしています。号数は直径 cm を 3 で割った数です。
- 土壌水分計探す言葉「土壌水分計 観葉植物」
- 規格の目安
- 土に挿して読む針式。電池の要らないものが手軽です。
表面の乾きと、鉢の中の乾きは一致しません。挿して確かめる習慣が付くと、やりすぎがなくなります。
- 注ぎ口の細いジョウロ探す言葉「ジョウロ 室内 注ぎ口 細い」
- 規格の目安
- 容量 1〜2L。注ぎ口が細く長いもの。
葉の間から株元へ差し込んで注げます。葉に水を溜めると、そこから腐る植物があります。
- 受け皿探す言葉「鉢 受け皿 室内」
- 規格の目安
- 鉢底より一回り大きいもの。
鉢底から抜けた水を受けるためのものです。**溜まった水はそのつど捨てます。** 溜めたままにするのが根腐れの典型です。
- 霧吹き(葉水用)探す言葉「園芸 霧吹き 葉水」
- 規格の目安
- 300〜500ml。霧の細かいもの。
水やりの代わりにはなりませんが、葉裏に当てるとハダニが付きにくくなります。乾燥する冬の室内で効きます。
- 自動給水器は、留守が続くときだけで十分です。日常は自分で見るほうが確実です。
- 多肉植物には霧吹きは要りません。かえって蒸れの原因になります。
カラテアの上手に育てるコツは作物ページに
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