花が咲く条件を最初に確かめる
カリブラコアは日当たりを好み、一日五時間以上日が当たる場所で最もよく咲きます。開花に適した温度は十五度から二十五度で、真夏の高温期は一時的に花が減り、涼しくなる九月から再び盛り返します。咲かない原因は日照不足、肥料切れ、切り戻し不足のどれかであることがほとんどです。
花色が多く、一株でも色が複数出る品種や、花に模様が入る品種があります。高温期に色が薄くなるのは正常で、秋になると本来の色に戻ります。
| 状態 | 考えられる原因 | 対応 |
|---|---|---|
| つぼみが付かず枝ばかり伸びる | 日照不足・肥料過多 | 日当たりへ移し、肥料を控える |
| 花が小さく色が薄い | 肥料切れ・高温 | 液体肥料を規定濃度に、秋を待つ |
| 株の中心に花がなく枝先だけ | 切り戻し不足 | 枝を三分の一切り戻す |
| 七〜八月に花が減る | 高温で休んでいる | 正常。涼しい場所で秋を待つ |
摘心で枝数を増やす
摘心(茎の先端を摘んで枝数を増やす作業)は、植え付けて活着した後、枝が伸び始めたころに行います。先端を摘むと下の葉の付け根から二本以上の枝が出て、株がこんもりします。すでに枝が多い苗なら一回で足り、一本立ちの苗なら二回行います。
摘心のたびに開花は二週間ほど遅れます。早く花を見たいなら一回だけにし、こんもりした姿を優先するなら二回行うと決めてから始めると迷いません。
- 活着したら一回目
- 植え付け後に新しい葉が動き出したら、各枝の先端を一〜二節分摘みます。つぼみが付いていても構わず摘みます。
- 伸びた枝を二回目に摘む
- 一回目で出た枝が五センチほど伸びたら、その先端も摘みます。二回で株の骨格ができ、五月中旬から花が上がります。
- つぼみが多くなったら止める
- 枝全体につぼみが見え始めたら摘心を止めて咲かせます。摘心を続けると開花が遅れます。
摘んだ枝先は挿し芽に使えます。五月の摘心なら、そのまま挿し床に挿しておくと予備の株になります。
切り戻しで花を途切れさせない
咲き続けるうちに枝が伸びて、株の中心に花がなく枝先だけで咲く姿になります。これが切り戻しの合図です。伸びた枝を三分の一から半分の長さに切ると、下の葉の付け根から新しい枝が出て、二〜三週間で再び全体に花が付きます。
株全体を一度に切ると花のない期間ができます。株の半分ずつ二回に分けて切るか、伸びた枝だけを順に切ると、花を切らさずに姿を整えられます。切る位置は葉の付け根の少し上で、葉のない枝の途中で切ると芽が出にくいです。
切り戻しの後は液体肥料を規定の倍に薄めて与え、新しい枝を促します。切った直後に日差しが強いと残った葉が焼けることがあるので、二〜三日は明るい日陰に置くと安心です。
- 中心が薄くなったら
- 株の中心に花がなくなり、枝先だけで咲くようになったら切り戻します。満開のうちに切る必要はありません。
- 葉の付け根の上で切る
- 枝をたどって、残したい高さに近い葉の付け根の少し上で切ります。葉があればそこから新しい枝が出ます。
- 半分ずつ二回に分ける
- 株の右半分を切って二週間後に左半分を切ると、常にどちらかが咲いている状態を保てます。
品種による咲き方と仕立ての違い
カリブラコアには、枝が垂れ下がる這い性と、こんもりまとまる立ち性、その中間があります。這い性は吊り鉢や高い位置の鉢で枝を垂らすと見栄えがし、立ち性は普通の鉢やプランターで整った姿になります。八重咲きは花が長持ちしますが花数は一重より少なめです。
品種名の札に「這い性」「立ち性」「ダブル」などの表記があれば目安になります。札がなければ、苗の枝が横に寝ているか立っているかで判断してください。
| タイプ | 特徴 | 向く仕立て |
|---|---|---|
| 這い性 | 枝が長く垂れる、花数が多い | 吊り鉢、花壇の縁 |
| 立ち性 | こんもり丸くまとまる | 五〜六号鉢、寄せ植え |
| 八重咲き | 花が長持ち、種ができにくい | 鉢植え、花がら摘みを減らせる |
| 小輪多花 | 花は小さいが数で見せる | プランター、寄せ植えの脇役 |
咲かないときの切り分けと直し方
花が止まったら、時期・日照・肥料・切り戻しの順に確かめます。真夏は休む時期なので待てば戻ります。春秋に咲かないなら日照と肥料の見直しが先で、それでも咲かないなら枝が伸びすぎているので切り戻します。
植えて二年目以降の株は、根元が木質化して花が枝先にしか付かなくなります。秋に挿し芽で若い株を作り、翌春に世代交代させるのが確実な立て直しです。
- 時期を確かめる
- 七〜八月と冬は咲かなくて正常です。それ以外の時期に咲かないなら次の項目へ進みます。
- 日照と肥料を見る
- 一日五時間以上日が当たっているか、週一回の液体肥料を続けているかを確かめます。どちらかが欠けていたら直します。
- 枝の状態を見る
- 枝が長く伸びて葉が枝先だけなら切り戻します。根元が木のように固い古株なら挿し芽で更新します。
カリブラコアの花を咲かせ続けるのに使うもの
つぼみが上がってからやることは決まっています。摘む・支える・足す、の 3 つです。
- 液体肥料(リン酸多め)探す言葉「液体肥料 開花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。N-P-K の真ん中(P)の数字が高いもの。
つぼみを作る時期はリン酸が要ります。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり伸びて花が上がりません。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。
種を作らせないことが、次の花を咲かせる条件です。花の下の節まで切り戻すのが基本です。
- 支柱(草花用)探す言葉「園芸支柱 草花 リング」
- 規格の目安
- 直径 8mm・長さ 90〜150cm の細い支柱か、株ごと囲むリング支柱。
花の重みで倒れると、そこから茎が折れます。咲いてから立てるのでは間に合わないので、つぼみのうちに。
- 誘引用の麻ひも探す言葉「麻ひも 園芸 誘引」
- 規格の目安
- 太さ 2mm 前後。目立たない色のもの。
きつく縛ると茎が食い込みます。8 の字にゆるく掛けて、茎が太る余地を残します。
- 開花促進剤は、肥料と日当たりが足りているなら急ぎません。
- リング支柱がなくても、細い支柱 3 本を株の周りに立てて麻ひもで囲めば同じことができます。
カリブラコアの長く咲かせるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はカリブラコアの育て方にまとめています。
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