花が開く条件を知る
ガザニアの花は日が当たっているときだけ開き、曇りの日や夕方、雨の日は閉じます。これは病気ではなく品種の性質なので、閉じていても心配はいりません。ただし一日中閉じたままの日が続くなら、置き場所の日照が足りていない合図です。一日五時間以上、できれば六時間の直射日光が当たる場所で育てると、花数が目に見えて増えます。
| 場面 | 花の状態 | 判断 |
|---|---|---|
| 晴れた日の昼 | 大きく開く | 正常 |
| 曇りや雨の日 | 閉じている | 正常、翌日の晴れで開く |
| 朝と夕方 | 半開きか閉じる | 正常 |
| 晴れた昼でも閉じたまま | 開かない | 日照不足か株の弱り |
| 晴れた昼に開かず花弁が茶色 | 傷んでいる | 花がらとして摘む |
最近の品種には曇りでも開きやすい系統があります。ベランダの向きで日照が短いなら、そうした品種を選ぶと楽しめる時間が長くなります。
花がら摘みの手順
花は一輪が五日から一週間ほど咲き、終わると花弁が閉じて茶色くなります。放置すると綿毛の付いた種ができて株が疲れ、次の花が遅れます。花弁が閉じたまま二日以上開かなくなったら、花茎を株元近くまでたどって切り取ります。花だけを摘むと花茎が残って見苦しく、腐りの入口になります。
- 終わった花を見分ける
- 晴れた昼にも開かず、花弁の縁が茶色くなっていたら終わりです。曇りで閉じているだけの花と区別するため、晴れた日に判断します。
- 花茎を付け根で切る
- 花茎を株元までたどり、葉の付け根のすぐ上でははさみで切ります。手で引くと株元の葉ごと外れることがあります。
- 種を作らせない
- 花のあとに綿毛が見え始めていたら、すぐに切り取ります。種を作らせないことが次の花を早く上げる一番の近道です。
- 週に二回見回る
- 花の数が多い時期は週に二回、株を回して終わった花を探します。摘んだ花がらは株元に落とさず片付けます。
花が減ったときの切り戻し
春の花が一段落して株が乱れてきたら、六月に外側へ広がった茎を三分の一ほど切り戻します。株の中心の新しい葉を残せば、一か月ほどで新しい葉と花茎が上がります。株が古くなって中心が木質化し、葉が外側にしか付かなくなったら、株分けか挿し芽で更新する時期です。
- 外側の茎を選ぶ
- 株の外側に伸びて葉がまばらになった茎を選びます。中心の締まった新しい葉は残します。
- 葉のある位置で切る
- 茎の途中、葉が付いている位置の少し上で切ります。葉のない木質化した部分で切ると芽が出ません。
- 切ったら追肥
- 切り戻しの翌日に追肥(育ちの途中で足す肥料)として液体肥料を与えます。二週間ほどで新しい葉が動き出します。
花が咲かないときの原因と直し方
葉ばかり茂って花が来ないときは、まず日照を疑います。一日三時間以下しか日が当たらない場所では、葉は育っても花芽ができません。次に多いのが窒素過多で、葉が大きく軟らかいなら肥料の種類を見直します。真夏は暑さで一時的に花が止まりますが、九月に涼しくなれば自然に戻るので待ってください。
| 症状 | 考えられる原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 葉が茂るが花が来ない | 日照不足 | 一日5時間以上日が当たる場所へ |
| 葉が大きく軟らかい | 窒素過多 | 肥料を止め、リン酸の多いものに替える |
| 真夏に花が止まる | 暑さによる休み | 9月まで待つ、葉を透かして蒸れを防ぐ |
| つぼみが茶色くなって落ちる | 水切れか虫 | つぼみを割って確かめる |
| 花が小さくなる | 肥料切れか根詰まり | 液肥を与える、鉢なら植え替え |
花色と品種の選び方
ガザニアの花色は黄、橙、赤、桃、白に加え、花弁の付け根に黒や茶の模様が入る品種が多く、一株ごとに表情が違います。花の直径が八センチを超える大輪の系統と、五センチ前後で花数の多い系統があり、鉢植えなら小輪多花、花壇なら大輪が映えます。宿根性の強い系統は夏越しと冬越しがしやすく、一年草扱いの系統は花期が長い代わりに株の寿命が短い傾向です。
| 系統 | 特徴 | 向く使い方 |
|---|---|---|
| 大輪系 | 花径8センチ以上、模様がはっきり | 花壇の前列、単植 |
| 小輪多花系 | 花径5センチ前後、次々咲く | 鉢植え、寄せ植え |
| 宿根性の強い系統 | 夏越し冬越しに強い | 毎年育てたい人向き |
| 曇天開花系 | 曇りでも開きやすい | 日照時間の短いベランダ |
花を長く楽しむ置き場所
開花中は、一日中日が当たり、雨が直接当たらない場所が理想です。花弁に雨が当たると閉じたまま傷むので、梅雨は鉢を軒下の日向に置きます。室内で観賞する場合は、日が当たらないと花が閉じてしまうため、日中は窓辺に置き、飾るのは夜だけにするのが現実的です。
- 雨の当たらない日向
- 軒下やベランダの内側で、南か西に開けた場所を選びます。日照が五時間を切る場所では花が減ります。
- 鉢を回して偏りを防ぐ
- 鉢植えは週に一度、鉢を半回転させます。同じ向きだと日の当たる側だけに花が偏り、反対側の葉が伸びます。
ガザニアの花を咲かせ続けるのに使うもの
つぼみが上がってからやることは決まっています。摘む・支える・足す、の 3 つです。
- 液体肥料(リン酸多め)探す言葉「液体肥料 開花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。N-P-K の真ん中(P)の数字が高いもの。
つぼみを作る時期はリン酸が要ります。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり伸びて花が上がりません。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。
種を作らせないことが、次の花を咲かせる条件です。花の下の節まで切り戻すのが基本です。
- 支柱(草花用)探す言葉「園芸支柱 草花 リング」
- 規格の目安
- 直径 8mm・長さ 90〜150cm の細い支柱か、株ごと囲むリング支柱。
花の重みで倒れると、そこから茎が折れます。咲いてから立てるのでは間に合わないので、つぼみのうちに。
- 誘引用の麻ひも探す言葉「麻ひも 園芸 誘引」
- 規格の目安
- 太さ 2mm 前後。目立たない色のもの。
きつく縛ると茎が食い込みます。8 の字にゆるく掛けて、茎が太る余地を残します。
- 開花促進剤は、肥料と日当たりが足りているなら急ぎません。
- リング支柱がなくても、細い支柱 3 本を株の周りに立てて麻ひもで囲めば同じことができます。
ガザニアの長く咲かせるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はガザニアの育て方にまとめています。
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