水やりは土と葉で判断する
ガザニアは南アフリカの乾いた草原が原産で、葉の裏の白い綿毛で乾燥に耐えます。水やりは土の表面が乾いてから二、三日待ち、鉢底から流れるまでたっぷり与えます。葉がわずかにしおれて外側に垂れたころが、ちょうどよい水やりの合図です。毎日水を与えると根が呼吸できず、株元から腐ります。
| 時期 | 水やりの目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 3月〜5月 | 表面が乾いて2日後、週に1〜2回 | 花が増えると乾きが早まる |
| 6月〜7月 (梅雨) | 雨に任せて与えない | 鉢は軒下へ、過湿を避ける |
| 7月下旬〜9月 | 朝に1回、鉢は2日に1回 | 昼の水やりは根を傷める |
| 10月〜11月 | 表面が乾いて2〜3日後 | 秋の花に向けてやや控えめ |
| 12月〜2月 | 10日に1回程度、暖かい日の午前 | 凍る夕方以降は与えない |
株元を濡らさない与え方
水は株の中心に注がず、株元の土に与えます。ロゼット状に葉が重なる中心に水がたまると、そこから腐って株全体がだめになります。花に水がかかると花弁が傷んで閉じたままになるので、開花中はとくに株元だけを狙ってください。
- 指で乾きを確かめる
- 土に指を二センチ差し込み、湿り気がなければ水やりの合図です。表面が乾いていても中が湿っているうちは待ちます。
- 株元にゆっくり注ぐ
- ジョウロの先を葉の下に差し入れ、株の中心を避けて土に注ぎます。鉢底から流れるまで与え、受け皿の水は捨てます。
- 午前中に済ませる
- 水やりは午前中に行い、夕方までに株元が乾く状態にします。夜まで湿っていると灰色かびが出やすくなります。
- 梅雨は雨を避ける
- 鉢は梅雨の間だけ軒下へ移し、長雨に当てません。露地は株元に軽石を敷いて、泥はねと過湿を減らします。
追肥の種類と回数
ガザニアは肥料が少なくても育ちますが、春から秋まで咲き続けさせるには追肥(育ちの途中で足す肥料)が要ります。三月から六月と九月から十一月の生育期に、緩効性の粒状肥料を月に一回、または液体肥料を二週間に一回与えます。真夏と真冬は根が休むので与えず、窒素の多い肥料は葉ばかり茂って花が減るので避けます。
| 時期 | 肥料の種類 | 回数 |
|---|---|---|
| 3月〜6月 | 緩効性の粒状肥料か液体肥料 | 粒は月1回、液肥は2週間に1回 |
| 7月〜8月 | なし | 暑さで根が休むので与えない |
| 9月〜11月 | リン酸の多い液体肥料 | 2週間に1回 |
| 12月〜2月 | なし | 休眠期なので与えない |
元肥(植え付けのときに土へ混ぜておく肥料)は規定量の半分で十分です。多いと株が軟らかく育って夏に腐ります。
葉の姿で過不足を見分ける
健康なガザニアの葉は厚く、表は濃い緑で裏は白い綿毛に覆われ、株元から放射状に広がります。下葉から黄ばんで新しい葉が小さくなるなら肥料不足、葉が大きく軟らかくて花が減るなら肥料過多か日照不足です。花の直径が以前より小さくなったら、肥料が切れかけている合図です。
- 新しい葉の大きさを比べる
- 最新の葉が前の葉より小さいなら肥料不足です。液体肥料を一回与え、二週間後の葉で改善を確かめます。
- 軟らかく茂ったら止める
- 葉が大きく軟らかくなって花が減ったら、追肥を一か月止めて日向に移します。締まった葉に戻れば再開します。
- 下葉は早めに取る
- 黄ばんだ下葉や枯れ葉は付け根から取り、株元に風を通します。残しておくとかびと虫の温床になります。
夏越しと風通し
ガザニアは暑さそのものには強いのですが、日本の梅雨と夏の蒸れが苦手です。六月に込み合った葉を間引き、七月には花がらと枯れ葉を取って株元に風を通します。鉢は雨の当たらない日当たりに置き、露地は株元に軽石やバークチップを敷いて泥はねを防ぐと、夏越しの成功率が上がります。
- 六月に葉を透かす
- 重なった下葉と枯れ葉を取り、株の中心に光と風が入るようにします。株が大きく広がりすぎていれば外側の葉を三分の一ほど取ります。
- 七月は花がらと枯れ葉
- 終わった花は茎の付け根で切り、枯れた葉は取ります。株元にたまった落ち葉も掃除して湿気をためません。
- 鉢は雨を避けた日向へ
- 軒下やベランダの内側など、雨が当たらず日が当たる場所に置きます。日陰に入れると花が咲かなくなります。
うまく育たないときの切り分け
ガザニアの不調のほとんどは、水のやりすぎか日照不足です。まず土の湿り、次に日当たり、最後に肥料の履歴という順で疑うと原因が絞れます。株元が黒ずんでやわらかくなっていたら手遅れに近いので、健全な外側の株を切り分けて挿し芽で残すことも考えてください。
| 症状 | まず疑う原因 | 戻し方 |
|---|---|---|
| 下葉から黄ばんで枯れ上がる | 水のやりすぎ、風通し不足 | 水を控え、葉を透かす |
| 葉が軟らかく茂って花が減る | 日照不足か肥料過多 | 日向へ移し、肥料を止める |
| 花が小さく数が減る | 肥料切れ | 液肥を2週間に1回 |
| 株元が黒くやわらかい | 過湿で茎が腐る | 健全な部分を挿し芽で残す |
| 夏に葉が茶色く枯れる | 蒸れ | 葉を透かし雨を避ける |
ガザニアの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
ガザニアの長く咲かせるコツは作物ページに
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