定植の時期と株間
本葉が五、六枚になり、根がポットの底に回ったら定植の時期です。春まきなら五月中旬、秋まきなら本葉が出そろった十一月上旬か、霜を避けて翌三月に植えます。日当たりと水はけのよい場所に、株間二十から二十五センチで浅めに植えます。ロゼット状に横へ広がるので、詰めすぎると葉が重なって蒸れます。
| 作型 | 定植の時期 | 株間と場所 |
|---|---|---|
| 春まき | 5月中旬〜6月上旬 | 株間20〜25センチ、日向 |
| 秋まき | 11月上旬 (暖地) か翌3月 | 株間25センチ、軒下か霜よけ |
| 鉢植え | 本葉5〜6枚になったら | 5号鉢に1株、素焼き鉢が向く |
種まきの手順
種は細長く綿毛が付いているので、一粒ずつつまんでまけます。育苗ポットか浅い箱に種まき用土を入れ、二、三粒ずつ点まきします。種は光を嫌うので、五ミリほど土をかぶせて軽く押さえる(転圧という)。まいたあとは霧吹きかジョウロの細かい水で、種が流れないようにたっぷり湿らせます。
用土を湿らせておく
三号ポットに種まき用土を八分目まで入れ、先に水をかけて全体を湿らせます。乾いた土に種をまいてから水をかけると種が浮きます。
二、三粒ずつ点まき
指で浅いくぼみを作り、種を二、三粒置きます。綿毛は付いたままで構いません。粒どうしは一センチほど離します。
五ミリ土をかぶせる
種が見えなくなる程度、五ミリほど土をかぶせて手のひらで軽く押さえます。厚くかぶせると発芽が遅れ、薄いと乾いて発芽しません。
発芽まで乾かさない
新聞紙をかけて明るい日陰に置き、土の表面が乾いたら霧吹きで湿らせます。七日から十四日で芽が出ます。
覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。
苗を買う場合の選び方
種からが面倒なら、四月から五月と九月から十月に園芸店に並ぶポット苗を使います。葉が厚く光沢があり、株元が締まって葉が放射状に広がっているものがよい苗です。花が咲いている苗は色を確かめられる利点がありますが、つぼみが多い苗のほうが植えてからよく育ちます。
- 葉の厚みと色を見る
- 葉が厚く、表が濃い緑で裏が白い綿毛に覆われているものを選びます。葉が薄く黄ばんだ苗は根が傷んでいます。
- 株元を触って確かめる
- 株元をつまんで揺すり、ぐらつかないものを選びます。底穴から白い根が見えていれば根が張っています。
- 花色は品種名で確かめる
- 花色は品種によって黄、橙、赤、桃、白と幅があり、咲かないと分かりません。ラベルの品種名と写真で選びます。
発芽しないときの原因と直し方
二週間たっても芽が出ないときは、温度、水、覆土の厚さのどれかが原因です。指で土を掘って種を見つけ、ふくらんで割れかけていれば温度が足りないだけなので、暖かい場所へ移して待ちます。種がぶよぶよなら過湿で腐っているので、まき直します。
| 状態 | 考えられる原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 種が固いまま変化なし | 温度不足 (15度以下) | 暖かい場所へ移し2週間待つ |
| 種がやわらかく腐る | 過湿、古い種 | 新しい種で乾き気味にまき直す |
| 芽が出たあと倒れて枯れる | 日照不足で徒長、立ち枯れ | 日向へ、水を控えめに |
| 発芽がまばら | 覆土が厚い、乾燥 | 薄くかぶせ、発芽まで湿らせる |
種は乾いた冷暗所で保存すれば翌年も使えますが、発芽率は下がります。古い種は多めにまいてください。
発芽後の管理と間引き
芽が出たら新聞紙を外し、すぐに日当たりのよい場所へ移します。暗い場所に置いたままだと茎が徒長(光が足りず茎がひょろ長く伸びること)して倒れます。本葉が二枚になったら、一ポットに一本を残して間引きます。残すのは葉が厚くて茎が太く、株元がしっかりしたものです。
- 発芽したら日向へ
- 芽が出そろったら覆いを外し、一日五時間以上日が当たる場所に移します。室内なら南向きの窓辺で、毎日鉢を回して偏りを防ぎます。
- 本葉二枚で一本に
- 本葉が二枚出たら、生育のよい一本を残して他ははさみで根元から切ります。引き抜くと残す苗の根を傷めます。
- 本葉四枚で薄い液肥
- 本葉が四枚になったら、規定の倍に薄めた液体肥料を週に一回与えます。濃い肥料は細い根を傷めます。
- 水は乾いてから
- 土の表面が白く乾いてから、ポットの底から流れるまで与えます。常に湿っていると苗が腐るので、乾き気味を保ちます。
春まきか秋まきかを決める
ガザニアの種まきは、三月下旬から四月の春まきと、九月中旬から十月上旬の秋まきの二通りです。春まきは六月から咲き始めて手軽ですが、秋まきのほうが株が大きく育って翌春に花数が多くなります。ただし秋まきは冬の間の霜よけが要るので、関東平野部で軒下や簡易温室がない場合は春まきが無難です。
発芽の適温は二十度前後で、十五度を下回ると発芽がそろわず、二十五度を超えると発芽率が落ちます。気温の目安は、日中に窓を開けて過ごせる程度と考えてください。
| 作型 | 種まきの時期 | 開花と特徴 |
|---|---|---|
| 春まき | 3月下旬〜4月 | 6月から開花、霜よけ不要で手軽 |
| 秋まき | 9月中旬〜10月上旬 | 翌年4月から開花、株が大きく花数が多い |
| 室内で早まき | 2月下旬〜3月 | 5月から開花、暖かい窓辺で育苗 |
種は発芽率がやや低めで、袋に書かれた粒数より多めにまいて、よい苗を選ぶつもりで始めると失敗が減ります。
ガザニアの種まきでよくある質問
ガザニアの種はいつまく?
本葉が五、六枚になり、根がポットの底に回ったら定植の時期です。春まきなら五月…。地域、品種、その年の気温で前後するため、本文の適期も確認してください。
ガザニアの種はどうやってまく?
点まき / 育苗が目安です。種の性質に合わせた覆土と、発芽までの水分管理が大切です。
ガザニアの種は何cmの深さにまく?
種の大きさや好光性・嫌光性によって異なります。本文の覆土の目安と、購入した種袋の表示を優先してください。
ガザニアの種まき後は毎日水やりする?
回数ではなく土の乾き具合で判断します。発芽までは表土を乾かさず、過湿で水がたまる状態は避けます。
ガザニアは何日で発芽する?
発芽日数は地温と品種で変わります。種袋の目安を確認し、適温と水分を保って待ちます。
ガザニアの間引きはいつする?
葉が触れ合い始めた段階で、生育の良い株を残しながら数回に分けます。詳しい段階は本文で確認してください。
ガザニアの種まきに使うもの
草花の種は野菜より小さいものが多く、覆土の厚さで発芽が決まります。光を好む種はほとんど土をかけません。
- 種まき用土探す言葉「種まき培土 細粒」
- 規格の目安
- 粒径 2〜3mm の細かいもの。肥料分の少ないもの。
- 数量の目安
- セルトレイ 128 穴 1 枚で約 2L。
粗い土だと、細かい種が粒の隙間に落ちて深く埋まってしまいます。
- 霧吹き(ハンドスプレー)探す言葉「園芸 霧吹き 大容量」
- 規格の目安
- 500ml〜1L。霧の細かいもの。
好光性の種は土をかけないので、ジョウロだと流れます。発芽まではすべて霧で与えます。
- セルトレイ・浅鉢探す言葉「セルトレイ 育苗 128穴」
- 規格の目安
- 128 穴のセルトレイか、深さ 5cm 前後の浅い育苗箱。
種が小さいほど深い容器は要りません。浅いほうが土が乾きすぎず、温度も上がりやすくなります。
- 園芸ラベル探す言葉「園芸 ラベル 差し込み」
- 規格の目安
- 差し込み式、長さ 10cm 前後。
草花は発芽まで 2 週間以上かかるものもあります。まいた日を書いておかないと、待つか諦めるかを判断できません。
- 種が大きい草花なら、ポットに直接まけばセルトレイは要りません。
- 温室やヒーターマットは、暖かい時期にまくなら要りません。
ガザニアの長く咲かせるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はガザニアの育て方にまとめています。
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