今の株の状態から次の手を決める
グズマニアの苞は三〜六か月かけてゆっくり色あせ、その後親株は子株を残して枯れていきます。これは病気ではなく、この植物の一生の流れです。苞の状態と子株の有無で、今やることが変わります。
| 株の状態 | 判断 | やること |
|---|---|---|
| 苞が色づいて張りがある | 花の盛り | 明るい場所で通常の管理 |
| 苞の先が茶色くなり始めた | 花の終わりの入口 | 苞はまだ切らず、子株が出るのを待つ |
| 苞が全体に茶色く、根元に子株 | 子株の育成期 | 苞を切り、子株を親の三分の一まで育てる |
| 親の葉が枯れ、子株が親の半分の大きさ | 株分けの適期 | 子株を外して植える |
苞を切る時期
苞が茶色くなっても、すぐに切る必要はありません。苞が残っている間は親株が養分を子株に送り続けるので、見た目が気にならなければそのままにします。全体が茶色く乾いたころに、苞の茎を根元近くで切ります。切っても親株が枯れるのが早まることはありません。
- 全体が茶色くなるまで待つ
- 苞の一部が茶色いだけなら、まだ養分を送っています。全体が乾いて色が抜けたら切りどきです。
- 茎を根元近くで切る
- 清潔なはさみで苞の茎を、葉の筒の底に近いところで切ります。切り口に水がたまらないよう、切ったあとは筒の水を減らします。
- 親株の葉はそのまま残す
- 親株の葉は子株に養分を送る役割があるので、枯れて茶色くなった葉だけを外側から順に取ります。
子株を育てる
苞が終わるころ、親株の根元から一〜三本の子株が出ます。親株につけたまま、親の三分の一から半分の大きさになるまで育てるのが目安で、三〜六か月かかります。この間は親株の筒ではなく、子株の筒と葉に霧吹きで水を与えます。
- 子株の筒に水を入れる
- 子株にも小さな筒ができます。親株の筒は減らし、子株の筒に少量の水を入れて、週に一回入れ替えます。
- 薄い肥料を霧吹きで
- 春から秋は液体肥料を規定の倍以上に薄め、月に一〜二回、子株の葉に霧吹きで与えます。土に濃い肥料を入れると根が傷みます。
- 親株の枯れた葉を外す
- 親株の葉が茶色くなったら外側から取り、子株に光が当たるようにします。緑の葉は無理に取りません。
子株を外して植える
子株が親の半分の大きさになり、根元に短い根が見えたら外します。適期は五月から八月で、最低気温が十五度を超える時期です。外した子株は小さい鉢に水はけのよい土で植え、筒に水を入れて明るい日陰で管理します。
- 親株ごと鉢から抜く
- 鉢から親株を抜いて土を落とし、子株の付け根を確かめます。根が見えていれば根ごと、見えなくても葉が五枚以上あれば外せます。
- 付け根で切り離す
- 清潔なナイフで子株を親株の付け根から切り離します。ちぎると子株の芯が傷むので、必ず刃物で切ります。
- 小さい鉢に植える
- 三〜四号の鉢に水苔か観葉植物用の土とパーライトを半々にした土で植え、株がぐらつくなら割り箸などで支えます。
- 筒に水を入れて管理する
- 植えたあと筒に少し水を入れ、風の当たらない明るい日陰に置きます。土への水やりは表面が乾いてからにします。
次の花を咲かせる
外した子株は一〜三年で親と同じ大きさになり、条件がそろえば苞を出します。開花には株が十分な大きさになることと、明るい場所で育つことが要ります。なかなか咲かないときは、リンゴを使って花芽を促す方法があります。
- 株を十分に育てる
- 葉が十枚以上、幅が二十センチ以上になるまで明るい場所で育てます。小さいうちは何をしても咲きません。
- リンゴで花芽を促す
- 筒の水を空にし、株とリンゴ一個を透明な袋に入れて口を閉じ、明るい日陰に一〜二週間置きます。リンゴから出るガスが花芽を促します。
- 袋を外して通常の管理へ
- 袋を外して筒に水を入れ、いつもの管理に戻します。うまくいけば一〜三か月後に株の中心が色づき始めます。
リンゴを使う方法は五〜九月の暖かい時期に行います。株が小さいうちに行うと小さな苞しか出ないので、大きさを優先します。
子株が出ない・枯れるときの原因
苞が終わって三か月たっても子株が出ないときは、親株が弱っているか、置き場所が暗すぎることが多いです。子株が出たのに黄色くなって枯れるなら、水のやりすぎか寒さです。親株の根元と土の湿りを見て、原因を切り分けます。
- 子株が出ないなら光と肥料
- 明るい窓辺に移し、薄めた液体肥料を葉に霧吹きで与えます。親株の葉がまだ緑なら、半年ほど待てば出ることがあります。
- 子株が黄色くなるなら水を減らす
- 土が湿りすぎていると子株の根元から腐ります。土への水を止め、筒の水も減らして乾かし気味にします。
- 親の根元が腐っているなら早く外す
- 親株の根元が黒く腐っていると子株にも移ります。小さくても子株を外し、乾いた水苔に植えて風通しのよい場所で回復を待ちます。
グズマニアの花が終わったあとに使うもの
鉢ものは、咲き終わった花茎をどう始末するかで次の年が変わります。株ごと世代交代するものもあります。
- よく切れるはさみ探す言葉「園芸ばさみ 切れ味 ステンレス」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm。使う前にアルコールで拭きます。
枯れた花茎は根元から切ります。潰れた切り口は乾かず、そこから腐り込むことがあります。
- 3 号ポット・挿し木用土探す言葉「ポリポット 3号 育苗」
- 規格の目安
- 直径 9cm(3 号)のポットと、鹿沼土か赤玉土の小粒。
株元に出た子株を切り離して植えるためのものです。親株が咲いたあとに世代交代する種類は、これが増やす機会になります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 観葉植物 置き肥」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g。
咲かせるのに使った養分を戻します。生育期であれば、花後に一度足しておくと株が持ち直します。
- 子株が十分な大きさになるまでは、切り離さずに親株に付けたままのほうが育ちます。
- 花茎を切るだけで済む種類も多く、その場合ははさみ 1 丁で足ります。
グズマニアの上手に育てるコツは作物ページに
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