GadeninEnglishアプリを入れる
ローダンセマムの花後の管理

ローダンセマムの花がら摘みと花後の切り戻し|夏を越して二年目も咲かせる

ローダンセマムの栽培イメージ

読むのに約 4

花を長く咲かせる花がら摘みと、五月の切り戻し、夏越しから秋の再生までを順にまとめます。

花がら摘みで次の花を呼ぶ

ローダンセマムは三月から五月まで次々に花を上げます。終わった花を放っておくと種を作ることに養分を使い、次のつぼみが減ります。花びらが反り返って中心が茶色くなったら、花茎の付け根から切り取ります。

花だけを摘むと茎が残って見苦しく、切り口から枯れ込むこともあります。花茎をたどって葉の付け根まで下り、そこで切るのが基本です。晴れた日の午前中に行うと切り口が早く乾き、灰色かび病の心配が減ります。

摘む時期を見分ける
花びらの縁が反り返り、中心の黄色が茶色に変わり始めたころが目安です。花びらが散る前に摘みます。
花茎の付け根で切る
花茎を指でたどり、葉の付け根まで下りてはさみで切ります。茎だけ残さないようにします。
週に二回は見回る
開花の盛りは週に二回ほど見回り、終わった花をまとめて摘みます。株元に落ちた花びらも拾って捨てます。

摘んだ花は株元に落とさず、袋に入れて捨てます。落ちた花びらから灰色かび病が広がります。

五月の切り戻し

花が七割ほど終わったら、株全体を高さの半分から三分の一まで切り戻します。目的は夏の蒸れを減らすことと、秋に新芽を出す位置を低く保つことです。切り戻さずに夏に入ると、株の内側が蒸れて一気に枯れます。

切る位置は必ず葉が残る場所にします。ローダンセマムは古い枝が木質化し、葉のない部分で切ると芽が出ずに枯れます。株を上から見て、緑の葉が付いている一番低い節を探し、その少し上で切ると安全です。

状態切る高さ注意
一年目の若い株高さの半分葉の付いた節の上で切る
二年目以降の株高さの三分の一木質化した部分は残す
株元が蒸れかけている傷んだ枝を根元から残った枝は半分に

切った枝は捨てずに、先端の柔らかい部分を挿し芽にすると、夏越しに失敗したときの保険になります。

夏越しの置き場所と水

夏は雨の当たらない、午前中だけ日が差す風通しのよい場所へ移します。ベランダなら奥の壁際、庭なら軒下に鉢を寄せます。水は乾いて三〜四日たった朝に与える程度にし、肥料は与えません。

庭植えは動かせないので、株元に軽石や砂利を敷いて跳ね返りを止め、周りの草花を刈って風を通します。日よけの寒冷紗を午後だけかけるのも効果があります。梅雨明けの猛暑と、九月の残暑の長雨を乗り切れば、株は秋に動き出します。

梅雨入り前に移す
六月上旬までに雨よけのある場所へ移します。梅雨の長雨に当たると、根腐れと灰色かび病が同時に来ます。
水は朝に少なめ
土の表面が乾いてから三〜四日待ち、朝に鉢底から流れる程度に与えます。夕方の水やりは夜に蒸れます。
枯れ枝をこまめに取る
茶色くなった枝は見つけしだい根元から切ります。放っておくと周りの枝にも枯れが移ります。

寒冷地の涼しい夏なら、雨よけだけで屋外の日なたに置いたまま越せることもあります。日中の気温が三十度を超える日が続くなら日陰へ移します。

秋の再生と株の更新

九月下旬に涼しくなると、株元や枝の途中から小さな新芽が出ます。新芽が見えたら日なたへ戻し、緩効性肥料を少し与えて冬までに株を作り直します。十月に一度、伸びすぎた枝を整えると春の草姿がよくなります。

夏で株の大半が枯れた場合や、三年目以降で木質化が進んだ株は、挿し芽で若い株に更新します。九月から十月に新芽の先を五センチほど切り、下葉を取って清潔な挿し木用の土に挿すと、二〜三週間で根が出ます。

状態秋の対応目安
株全体に新芽が出た日なたへ戻して肥料を少し九月下旬〜十月
半分だけ生き残った枯れた部分を切り挿し芽で補う十月上旬まで
三年目で木質化が進んだ挿し芽で更新し親株は処分九月〜十月

挿し芽の土は、清潔な挿し木用の土か鹿沼土の細粒を使います。古い土は病気の元になります。

花後に失敗するときの原因と直し方

花後の失敗で多いのは、切り戻しが遅れて梅雨に入ること、葉のない位置まで切って芽が出ないこと、夏に水と肥料を与えすぎることの三つです。どれも原因が分かれば翌年に直せますし、挿し芽で株を保険として残しておけば全滅は避けられます。

切り戻しのあとに新芽が出ないときは、まず株元を触って硬さを確かめます。硬くて緑がかっているなら生きているので待ち、柔らかく茶色いなら腐っています。腐った株は救えないので、残った緑の枝先を挿し芽にして更新します。

原因起きること直し方
切り戻しが遅れた梅雨に株の内側が蒸れて枯れる五月中に半分まで切る
葉のない位置で切った芽が出ずにそのまま枯れる葉の付いた節の上で切る
夏に水と肥料を与えすぎた根腐れで急にしおれる乾かし気味にし肥料は止める
雨に当て続けた灰色かび病と根腐れ軒下へ移し傷んだ枝を切る

ローダンセマムの花が終わったあとに使うもの

来年も咲かせるかどうかは、この時期の手当てで決まります。切ることと、球根をしまうことです。

  • 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ 園芸」
    規格の目安
    刃渡り 5cm 前後。硬くなった茎を切るので、花がら摘み用より丈夫なもの。

    花後の切り戻しは、次の芽を出させる作業です。切り口が潰れると、そこから枯れ込みます。

  • お礼肥用の緩効性肥料探す言葉「緩効性肥料 お礼肥」
    規格の目安
    粒状で 2〜3 か月効くもの。
    数量の目安
    8 号鉢に 10g 前後、花壇 1 ㎡ あたり 30〜50g。

    咲かせるのに使った養分を戻す肥料です。ここを飛ばすと、翌年の花数が目に見えて減ります。

  • 球根の保存ネット探す言葉「球根 保存 ネット袋」
    規格の目安
    目の粗いネット袋。品種を書いたラベルを付けられるもの。

    掘り上げた球根は、風の通るところに吊るして乾かします。密閉すると中から腐ります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 掘り上げずに植えっぱなしでよい球根も多く、その場合は保存の資材は要りません。
  • 花後すぐに葉まで切らないでください。葉が来年ぶんの養分を作ります。

ローダンセマムの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はローダンセマムの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

ローダンセマムについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる