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オリヅルランの増やし方

オリヅルランの増やし方|ランナーの子株を切り離す・水挿し・株分け

オリヅルランの栽培イメージ

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ランナーの先に付く子株を切り離すのが最も簡単です。根が出た子株なら土に直接植えられ、株分けでも増やせます。

三つの方法を使い分ける

オリヅルランの名前は、ランナー(親株から伸びる細い茎)の先に付く子株が折り鶴のように見えることに由来します。この子株を使うのが最も失敗の少ない増やし方で、ほかに株分けと、子株を水に挿す方法があります。手元の株の状態で方法を選びます。

株の状態向く方法時期成功のしやすさ
子株に白い根が数本出ている子株を切り離して土に植える5〜9月とても高い
子株に根がまだ出ていない水挿しで発根させる5〜9月高い
親株が大きく鉢がいっぱい株分け5〜6月高い
子株を付けたまま増やしたい親株につないだまま鉢に着地させる5〜9月とても高い

子株を切り離して植える

子株の根元を見て、白く太い根が一センチ以上に数本伸びていれば切り離せます。根のない子株は土に植えても枯れやすいので、根が出るまで親株に付けたまま待ちます。関東平野部では五月から九月が適期で、真夏は日陰で管理します。

根の出た子株を選ぶ
子株の根元をのぞき、白い根が数本、一センチ以上あるものを選びます。根が茶色く短いものは、まだ親株に付けておきます。
ランナーごと切る
子株の付け根から二〜三センチのところで、ランナーを清潔なはさみで切ります。残ったランナーの切れ端は、植え付けの前に子株の根元で切り直します。
小さな鉢に植える
三〜四号鉢に観葉植物用の土を入れ、根を広げて浅く植えます。株元が土に埋まらない深さにし、鉢底から流れるまで水を与えます。
日陰で二週間
直射の当たらない明るい日陰に置き、土が乾いたら与えます。新しい葉が中心から出てきたら根付いた合図なので、親株と同じ場所へ移します。

子株を一つの鉢に三〜四株まとめて植えると、早く見応えのある株になります。同じ品種をそろえると斑の入り方も均一に見えます。

水挿しで根を出す

根のない子株や根が短い子株は、水に挿すと二〜三週間で白い根が出ます。根が伸びる様子が目で見えるので、初めてでも失敗が少ない方法です。ただし水の中で伸びた根は土になじむのに時間がかかるので、根が二〜三センチになったら早めに土へ移します。

子株の根元を水に浸ける
コップに水を入れ、子株の根元だけが浸かる高さにします。葉が水に浸かると腐るので、葉は水面より上に出します。
明るい日陰に置き、水を替える
直射の当たらない明るい場所に置き、二〜三日に一回水を替えます。水が濁ったら根元がぬめっていないか確かめ、ぬめりは洗い流します。
根が二〜三センチで土へ
白い根が二〜三センチに伸びたら土に植えます。植えたあと一週間ほどは土を乾かさないようにし、その後は通常の水やりに戻します。

親株につないだまま着地させる

子株を切らずに、親株の横に置いた小さな鉢の土に子株を乗せて根付かせる方法もあります。親株から水と養分をもらいながら根を伸ばすので、最も枯れにくい方法です。根付いたのを確かめてからランナーを切ります。

小鉢を親株の横に置く
土を入れた三号鉢を親株の横に並べ、ランナーの先の子株を鉢の土の上に乗せます。針金をコの字に曲げて子株の根元を軽く押さえます。
土を湿らせて待つ
小鉢の土は乾かさないように保ちます。三〜四週間で子株の根が土に入り、軽く引いても動かなくなったら根付いています。
ランナーを切り離す
根付きを確かめたら、子株の根元近くでランナーを切ります。そのまま通常の管理に移り、一か月ほどたったら薄い液体肥料を始めます。

株分けで一気に増やす

大株になった親株は、植え替えのときに株分けすると二〜四株に分けられます。株元の芽の固まりごとに根が付いているので、分けてすぐ育ちます。五月から六月に行うと、夏の間に新しい根が回り、秋までに一人前の株になります。

鉢から抜いて土を落とす
前日から水を控えて土を乾かし、鉢から抜きます。根鉢の土を手でほぐし、太い根を折らないように株元の芽の固まりを確かめます。
芽の固まりごとに分ける
二〜三芽ずつの固まりになるように、両手で引き離すか清潔なナイフで切ります。それぞれに白い太い根が数本残るようにします。
それぞれを鉢に植える
四〜五号鉢に植え、たっぷり水を与えて日陰に二週間置きます。新しい葉が出てから肥料を始め、通常の置き場所に戻します。

うまく根付かないときの原因と直し方

オリヅルランの子株はよく根付きますが、時期や根の状態、植えたあとの水管理を誤ると枯れます。多くは根のない子株を土に植えたか、真夏や冬に作業したかのどちらかです。失敗の原因を確かめて、次はそこを変えます。

子株が黄色くしぼんだ
根が出る前に土に植えると、水を吸えずにしぼみます。まだ株元が硬ければ水挿しに切り替え、根が出てから植え直します。
根元が黒く腐った
土を湿らせすぎたか、真夏の高温で蒸れています。腐った部分を切り、乾いた土に植え直して、日陰で乾かし気味に管理します。
冬に切り離してしまった
気温が低いと根が伸びません。暖かい部屋で水挿しにして根が出るまで待ち、春になってから土に植えます。
子株が付かない
株が若いか、光と肥料が足りないことが多いです。明るい場所に置いて生育期に液体肥料を与え、根が鉢に回るまで待つと、翌年からランナーが出ます。

子株が付くのは株が充実してからです。植えて一年目の株に子株が出なくても失敗ではなく、二年目の春以降に期待します。

オリヅルランの挿し木・株分けに使うもの

鉢ものは剪定した枝がそのまま材料になります。水に挿すだけで根が出る種類も多く、道具はほとんど要りません。

  • 挿し木用土(鹿沼土・赤玉土小粒)探す言葉「挿し木 用土 鹿沼土 小粒」
    規格の目安
    鹿沼土か赤玉土の小粒、単用。肥料分のないもの。
    数量の目安
    3 号ポット 1 個で 0.2L。

    肥料分があると、根が出る前に切り口が傷みます。清潔で肥料のない土であることが条件です。

  • 水挿し用の容器探す言葉「ガラス 花瓶 小さい 水耕」
    規格の目安
    口の細いガラス容器。中が見えるもの。

    根の出方を目で確かめられます。水は 2〜3 日に一度替え、切り口が濁ったら洗います。

  • よく切れるはさみ・カッター探す言葉「園芸ばさみ 切れ味 ステンレス」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm。使う前にアルコールで拭きます。

    切り口が潰れると水を吸えません。節の少し下を斜めに一度で切ります。

  • 3 号ポット探す言葉「ポリポット 3号 育苗」
    規格の目安
    直径 9cm(3 号)。

    根が出るまでは小さい容器のほうが乾き具合を見やすく、失敗しても被害が小さくて済みます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 水挿しで根が出る種類なら、用土も発根促進剤も要りません。
  • 多肉植物は切り口を数日乾かしてから挿します。水に挿すと腐ります。

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