夏と冬は休ませる季節と考える
グリーンネックレスは春と秋に育ち、夏の暑さと冬の寒さの中では生長がゆっくりになります。この時期は株を大きくするより、傷めずに次の生育期へつなぐことを目標にします。水と肥料を控え、置き場所を整えるだけで、枯らす失敗の多くは防げます。
| 季節 | 株の様子 | 管理の要点 |
|---|---|---|
| 夏(7〜9月中旬) | つるの伸びが止まり、玉の色がくすむ | 明るい日陰で風を通し、水を控える |
| 冬(12〜2月) | 生長がほぼ止まり、玉が締まる | 0℃を下回らない日の入る場所で、水を控える |
| 両方に共通 | 根の働きが鈍る | 肥料と植え替えを休む |
夏越しは蒸れを防ぐことが最優先
夏の高温多湿は、グリーンネックレスが最も苦手とする条件です。夏に枯れる株の多くは、暑さそのものより、湿った土が熱で蒸れて根と株元が傷むことが原因です。風通しのよい明るい日陰に置き、土を乾かし気味に保てば、夏の間は生長が止まっても秋にはまた伸び始めます。
- 梅雨入りに場所を移す
- 梅雨入りのころに、雨の当たらない明るい日陰へ移します。長雨に当たると土が乾かず、梅雨明けの暑さで一気に傷みます。
- 風を通す
- 棚の上やつり鉢など、風が通る高い場所に置きます。室内なら窓を開けるか、扇風機の風を弱く当てて空気を動かします。
- 込んだつるを間引く
- 株元が玉で埋まって込み合っている場合は、梅雨前に古いつるを間引いて風を通します。間引いたつるは挿し木に使えます。
- 水と肥料を控える
- 水は土が乾いてから4〜5日あけ、夕方に少なめに与えます。肥料は与えず、秋に涼しくなってから再開します。
夏に起きやすい傷みと手当て
夏は傷みが出てから広がるまでが早い季節です。毎日つるの様子を見て、色や張りがおかしい玉に早めに気づくことが大切です。傷んだ部分は残しておくと周りの玉にも広がるので、見つけたらすぐに取り除きます。
| 見た目 | 原因 | 手当て |
|---|---|---|
| 玉が茶色く焼けている | 直射日光による葉焼け | 日陰に移す。焼けた玉は元に戻らない |
| 玉が透けて溶けたようになる | 蒸れ、水の与えすぎ | 傷んだつるを切り、水を止める |
| 株元が黒く軟らかい | 根腐れ | 鉢から抜き、元気なつるを挿し直す |
夏に玉の色が少しくすんだり、つるの伸びが止まったりするのは自然な姿です。玉に張りがあれば心配いりません。
冬越しは0℃を目安にする
耐寒性はふつうで、0℃くらいまでなら冬を越せます。関東より西の暖かい地域では、霜の当たらない軒下で冬を越せることもあります。寒冷地や、夜に0℃を下回るような日は、室内の日の入る窓辺に取り込みます。寒さに当たって玉がしぼんだり透けたりしたら、すぐに暖かい場所へ移します。
- 霜の前に取り込む
- 初霜の予報が出るころまでに、屋外の株を軒下か室内へ移します。霜に当たった玉は透けて溶けたようになり、元に戻りません。
- 日の入る窓辺に置く
- 室内では日がよく入る窓辺に置きます。暗い場所に長く置くと、つるが細く間延びして玉の間が空いてしまいます。
- 夜は窓から離す
- 窓辺は夜に外と同じくらい冷え込むことがあります。冷える夜は部屋の中ほどへ移すか、厚手のカーテンで冷気を遮ります。
- 暖房の風を当てない
- エアコンの温風が直接当たる場所は乾きすぎて玉がしぼみます。風の当たらない、温度の変化が少ない場所を選びます。
春に向けて少しずつ戻す
冬越しした株は、春の暖かさとともに再びつるを伸ばし始めます。急に強い日差しに当てたり、たっぷり水を与えたりすると株が驚いて傷むので、気温の上がり方に合わせて少しずつふだんの管理に戻していきます。植え替えや挿し木も、生育が始まってから行います。
- 水を少しずつ増やす
- 3月になって夜の冷え込みがゆるんだら、水やりの間隔を少しずつ縮めます。つるの先が伸び始めたら、春の水やりに戻します。
- 日なたに慣らす
- 屋外に出すときは、最初の数日は半日陰に置き、少しずつ日なたへ移します。いきなり強い日に当てると玉が焼けます。
- 肥料と植え替えを再開
- つるが伸び始めたら、薄めた液体肥料を与え始めます。根詰まりしている株は、この時期に植え替えます。
夏と冬に避けたい作業
生長がゆっくりになる夏と冬は、根が傷んでも回復しにくい時期です。株に負担のかかる作業は春か秋まで待つのが基本です。どうしても必要な場合を除いて、次の作業は生育期に回します。
| 作業 | 夏と冬に避ける理由 | 行う時期 |
|---|---|---|
| 植え替え | 切れた根が回復せず、蒸れや寒さで傷む | 春か秋 |
| 挿し木 | 根が出にくく、挿し穂が腐りやすい | 5〜7月か秋 |
| 肥料 | 根が吸えず、根を傷める | 春と秋の生育期 |
| 強い切り戻し | 切り口から傷みやすく、新しいつるが出にくい | 春か秋 |
夏に株元が傷み始めたときだけは例外で、元気なつるを早めに切って挿し、明るい日陰で根づかせると株を残せます。
よくある質問
よくある失敗と戻し方は?
夏は傷みが出てから広がるまでが早い季節です。毎日つるの様子を見て、色や張りがおかしい玉に早めに気づくことが大切です。傷んだ部分は残しておくと周りの玉にも広がるので、見つけたらすぐに取り除きます。
グリーンネックレス(ミドリノスズ)の上手に育てるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はグリーンネックレス(ミドリノスズ)の育て方にまとめています。
スマホのカメラで読み取ると、ストアが開きます
iPhone 対応。Android 版はベータ版テスター募集中 (Premium 6 か月の特典つき)。無料で使えます。