植え付けと植え替えは春か秋
グリーンネックレスは春と秋に育つ春秋型の多肉植物です。植え付けや植え替えは、根がよく動いて傷んでもすぐに回復する春の3月下旬から6月ごろと、秋の9月から11月初めに行います。生長が鈍る真夏と真冬は、根を傷めると回復できずに株が弱るので避けます。
植え替えの目安は1〜2年に一度です。鉢底の穴から根がはみ出してきた、水を与えてもすぐに染み込まない、株元の玉が減ってつるだけが目立つ、といった様子が見えたら鉢を替えるころです。
| 時期 | 作業の向き不向き | 理由 |
|---|---|---|
| 3月下旬〜6月 | 向いている | 生育が始まり、根の回復が早い |
| 7月〜8月 | 避ける | 暑さで生長が鈍り、蒸れて傷みやすい |
| 9月〜11月初め | 向いている | 二度目の生育期で、冬までに根が張る |
| 12月〜2月 | 避ける | 寒さで生長が止まり、根が回復しない |
鉢は浅めで水はけのよいものを選ぶ
グリーンネックレスの根は細く、土の浅いところに広がります。深い鉢に植えると根の届かない下のほうの土がいつまでも湿ったままになり、根腐れの原因になります。株の大きさに合った浅めの鉢を選び、植え替えのときも一回り大きい程度にとどめます。
- 浅めの鉢を選ぶ
- 平鉢や浅いプラスチック鉢が扱いやすく、つり鉢にするなら底に穴のあるものを選びます。鉢の深さは株の横幅より浅いくらいが目安です。
- 素焼き鉢は乾きが早い
- 素焼きやテラコッタの鉢は側面からも水分が抜けるので、過湿になりにくくなります。水やりを多くしがちな人に向いています。
- 鉢カバーには水をためない
- おしゃれな鉢カバーや受け皿に入れる場合は、水やりのあと底にたまった水を必ず捨てます。根が水に浸かったままになると数日で傷みます。
土は多肉植物用で水はけを優先する
原産地の南西アフリカでは、岩場や砂地の上をはうように育ちます。水はけのよい砂の多い土を好むので、市販の多肉植物用の土をそのまま使うのが手軽です。草花用の培養土を使う場合は、軽石や赤玉土の小粒を混ぜて水はけをよくします。
| 用土 | 配合の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 多肉植物用の土 | そのまま使う | はじめて育てる人 |
| 自分で配合 | 赤玉土小粒5、軽石小粒3、腐葉土2 | 置き場所に合わせて調整したい人 |
| 草花用の培養土 | 培養土6に軽石や赤玉土4を混ぜる | 手元の土を使いたい人 |
室内や風の弱い場所では乾きが遅くなるので、軽石を多めにして水はけを優先します。
植え付けの手順
苗を植え付けるときは、玉をつぶしたりつるを折ったりしないように、つるをまとめて持ち上げながら作業します。植え付けの直後に水を与えず、数日あけてから与えると、切れた根が乾いて傷みにくくなります。
- 鉢底に石を敷く
- 鉢底の穴を網でふさぎ、軽石を底が見えなくなる程度に敷きます。その上に用土を鉢の半分ほど入れておきます。
- 根鉢を軽くほぐす
- ポットから苗を抜き、根鉢の底と周りを指で軽くほぐします。黒く傷んだ根や枯れたつるがあれば取り除きます。
- 株元を浅く植える
- 株元が鉢の縁より少し下になる高さに置き、周りに土を入れます。株元を深く埋めると蒸れやすいので浅く植えます。
- 数日たってから水やり
- 植え付け後は明るい日陰に置き、3〜4日たってから鉢底から流れるまで水を与えます。その後は日なたへ戻します。
つるを土の上に広げて株元を茂らせる
グリーンネックレスは、つるが土に触れた節から新しい根を出します。長く垂れたつるの一部を鉢の上に巻くように戻し、土の上に置いておくと、そこから根づいて株元がふっくら茂ります。株元がさびしくなった鉢の立て直しにも使える方法です。
- 長いつるを選ぶ
- 鉢から長く垂れ下がった元気なつるを選びます。玉がふっくらして色のよいつるほど、根づきが早くなります。
- 土の上にのせる
- つるを折らないように鉢の上へ戻し、玉の連なった部分を土の上に寝かせます。浮く場合は曲げたピンで軽く押さえます。
- 根づくまで見守る
- 生育期なら数週間で節から根が出て、土に張り付きます。根づいたら押さえのピンを外し、ふだんの管理に戻します。
植え付け後の管理と肥料
植え付けや植え替えのあとは、根が新しい土になじむまで少し時間がかかります。最初の1〜2週間は明るい日陰で休ませ、根が動き出してから日なたに戻します。肥料は多くは要らず、生育期の春と秋に薄めた液体肥料か、少量の緩効性肥料を与える程度で十分です。
- 1〜2週間は日陰で休ませる
- 植え替え直後の株は根が水を吸いにくくなっています。直射日光の当たらない明るい日陰に置き、玉の張りが戻るまで様子を見ます。
- 肥料は生育期に少しだけ
- 春と秋に、規定よりさらに薄めた液体肥料を2〜3週間に一度与えるか、植え付け時に緩効性肥料を少量混ぜます。夏と冬は与えません。
- 与えすぎに注意する
- 肥料が多すぎると玉の間が間延びし、株が軟らかくなって蒸れや病気に弱くなります。玉の色がよく張りがあれば追加は要りません。
よくある質問
いつ?
3月下旬〜6月: 向いている。7月〜8月: 避ける。9月〜11月初め: 向いている。12月〜2月: 避ける。
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