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アスターの花を咲かせる

アスターの花を咲かせる|つぼみの整理と花がら摘み、切り花で長く楽しむ

アスターの栽培イメージ

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アスターは七月下旬から九月に咲きます。大きな花にするか数を取るかで、つぼみの扱いと切り方が変わります。

咲かせ方を先に決める

アスターは一本の茎の先に一輪咲かせる高性種と、枝分かれしてたくさん咲く矮性種で楽しみ方が違います。高性種で切り花にするなら、わき芽(葉の付け根から出る小さな芽)とわきのつぼみを取って一輪に力を集めます。花壇でこんもり咲かせるなら、つぼみは取らずそのまま咲かせます。

目的つぼみの扱い咲き方
切り花で大輪頂点の1つを残し、わきのつぼみを摘む直径8〜10センチの一輪
花壇でたくさん摘まない直径4〜6センチの花が10輪以上
鉢植え・矮性種摘まない株いっぱいにこんもり咲く

系統で花の形と時期が違う

アスターには花びらが重なる八重咲き、中心が盛り上がるポンポン咲き、花びらが細く広がる一重咲きなどがあります。草丈も二十センチの矮性から八十センチの高性まであり、時期も早生から晩生まで幅があります。用途に合わせて選ぶと失敗が減ります。

系統草丈向いている使い方
高性八重咲き60〜80センチお盆の切り花。一本立ちで大輪
中性ポンポン咲き40〜60センチ花壇の中段。切り花にも
矮性一重・八重20〜30センチ鉢植え。花壇の縁取り
立枯病耐性系品種による同じ場所で続けて育てたいとき

種袋に「耐病性」と書かれた品種は、立枯病に強い性質です。花壇で続けて育てるならこの系統を選びます。

つぼみの整理

大輪にしたい高性種は、頂点のつぼみが小豆くらいの大きさになったころ、その下のわきのつぼみと葉の付け根のわき芽を指で摘み取ります。取るのが遅れると養分が分散して花が小さくなり、早すぎると頂点を傷めます。つぼみを見て判断します。

頂点のつぼみを確かめる
茎の先端のつぼみが小豆大になったのを確かめます。この段階でわきのつぼみも小さく見え始めています。
わきのつぼみを摘む
頂点のすぐ下から出ているわきのつぼみを、根元から指でひねって取ります。晴れた日の午前中に行うと傷口が乾きやすいです。
わき芽も同時に
上から三〜四節の葉の付け根に出ているわき芽を摘みます。下の方のわき芽は残して、花が終わった後の二番花に使います。

開花中の管理と花がら摘み

花は一輪が一〜二週間もちます。咲き終わった花を放置すると種を作る方に力が向き、次のつぼみが開かなくなります。花びらの縁が茶色くなり始めたら、花のすぐ下ではなく、下のわき芽の上で茎ごと切ります。そこから伸びたわき芽が二番花になります。

矮性種で花数が多い場合は、一輪ずつ切らずに、株の半分が咲き終わったころに全体を三分の一ほど切り戻す方法もあります。二〜三週間で新しい枝がそろって咲き、姿も整います。

縁が茶色くなったら切る
花びらの外側が茶色く縮み始めたころが切りどきです。散るまで待つと種ができて株が疲れます。
わき芽の上で切る
花の下をたどり、元気なわき芽が出ている葉のすぐ上で切ります。わき芽が伸びて三〜四週間で次の花が咲きます。
雨の後の花を見る
雨で花が傷んで変色していたら、その花は早めに切ります。ぬれた花びらはかびの入口になります。

開花中は水を花にかけないよう、株元の土に向けてやります。花に水がたまると一日で傷みます。

切り花で長く楽しむ

切り花にするなら、花が七〜八分咲きのころ、朝の涼しいうちに切ります。すぐに水に浸けて茎の下を水中で切り直すと、水の吸い上げがよくなります。下の葉を取り、水は毎日替えれば一〜二週間もちます。お盆用なら八月上旬に咲く品種を四月上旬までにまいておきます。

場面切る時期こつ
切り花で飾る七〜八分咲き。朝に水中で切り直し、下葉を取る
お盆の供花8月上旬に開花する品種4月上旬までにまく
残った株を咲かせ続ける切ったところの下のわき芽を残す二番花が9月に咲く

切り花の水には、市販の切り花用の延命剤を入れると花もちがさらによくなります。茎のぬめりが出たら水中で切り直します。

花が咲かない・小さいときの直し方

つぼみが付かない、花が小さいという不調は、日不足、肥料過多、つぼみの取り忘れが主な原因です。アスターは一日六時間以上の日が要ります。窒素の多い肥料は葉ばかり茂らせます。大輪種なのに花が小さいなら、わきのつぼみが養分を取っています。株を見て順に確かめます。

日当たりを数える
株に日が当たる時間を数え、六時間未満なら鉢は日向へ移し、地植えなら周りの草花を切り戻して光を入れます。
葉の色で肥料を見る
葉が濃い緑で大きく柔らかいなら肥料過多です。追肥を止めて水も控えめにし、つぼみが動くまで待ちます。
わきのつぼみを摘む
大輪種で花が小さいなら、わきのつぼみとわき芽を取ります。今咲いている花は小さいままですが、次の花から大きくなります。

アスターの花を咲かせ続けるのに使うもの

つぼみが上がってからやることは決まっています。摘む・支える・足す、の 3 つです。

  • 液体肥料(リン酸多め)探す言葉「液体肥料 開花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。N-P-K の真ん中(P)の数字が高いもの。

    つぼみを作る時期はリン酸が要ります。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり伸びて花が上がりません。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    種を作らせないことが、次の花を咲かせる条件です。花の下の節まで切り戻すのが基本です。

  • 支柱(草花用)探す言葉「園芸支柱 草花 リング」
    規格の目安
    直径 8mm・長さ 90〜150cm の細い支柱か、株ごと囲むリング支柱。

    花の重みで倒れると、そこから茎が折れます。咲いてから立てるのでは間に合わないので、つぼみのうちに。

  • 誘引用の麻ひも探す言葉「麻ひも 園芸 誘引」
    規格の目安
    太さ 2mm 前後。目立たない色のもの。

    きつく縛ると茎が食い込みます。8 の字にゆるく掛けて、茎が太る余地を残します。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 開花促進剤は、肥料と日当たりが足りているなら急ぎません。
  • リング支柱がなくても、細い支柱 3 本を株の周りに立てて麻ひもで囲めば同じことができます。

アスターの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はアスターの育て方にまとめています。

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