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ユーフォルビアの植え替え

ユーフォルビアの植え替え|細い根を傷めず、乾かしてから水を与える

ユーフォルビアの栽培イメージ

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二、三年に一回、生育期の入り口に植え替えます。乳液への備え、用土、植え付け後の管理をまとめます。

植え替えが必要かを見て決める

多肉性ユーフォルビアは根の量が少なく、頻繁な植え替えは必要ありません。目安は二年から三年に一回ですが、鉢と株の釣り合いや水の抜け方を見て判断します。時期は四月中旬から六月が最適で、九月中旬から十月も可能です。

状態植え替えの要否時期
株の幅が鉢の縁に届いている必要。一回り大きい鉢へ4月中旬〜6月
水を与えてもすぐ流れ出る、土が減った必要。根詰まりか土の劣化4月中旬〜6月か9月中旬〜10月
買ってきた苗がプラスチックの小鉢できれば植え替える真夏と冬以外
株が締まり、鉢に余裕がある不要翌年に見直す

作業中に乳液に触れないよう、必ず手袋をし、目を守ります。付いたらすぐ石けんで洗い流します。

鉢と土を用意する

鉢は株の直径より二から三センチ大きい程度にとどめます。大きすぎる鉢では根の届かない土が湿ったまま残り、それが根腐れの原因になります。深さは根の長さに合わせ、塊根の種類はやや深めの鉢を選びます。

土は市販の多肉植物用かサボテン用で十分です。自分で配合するなら、赤玉土小粒四、軽石小粒三、鹿沼土二、腐葉土一を目安に混ぜ、肥料分は少なめにします。

切り口から出る白い乳液は皮膚や目を刺激します。植え替えで根や枝を切るときは手袋をはめ、乳液が付いた手で顔を触らないようにします。作業後は道具と手をよく洗い、乳液は水で洗い流します。

鉢は一回りだけ大きく
号数で一号、直径で三センチ程度大きい鉢にします。素焼き鉢は乾きが速く、プラスチック鉢は乾きが遅いので水やりを控えます。
土は水はけ重視
指でつまんで崩れるような細かい土は避け、粒のそろった土を使います。古い土は粒が崩れているので再利用しません。
鉢底石を敷く
鉢底穴のネットの上に軽石を二センチほど敷きます。深い鉢ほど底に水が残るので必ず入れます。

植え替えの手順

作業の一週間ほど前から水を止め、土を乾かしておきます。乾いた土は根から離れやすく、根も切れにくくなります。手袋と目を守るめがねを用意し、乳液が付いた道具は作業後に洗います。

鉢から抜く
鉢の側面を軽く叩き、株の根元を布や新聞紙で包んで持ち、引き抜きます。トゲのある種類は厚手の布で巻いて持ちます。
古い土を落とす
根鉢を手でほぐし、古い土を半分から三分の二ほど落とします。黒く乾いた根や、つまむと崩れる根は取り除きます。
傷んだ根を切って乾かす
根を切ったときは、明るい日陰で三日から一週間置いて切り口を乾かします。切り口が湿ったまま植えると腐ります。
据えて土を入れる
鉢底石と土を入れ、株の高さを決めてから隙間に土を足します。株元が土に埋まらない高さに保ち、鉢を軽く叩いて土を落ち着かせます。
水は一週間後から
植えた直後は水を与えず、明るい日陰で一週間置きます。それから最初の水をたっぷり与え、以後は通常の管理に戻します。

根の少ない株と塊根の扱い

ユーフォルビアは根が少なく、植え替えで根がほとんどなくなることもあります。それでも株が固ければ、乾かしたのちに乾いた土に据えて待つと、一か月ほどで新しい根が出ます。峨眉山や鉄甲丸のような塊根の種類は、塊根の上部を土から出して植えると、株元の蒸れを防げます。

根がなくても据える
株が固く、切り口が乾いていれば、乾いた土に浅く据えて支えを添えます。水は二週間後からごく少量にします。
塊根は肩を出す
塊根の上三分の一が土から出る高さに植えます。深く埋めると塊根の表面が湿って傷みます。
動かして確かめる
一か月後に株を軽く指で押し、抵抗があれば根が出ています。動くなら水を控えてさらに待ちます。

植え替え後のトラブルと直し方

植え替え後に株がやや縮むのは、根が水を吸えない一時的な姿です。一か月ほどで新しい部分が動き出せば成功です。それを過ぎても縮み続けたり、株元が柔らかくなったりしたときは、植え方か水やりのどちらかを疑います。

植え替え直後に葉が数枚黄ばんで落ちるのは、根を切られた株が水分の収支を合わせている反応で、多くは心配いりません。新しい葉が先端から出てくれば根付いた合図なので、それまで水は控えめに保ちます。

症状原因直し方
一か月たっても動かない根の切り口が乾く前に水を与えた抜いて根を確かめ、傷んだ部分を切って乾かし直す
株がぐらつく根が少ない、土が締まっていない支柱を添え、株元に土を足す。水は控える
株元が黒く柔らかい深植え、過湿腐った部分を切って乳液を洗い、乾かして植え直す
土がいつまでも湿っている鉢が大きい、土が保水しすぎ小さい鉢と軽石を多くした土に替える

植え替えと切り戻しを同じ日にすると負担が重なります。作業は一度に一つだけにします。

ユーフォルビアの植え替えに使うもの

植え替えは鉢を大きくする作業ではなく、根と土を新しくする作業です。同じ鉢に戻す選択もあります。

数量は直径 24cm(8 号)の鉢 1 個を単位にしています。号数は直径 cm を 3 で割った数です。

  • 鉢(ひと回り大きいもの)探す言葉「植木鉢 8号 スリット」
    規格の目安
    直径で 3cm(1 号)だけ大きいもの。スリット鉢は根が鉢底で回りません。

    急に大きくすると、根の届かない土が湿ったまま残り、根腐れの原因になります。1 号ずつが原則です。

  • 培養土探す言葉「観葉植物 培養土 水はけ」
    規格の目安
    観葉植物用、または多肉・サボテン用。水はけ重視の配合。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個で約 8L、6 号鉢で約 3L、10 号鉢で約 15L。

    古い土は粒が潰れて水はけが落ちています。土を替えることが植え替えの目的の半分です。

  • 鉢底石探す言葉「鉢底石 ネット入り」
    規格の目安
    軽石。ネット入りなら次の植え替えでそのまま取り出せます。

    鉢底の穴が土でふさがらないようにするためです。ネット入りは繰り返し使えます。

  • 根切りばさみ・割り箸探す言葉「根切りばさみ 園芸」
    規格の目安
    刃の厚いはさみ。根鉢をほぐすのは割り箸や竹串で足ります。

    固まった根鉢は、外側を切ってほぐさないと新しい根が出ません。土をかむので、普通のはさみは傷みます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 同じ鉢に戻すなら、新しい鉢は要りません。根を整理して土を替えるだけで十分です。
  • 鉢底ネットは、スリット鉢なら要りません。

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