まず自分の部屋の条件を確かめる
エバーフレッシュは熱帯の高木で、光が足りないと細い枝がひょろりと伸び、小さな葉をぱらぱらと落とします。逆に真夏の直射日光では葉が焼けます。まず自分の部屋がどの条件に当たるかを表で確かめ、近い行から読み進めてください。
この木は置き場所を変えるたびに環境の違いを感じ取って葉を落とす性質があります。買ってきた直後や模様替えのあとに葉が散るのはそのためで、枯れたわけではありません。落ち着く場所を最初に決め、動かす回数を減らすことが一番の対策です。
| 部屋の状態 | 起きやすいこと | 先に読む節 |
|---|---|---|
| 南向きで日中ずっと日が入る | 夏に葉焼け、冬は乾きすぎ | 真夏の直射をよける |
| 東向きか北向きで午前だけ明るい | 枝が間延びしやすい | 光の量を新聞で確かめる |
| 窓から二メートル以上離れた奥 | 葉が黄色くなって落ちる | 光が足りないときの補い方 |
| エアコンの風が直接当たる | 葉先が茶色く乾く | 風の当て方と避け方 |
光の量を新聞で確かめる
目安は、昼間に照明を消して新聞の文字が楽に読める明るさです。レースのカーテン越しの南か東の窓辺がこれに当たり、エバーフレッシュが一番よく育つ環境です。この明るさなら葉が大きく開き、枝も締まって伸びます。
- 昼に照明を消して見る
- 正午前後に部屋の照明を消し、置きたい場所で新聞を開きます。目を細めずに読めるなら十分な明るさで、影が薄くしか出ないなら足りません。
- 窓との距離を測る
- 窓から一メートル離れるごとに光は大きく減ります。目安として、レース越しの窓辺から一・五メートル以内に置き、それより奥なら補いを考えます。
- 葉の開き方で判断する
- 昼間に葉がしっかり開いていれば足りています。昼間でも半分閉じたままで、新しい葉が小さいなら光不足の合図です。
真夏の直射をよける
五月から九月の直射日光は、ガラス越しでも葉を白っぽく焼きます。焼けた部分は緑に戻らないので、症状が出る前にレースのカーテンを一枚はさむか、窓から五十センチほど離します。屋外に出すなら明るい日陰に限ります。
- レースを一枚はさむ
- 南か西の窓なら、夏はレースのカーテンを閉めたままにします。エバーフレッシュは木漏れ日程度の光で足りるので、これで焼けをほぼ防げます。
- 屋外は明るい日陰に限る
- ベランダに出すときは、午前だけ日が当たる場所か、すだれの下に置きます。いきなり一日中の日なたに出すと、二、三日で葉が焼けて散ります。
- 焼けた葉は切って様子を見る
- 白く抜けた葉は戻らないので、付け根から切ります。新しい葉が出れば株は無事なので、光を弱めて水切れに気をつけて待ちます。
風の当て方と避け方
風通しのよい場所を好みますが、エアコンや暖房の風が直接当たると、細かい葉が乾いて茶色くなり、次々に落ちます。窓を開けて自然に空気が動く程度が理想で、機械の風は当てないのが原則です。
- エアコンの風の通り道を外す
- 吹き出し口の正面と、風が壁に当たって戻る場所は避けます。手をかざして風を感じるなら、その場所は葉が傷みます。
- サーキュレーターは壁に向ける
- 空気を動かしたいときは、風を株ではなく壁や天井に向けます。部屋全体がゆるく動くだけで、蒸れとハダニの発生を減らせます。
- 冬の窓辺は夜だけ離す
- 冬の窓ガラスは夜に冷えます。夕方になったら窓から五十センチ以上離すか、厚いカーテンの内側に入れて冷気を避けます。
光が足りないときの補い方
窓から遠い場所にどうしても置きたいなら、植物用の発光ダイオードの照明で補えます。一日十時間ほど、株の上五十センチ程度から当てると、枝の間延びをかなり抑えられます。
- 照明は上から当てる
- 横から当てると株が光のほうへ傾きます。上から五十センチ前後の高さで、朝から夕方まで十時間を目安に点けます。
- 週に一度は窓辺で日光浴
- 照明だけで長く置くと葉が薄くなります。週に一度、半日ほど明るい窓辺に置くと葉の色が戻ります。ただし置き場所を頻繁に変えすぎないよう、同じ曜日に決めます。
葉が落ちるときの原因の切り分け
エバーフレッシュは元気でも古い葉を少しずつ落とします。問題は一度に多く落ちるときで、原因は光・水・温度・移動のどれかです。葉の色と落ち方を見て原因を切り分ければ、直す手は一つに絞れます。
| 症状 | 考えられる原因 | 手当て |
|---|---|---|
| 黄色くなってから落ちる | 光不足か水のやりすぎ | 窓辺へ移し、土が乾いてから水をやる |
| 緑のまま乾いてぱらぱら落ちる | 水切れかエアコンの風 | たっぷり水をやり、風の通り道を外す |
| 買った直後や移動の直後に落ちる | 環境の変化 | 動かさずに二〜三週間待つ |
| 冬に一気に落ちる | 夜の冷え込み | 十度以上の部屋へ移し水を控える |
落ちたあとの枝先が緑で柔らかければ、ほぼ確実に新芽が出ます。枝先が茶色くかさかさになった部分だけを切り戻します。
エバーフレッシュの置き場所を整えるのに使うもの
室内は、人が明るいと感じても植物には暗いことがほとんどです。光を足すか、置き場所を変えるかのどちらかです。
- 植物育成ライト探す言葉「植物育成ライト 白色 クリップ」
- 規格の目安
- 白色(フルスペクトル)で、株から 30〜50cm に吊るせるもの。1 日 8〜12 時間。
窓から離れた場所では、どの植物も徐々に間延びします。紫色のライトは効きますが、部屋の見た目が変わるので白色が現実的です。
- レースカーテン探す言葉「レースカーテン 遮光 UV」
- 規格の目安
- 光を通すもの。遮光率の高すぎるものは逆効果です。
夏の直射は、室内で育った葉を焼きます。外から入れたばかりの株ほど、一枚挟んで慣らします。
- キャスター付き鉢台探す言葉「鉢 キャスター 台 室内」
- 規格の目安
- 耐荷重を土と水を含めた重さで見ます。8 号鉢で 10kg 前後。
大きな鉢は動かせないと、季節に合わせて置き場所を変えられません。床の通気も良くなります。
- 温湿度計探す言葉「温湿度計 デジタル 小型」
- 規格の目安
- 最低・最高を記録できるもの。
窓際は日中と夜で 10℃ 以上違うことがあります。冬に葉を落とす原因は、たいてい夜の冷え込みです。
- 窓辺に置けるなら、育成ライトは要りません。
- 加湿器は植物のためだけには要りません。霧吹きとサーキュレーターで足りることが多いです。
エバーフレッシュの上手に育てるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はエバーフレッシュの育て方にまとめています。
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