株の姿から切る量を決める
エバーフレッシュは生育期に一年で三十センチから五十センチも伸び、放っておくと天井に届いて下の葉がなくなります。切り戻しには強く、幹の途中で切っても芽が出ます。まず今の株の姿を表で確かめ、どの程度切るかを決めます。
切る時期は五月から七月が最適で、九月上旬までなら回復します。十月以降に切ると、冬までに芽が出ずに枝枯れするので、秋以降は傷んだ枝を落とす程度にとどめます。
| 株の姿 | 切る量 | 読む節 |
|---|---|---|
| 全体の形はよいが少し大きい | 先端を十センチ前後 | 毎年の軽い剪定 |
| 下の葉がなく上だけ茂る | 高さの三分の一から半分 | 強い切り戻しで作り直す |
| 一本だけ飛び出した枝がある | その枝だけ付け根近くで | 飛び出し枝と混み枝を抜く |
| 枝先が茶色く枯れている | 緑の部分まで | 枯れ枝と傷んだ葉の処理 |
切る位置は葉の付け根のすぐ上
枝を切ると、切り口のすぐ下にある葉の付け根から新しい芽が出ます。ここを外すと切り口から先が枯れ込むので、位置が大切です。残す葉の付け根の五ミリほど上を、よく切れるはさみで斜めに切ります。
- 残す葉の向きを見て決める
- 残した葉の付け根から出る芽は、その葉の向きに伸びます。外側に向いた葉の上で切ると枝が広がり、内向きなら株の中へ伸びて混み合います。
- 五ミリ上を斜めに切る
- 葉の付け根の五ミリほど上で、切り口が上を向くように斜めに切ります。長く残すとその部分が枯れ、短すぎると芽まで傷めます。
- 太い幹は切り口を乾かす
- 指より太い幹を切ったときは、切り口を半日乾かします。切り口用の癒合剤があれば塗ると、腐りが入りにくくなります。
毎年の軽い剪定
形の整った株を保つには、年に一〜二回の軽い剪定を続けるのが一番楽です。伸びた枝先を十センチ前後切るだけなら株は休まず、切ったところから二〜三本に枝分かれして、こんもりとした樹形になります。
- 五月に全体の高さをそろえる
- 新芽が動き出した五月に、飛び出した枝先を十センチ前後切ってそろえます。この程度なら株は休まずに枝分かれを始めます。
- 夏の間に伸びた分を止める
- 七月ごろに再び伸びた枝先を軽く切ります。二回に分けて切ると、一度に強く切るより葉が減らず、樹形も丸くまとまります。
- 枯れ葉と下葉を掃除する
- 剪定と一緒に、黄色い葉や内側の弱い葉を取ります。風通しがよくなり、ハダニやカイガラムシの隠れ場所が減ります。
強い切り戻しで作り直す
下の葉がなくなって上だけが茂った株は、思い切って高さの三分の一から半分まで切り戻します。葉がほとんどなくなって心配になりますが、幹が緑で水を絶やさなければ、三週間から一か月で幹の途中から芽が吹きます。
- 六月上旬までに行う
- 強く切るほど回復に時間がかかります。生育期の前半に切れば、秋までに葉が戻ります。七月以降なら軽い剪定にとどめます。
- 葉を少し残して切る
- 全部の葉を落とすと回復が遅れます。下のほうの枝に葉を数枚残す位置で切ると、そこから養分が回って芽の動きが早まります。
- 切ったあとは水を減らす
- 葉が減ると水の吸い上げも減ります。土の乾きが遅くなるので、表面が乾いてから一日待って与える程度に落とします。
- 新芽が伸びたら肥料を再開
- 芽が二〜三センチ伸びたころに、薄めた液体肥料を再開します。芽が出る前に肥料をやると根を傷めます。
飛び出し枝と混み枝を抜く
全体の形はよいのに一本だけ長く飛び出す枝や、株の内側へ向かって伸びる枝は、付け根近くで抜きます。こうした枝を残すと光が内側に届かず、下葉が落ちる原因になります。抜くのは全体の二割までにとどめます。
- 飛び出した枝は付け根で切る
- 先端だけ切ると同じ枝がまた伸びます。付け根の葉を一枚残して短く切ると、その分の力が他の枝に回ります。
- 交差する枝は弱いほうを抜く
- 枝同士が重なるところは、細いほうを付け根で切ります。残った枝に光が当たり、葉が大きく育ちます。
切ったあとに芽が出ないときの原因
切り戻し後に芽が出ない原因のほとんどは、時期の遅れ・水切れ・光不足の三つです。幹をつめで軽くこすって緑が見えるなら生きているので、条件を整えて待ちます。茶色く乾いていれば、緑の部分まで切り直します。
- 幹の色を確かめる
- つめで表皮を少しこすり、下が緑なら生きています。茶色で乾いていれば枯れているので、緑が出る位置まで切り下げます。
- 明るい窓辺に置いて待つ
- 葉のない株は光の合図で芽を動かします。レース越しの明るい窓辺に置き、土が乾いたら水をやって三〜四週間待ちます。
- 秋に切ってしまったとき
- 十月以降に切って芽が出ないなら、暖かい部屋で春まで待ちます。冬の間は水を控え、四月に緑の位置で切り直せば芽が出ます。
切った枝の先端十五センチほどは挿し木に使えます。発根率は高くありませんが、捨てるより試す価値はあります。
エバーフレッシュの剪定・仕立てに使うもの
室内の植物は、切ることで形を保ちます。切った枝がそのまま挿し木の材料になるのも鉢ものの利点です。
- 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ 小型 室内」
- 規格の目安
- 刃渡り 4〜5cm。バイパス式(刃が交差するもの)。
生きた枝を切るならバイパス式です。切り口が潰れると、そこから枯れ込みます。
- 消毒用アルコール探す言葉「消毒用アルコール スプレー」
- 規格の目安
- 濃度 70〜80%。
株を変えるたびに刃を拭きます。切り口から入る病気は、道具が運ぶことが少なくありません。
- 支柱・ヘゴ棒探す言葉「ヘゴ棒 支柱 観葉植物」
- 規格の目安
- 鉢の深さ + 植物の高さ。つる性のものは水を含む素材の棒が向きます。
つるを這わせる植物は、支えがあると葉が大きくなります。垂らしたままだと葉が小さいままのことがあります。
- 園芸用手袋探す言葉「園芸手袋 背抜き 薄手」
- 規格の目安
- 手のひらにゴムを張った薄手のもの。
切ると白い汁の出る植物があり、かぶれることがあります。厚い手袋だと細かい作業ができません。
- 柔らかい茎なら、指で摘めばはさみは要りません。
- 癒合剤は木の太い枝を切るときのもので、鉢の観葉植物には要りません。
エバーフレッシュの上手に育てるコツは作物ページに
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