葉の閉じ方から状態を読む
エバーフレッシュは夜になると葉を閉じて眠り、朝に開きます。この動きは健康な証拠で、水切れではありません。困るのは昼間に閉じているときで、水切れか、光や温度の不調のどちらかです。まず下の表で葉の姿を見て、水をやるべきかを判断します。
他の観葉植物より水を多く欲しがり、夏は毎日必要になることもあります。一方で冬に同じ調子で与えると根が傷みます。日数で決めず、土に触って確かめる習慣をつけると失敗が減ります。
| 葉の姿 | 状態 | やること |
|---|---|---|
| 夕方から朝にかけて閉じる | 正常な就眠運動 | 何もしない |
| 昼間に閉じ、土の表面が乾いている | 水切れ | すぐにたっぷり水をやる |
| 昼間に閉じ、土が湿っている | 根の不調か寒さ | 水を止めて置き場所を見直す |
| 昼間に半開きで新芽が小さい | 光不足 | 明るい窓辺へ移す |
乾き具合の確かめ方
水やりの間隔を日数で決めると、春と夏で失敗します。エバーフレッシュは葉が細かくて水の蒸散が多いので、同じ鉢でも季節と置き場所で乾く速さが二倍以上変わります。毎回、土と鉢の重さを確かめてから与える習慣が一番確実です。
- 指を第二関節まで入れる
- 表面の色だけでは中の湿り気は分かりません。指を二〜三センチ入れて、ひんやり湿っていればまだ待ち、さらさらなら与えます。
- 鉢を持ち上げて重さを覚える
- 水をやった直後の重さを覚えておくと、軽くなった感覚で判断できます。大鉢なら少し傾けて重さの変化を確かめます。
- 葉が閉じ始める前に与える
- 昼間に葉が閉じるのは水切れの最終段階です。そこまで待たず、土が乾いた時点で与えるほうが葉を落としません。
季節ごとの間隔の目安
春から秋の生育期は土の表面が乾いたらすぐに、鉢底から流れるまでたっぷり与えます。冬は生育が止まるので、表面が乾いてから二、三日待って与える程度に落とします。下の表は六号から八号鉢を室内に置いた場合の目安です。
| 時期 | 室温の目安 | 間隔 | 与え方 |
|---|---|---|---|
| 春(4〜5月) | 15〜25度 | 表面が乾いたら | 鉢底から流れるまで |
| 夏(6〜9月) | 25度以上 | ほぼ毎日〜二日に一回 | 朝か夕方にたっぷり |
| 秋(10〜11月) | 15〜20度 | 乾いてから一日待つ | 徐々に間隔を空ける |
| 冬(12〜3月) | 10〜15度 | 乾いてから二〜三日後 | 暖かい日の午前に |
夏に外へ出している株は、朝に与えても夕方に葉が閉じることがあります。その日は夕方にもう一度与えてかまいません。
葉水で細かい葉を守る
エバーフレッシュの細かい葉はハダニがつきやすく、乾いた室内ではあっという間に増えます。霧吹きで葉の裏まで濡らす葉水を毎日の習慣にすると、ハダニの予防と葉のつやの維持を同時にできます。葉水は水やりの代わりにはなりません。
- 朝のうちに葉の裏まで
- 霧吹きで葉の表と裏を濡らします。夜に濡れたままだと冷えるので、朝か日中に行い、夕方までに乾く時間帯を選びます。
- 月に一度はシャワーで洗う
- 浴室で株全体にぬるめのシャワーをかけ、ほこりとハダニを洗い流します。土に水が入りすぎないよう鉢は袋で覆います。
- 冬も葉水は続ける
- 暖房で乾く冬こそハダニが増えます。水やりは減らしても、葉水は暖かい時間に毎日か二日に一度続けます。
受け皿と鉢底の水
鉢底から流れるまでたっぷり与えるのは、土の中の古い空気を押し出して新しい空気を入れるためでもあります。ただし流れ出た水が受け皿にたまったままだと、鉢の底の根が水につかって呼吸できなくなります。
- 受け皿の水は必ず捨てる
- たっぷり与えたあと、受け皿にたまった水は十分以内に捨てます。ためたままにすると根が呼吸できず、根腐れの一番の原因になります。
- 鉢カバーの中を確かめる
- 鉢カバーに入れている株は底に水がたまっても見えません。水やりのたびに鉢を持ち上げて、カバーの底を確かめます。
- 夏の受け皿は水を張らない
- 水を欲しがる木ですが、受け皿に水を張って吸わせる方法は蒸れて根を傷めます。朝夕の二回に分けて与えるほうが安全です。
水切れと根腐れの見分け方
どちらも葉が閉じて垂れるので見た目が似ていますが、対処は正反対です。土が乾いていれば水切れ、湿っていて幹の根元がぶよぶよなら根腐れです。水切れは半日で戻り、根腐れは水を止めても戻りに一か月ほどかかります。
- 土と幹の根元を触る
- 土がさらさらで幹が固ければ水切れです。土が湿って幹の根元が柔らかいか、土からすっぱい臭いがするなら根腐れを疑います。
- 水切れなら鉢ごと水に沈める
- ひどく乾いた土は水をはじきます。バケツに鉢ごと十分ほど沈め、泡が出なくなったら引き上げてよく水を切ります。
- 根腐れなら乾かして植え替える
- 水を止めて風通しのよい場所へ移し、二週間たっても戻らなければ鉢から抜きます。黒く柔らかい根を切り、新しい土で植え直します。
水切れで葉を全部落としても、枝先が緑なら春までに芽が出ることが多いです。あきらめて捨てる前に、乾かしすぎない程度に水をやって様子を見ます。
エバーフレッシュの水やりに使うもの
「何日おき」で決めると必ず外します。乾いたかどうかを見る道具と、鉢底から抜けるようにする道具に分けます。
数量は直径 24cm(8 号)の鉢 1 個を単位にしています。号数は直径 cm を 3 で割った数です。
- 土壌水分計探す言葉「土壌水分計 観葉植物」
- 規格の目安
- 土に挿して読む針式。電池の要らないものが手軽です。
表面の乾きと、鉢の中の乾きは一致しません。挿して確かめる習慣が付くと、やりすぎがなくなります。
- 注ぎ口の細いジョウロ探す言葉「ジョウロ 室内 注ぎ口 細い」
- 規格の目安
- 容量 1〜2L。注ぎ口が細く長いもの。
葉の間から株元へ差し込んで注げます。葉に水を溜めると、そこから腐る植物があります。
- 受け皿探す言葉「鉢 受け皿 室内」
- 規格の目安
- 鉢底より一回り大きいもの。
鉢底から抜けた水を受けるためのものです。**溜まった水はそのつど捨てます。** 溜めたままにするのが根腐れの典型です。
- 霧吹き(葉水用)探す言葉「園芸 霧吹き 葉水」
- 規格の目安
- 300〜500ml。霧の細かいもの。
水やりの代わりにはなりませんが、葉裏に当てるとハダニが付きにくくなります。乾燥する冬の室内で効きます。
- 自動給水器は、留守が続くときだけで十分です。日常は自分で見るほうが確実です。
- 多肉植物には霧吹きは要りません。かえって蒸れの原因になります。
エバーフレッシュの上手に育てるコツは作物ページに
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