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レンギョウの植え付け

レンギョウの植え付け|落葉期に植える手順と、広がる枝を見越した場所選び

レンギョウの栽培イメージ

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丈夫で失敗の少ない花木です。日当たりと、枝が横に広がる分の余裕を確保して落葉期に植えます。

植える時期

レンギョウは落葉樹で、葉のない十一月から三月上旬が植え時です。花芽はすでに枝に付いているので、二月に植えても春に花が咲きます。鉢苗は根鉢を崩さなければ花後の四月から五月にも植えられます。真夏と、芽が動いてから花までの三月中旬以降は避けます。

苗はポットや鉢で売られていることが多く、開花中の株が三月に並びます。花を見て品種を選べる利点がありますが、植えるのは花が終わってからにします。

時期向き不向き注意
11月〜12月最適落葉後すぐ。春までに根が動く
1月〜2月適期凍る地域は二月下旬以降
3月上旬ぎりぎり可芽が動く前に済ませる
4月〜5月 (花後)鉢苗なら可根鉢を崩さず、水を切らさない
6月〜10月避ける鉢のまま秋まで待つ

場所の選び方

日当たりを好み、日陰では枝が間延びして花が減ります。一日五時間以上日が当たる場所を選びます。土質は選ばず、乾燥にも多少の湿りにも耐える丈夫な木です。ただし枝が横に広がり、先が地面に触れると根を出して広がるので、周囲に一・五メートル以上の余裕を取ります。

日照時間を確かめる
植える予定の場所を晴れた日に朝から夕方まで見て、五時間以上日が当たるか確かめます。建物の北側や大きな木の下では花付きが落ちます。
広がる幅を見込む
放任すると高さ二〜三メートル、幅も同じくらいになります。通路や隣家との境界から一メートル以上離すと、枝が垂れても邪魔になりません。
生け垣にするなら株間を決める
生け垣なら株間五十〜八十センチで一列に植えます。密に植えると三年目から内側が混み合うので、最初から少し広めに取ります。

植え穴と土

根鉢の二倍の幅、一・五倍の深さに掘り、掘り上げた土に腐葉土を二〜三割混ぜます。元肥(植えるときにあらかじめ入れる肥料)は緩効性肥料を一握り、穴の底の土に混ぜて根に直接触れないようにします。粘土質で水が溜まる場所なら、周囲より高く盛って植えます。

根鉢を軽くほぐす
根が鉢の中でぐるぐる巻いていたら、底の部分だけ手でほぐして広げます。レンギョウは根が丈夫なので、多少崩しても回復します。
深植えを避ける
根鉢の上面が地面と同じ高さになるように据えます。深く植えると株元から出る枝が減り、株立ちの形が崩れます。
水を入れて土を密着させる
土を半分戻したところでたっぷり水を注ぎ、棒で突いて空気を抜きます。残りの土を戻して株元に浅い水鉢を作り、もう一度水を与えます。

植えた直後の管理

植えた年の冬は乾燥する日が続いたら水を与えます。春に芽が動き出したら、雨が一週間降らないときに株元にバケツ一杯を目安に与えます。株が小さいうちは支柱は要りませんが、高さ一メートル以上の苗は風で揺れないよう一本添えます。

植えた年の秋に葉が紫がかって落ちれば、根がしっかり張った合図です。逆に八月ごろから葉が茶色く縮れて早く落ちるなら水切れが続いているので、翌年の夏は水やりの回数を増やします。

冬の水やり
落葉中でも根は少しずつ動いています。二週間以上雨がなければ、暖かい日の午前中に株元へ水を与えます。
春から夏の水やり
植えた年だけは、土の表面が乾いて指を入れても湿りを感じなければ与えます。二年目からは雨任せで育ちます。
株元にマルチを敷く
腐葉土や落ち葉を株元に三〜五センチ敷くと、乾燥と雑草を防げます。幹に直接触れないよう少し空けます。

鉢植えで育てる

枝垂れる性質を生かして鉢でも楽しめます。八号鉢以上に、赤玉土七に腐葉土三を混ぜた土で植えます。成長が速いので二年に一度、落葉期に一回り大きな鉢へ植え替えるか、根を三分の一ほど切って同じ鉢に戻します。

鉢植えなら冬に株ごと室内へ入れて早咲きさせることもできます。一月に日の当たる窓辺へ移すと、二月には黄色い花が開きます。暖房の風が直接当たる場所は避け、花が終わったら屋外に戻して通常どおり切り戻します。

鉢は深さより幅を優先
根は横に広がるので、深鉢より口の広い鉢が向きます。枝が垂れる分、鉢の重さで安定させるため、素焼きか陶器の鉢を選びます。
夏の水切れに注意
地植えでは乾燥に強くても、鉢では真夏に毎日水が要ります。葉が垂れる前に、朝の水やりを習慣にします。

植えた後に元気がないときの見分け方

レンギョウは植え付けで失敗することが少ない木ですが、春に芽が出ない、葉が出てもすぐしおれるといった不調が出ることがあります。原因の多くは水の過不足と深植えです。株元と葉の状態を見て原因を絞ります。

症状考えられる原因手当て
春に芽が動かない根が乾いた、深植え枝の皮を削り緑なら水を与えて待つ
葉が出てすぐしおれる根が張る前の水切れたっぷり与え、マルチを敷く
葉が黄色く落ちる水の与え過ぎで根が窒息水鉢を崩して排水し、水を減らす
花は咲いたが葉が出ない根鉢が乾いて根が枯れた株元を掘って根を確かめ、生きていれば水

植えた年に花が少ないのは普通です。二年目から枝が増え、三年目には株全体が黄色く染まります。

レンギョウの植え付けに使うもの

木は一度植えたら動かせません。植え穴と支柱をきちんと作るかどうかで、その後の何年かが決まります。

数量は苗木 1 本を単位にしています。

  • 完熟堆肥・腐葉土探す言葉「完熟堆肥 バーク 40L」
    規格の目安
    バーク堆肥か腐葉土。40L 前後の袋。
    数量の目安
    植え穴 1 つ(直径 60cm × 深さ 50cm)に 20〜30L を掘り上げた土と混ぜます。

    穴を大きく掘って土を入れ替えるのが植え付けの本体です。ここを手抜きすると、根が広がらないまま何年も伸び悩みます。

  • 支柱(添え木)探す言葉「園芸支柱 太い 180cm」
    規格の目安
    直径 25〜30mm × 長さ 180cm。1 本の添え木か、2 本の二脚(鳥居型)。

    根が張るまでの 1〜2 年、風で株元が動くと細い根が切れ続けます。細い支柱では木の重さを支えられません。

  • 樹木用の結束テープ探す言葉「樹木 誘引 テープ 幅広」
    規格の目安
    幅 20mm 前後の伸びる素材か、麻ひもと当て布。

    幹は太ります。細いひもで縛ると食い込み、そこで水の通り道を締めてしまいます。幅の広いもので 8 の字に留めます。

  • 緩効性肥料(元肥)探す言葉「緩効性肥料 元肥 樹木」
    規格の目安
    粒状で長く効くタイプ。
    数量の目安
    植え穴 1 つに 50〜100g。根に直接触れないよう、土を一枚かぶせてから植えます。

    植え付け直後は根が傷んでいます。濃い肥料が触れると、そこから傷みが広がります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 鉢で育てるなら支柱は短いもので足ります。180cm の添え木は地植え用です。
  • 植え穴に石を入れる必要はありません。水はけが悪いなら、盛り土にして高く植えるほうが効きます。

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