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レンギョウの増やし方

レンギョウの増やし方|さし木がよく付く花木、取り木と株分けの手順

レンギョウの栽培イメージ

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さし木の成功率がとても高い木です。剪定枝を挿すだけで、二年後には花が咲きます。

方法ごとの向き不向き

レンギョウは挿せばほぼ付くと言われるほどさし木が簡単です。枝先が地面に触れると自然に根を出す性質があるので、取り木も確実です。株が大きくなったら株分けもできます。種は市販されておらず、実生で増やすことはほとんどありません。

目的向く方法開花まで
たくさん増やしたいさし木2〜3年
確実に一株作りたい取り木1〜2年
大株を分けたい株分け翌年

さし木の時期と枝の選び方

さし木は六月から七月上旬に今年の枝を使う方法と、二月から三月に前年の枝を使う方法があります。どちらもよく付きますが、六月の緑枝挿しのほうが発根が速く、初心者向きです。花後の剪定で出た枝がそのまま使えます。

さし穂に向くのは、花の咲かなかった勢いのよい枝です。花が咲いた枝は付け根に花がらの跡が残り、養分を使い切っているので発根が遅れます。太さは鉛筆の半分から鉛筆ほどが扱いやすく、細すぎる枝は乾きやすく、太すぎる枝は根が出るまでに時間がかかります。

時期使う枝発根まで
6月〜7月上旬今年伸びた緑の枝3〜4週間
2月〜3月前年の固まった枝2〜3か月
9月今年の枝で固まったもの1〜2か月。冬前に根が出る

緑枝挿しの手順

六月、今年伸びた枝の先端から十五センチほどを切り、下半分の葉を取って赤玉土に挿します。乾かさず日陰で管理すれば三〜四週間で根が出ます。特別な道具も薬も要りません。

挿す本数は、必要な株数の二倍を目安にします。ほぼ付く木ですが、乾かして枯らす失敗はゼロにはならないので、余分に挿しておき、育ちのよい苗を残します。

さし穂を作る
枝を十〜十五センチに切り、下半分の葉を取ります。残す葉は二〜四枚にし、切り口は鋭い刃物で斜めに切り直します。
水あげして挿す
一時間ほど水に浸けてから、赤玉土の小粒か鹿沼土に三〜五センチの深さで挿します。発根促進剤は使わなくても付きます。
日陰で乾かさない
直射日光の当たらない明るい場所に置き、土を乾かさないようにします。三〜四週間して新芽が動いたら発根です。
秋にポットへ
九月から十月に三号ポットへ移し、翌年の落葉期に地植えか大きめの鉢に定植します。二年目の春には花が咲きます。

休眠枝挿しの手順

二月から三月、落葉中の前年枝を使う方法です。花芽の付いた枝でも構いませんが、発根に力を回すため花芽は取ります。緑枝挿しより時間はかかりますが、太い枝を使えるので大きな苗が得られます。

挿した後、三月に花芽が黄色くのぞいて咲いてしまうことがあります。咲かせると根の力が落ちるので、花芽が見えた時点で指で取り除きます。芽が動くまでは、土が凍らない軒下に置いておきます。

太めの枝を選ぶ
鉛筆ほどの太さの前年枝を十五〜二十センチに切ります。上下を間違えないよう、上端をまっすぐ、下端を斜めに切ります。
三分の二を土に埋める
赤玉土に枝の三分の二が埋まる深さで挿します。芽が二〜三個地上に出るようにします。
春に芽が動いたら日に当てる
四月に芽が伸びてきたら少しずつ日に当てます。根はまだ少ないので、六月までは水を切らさないようにします。

取り木と株分け

枝先が地面に触れると自然に根が出る性質を使えば、取り木は確実です。春に垂れた枝を地面に留めて土をかぶせ、秋に切り離します。株分けは落葉期に大株を掘り上げ、根の付いた枝を数本ずつに分けます。

株分けした直後の株は根が減っているので、翌春に花が少なくても心配は要りません。植えてから一年は肥料を控え、花後に古枝を切り戻して新しい枝を出させれば、二年目には親株と同じ量の花が咲きます。

枝を地面に留める
四月から五月、地面に届く枝の途中を針金で土に留め、その部分に土を五センチほどかぶせます。枝先は地上に出しておきます。
秋に切り離す
九月から十月に土を掘って根を確かめ、十分出ていたら親枝から切り離して掘り上げ、別の場所に植えます。
株分けは落葉期に
十一月から二月に株を掘り上げ、根の付いた枝を三〜五本ずつのまとまりにスコップで分けます。分けた株はすぐ植えて水を与えます。

うまくいかないときの原因と直し方

レンギョウのさし木で失敗するのは、乾かした、直射日光に当てた、挿す時期を外したのいずれかです。丈夫な木なので、原因を一つ直せば次はほぼ付きます。どの段階で止まったかを見て次に生かします。

場面よくある原因直し方
さし穂がしおれて枯れた乾燥、直射日光日陰に置き、土を乾かさない
さし穂が黒く腐った土の過湿、古い土を使った新しい赤玉土に替え、風通しを確保
芽は出たが根がない挿してすぐ日に当てた芽が出ても一か月は日陰で管理
取り木で根が出ない土をかぶせた部分が乾いた土を厚くし、乾いたら水を与える

レンギョウの挿し木・接ぎ木に使うもの

木を増やす方法は挿し木と接ぎ木で、要るものが違います。まず自分の木がどちらで増えるかを確かめます。

  • 挿し木用土(鹿沼土・赤玉土小粒)探す言葉「挿し木 用土 鹿沼土」
    規格の目安
    鹿沼土か赤玉土の小粒、単用。肥料分のないもの。
    数量の目安
    3 号ポット 1 個で 0.2L。

    肥料分があると、根が出る前に切り口が傷みます。清潔で肥料のない土であることが条件です。

  • 発根促進剤探す言葉「発根促進剤 挿し木 ルートン」
    規格の目安
    粉末を切り口に付けるタイプ。

    木は草花より根が出にくく、種類によっては差がはっきり出ます。

  • 接ぎ木用ナイフ探す言葉「接ぎ木ナイフ 園芸」
    規格の目安
    片刃で、刃の平らなもの。よく研げるもの。

    接ぎ木は切り口の面が合うかどうかがすべてです。普通のカッターでは平らな面を作れません。

  • 接ぎ木テープ探す言葉「接ぎ木テープ 園芸」
    規格の目安
    伸びて自然に劣化するタイプ。幅 20〜30mm。

    接いだところを密着させ、乾燥を防ぎます。外し忘れると幹に食い込むので、劣化するものが安全です。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 挿し木で増える種類なら、接ぎ木の道具は要りません。
  • 苗木を買うほうが早く実を付ける木も多く、増やすのは趣味の範囲と割り切る選択もあります。

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