水やりは株元を避けて土に注ぐ
ガーベラの水やりは、土の表面が乾いてから鉢底から流れ出るまでたっぷり与えるのが基本です。ただし株の中心にある芽に水がたまると腐るので、株から少し離れた土に静かに注ぎます。頭からかける水やりは避けてください。指を土に一節差し込んで乾いていたら与えると覚えておくと失敗が減ります。
時間帯は朝が基本です。夕方に水をやると夜間に株元が湿ったままになり、灰色かび病や株元の腐りを招きます。特に梅雨から夏と冬は、朝のうちに与えて日中に表面が乾く流れを作ります。
| 時期 | 水やりの目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 春(開花期) | 表面が乾いたら朝にたっぷり | 株元と花に水をかけない |
| 梅雨〜夏 | 土が乾き切ってから、二〜三日に一回 | 雨に当てない、夕方の水やりは避ける |
| 秋(開花期) | 表面が乾いたら朝にたっぷり | 肥料切れに注意 |
| 冬 | 表面が乾いて二〜三日後、暖かい午前中 | 夜に土を湿らせない |
追肥は開花期に月一〜二回
追肥(育ちの途中で足す肥料)は、花が咲く三月から六月と九月から十一月に行います。緩効性の粒状肥料を月に一回株元から離して置くか、液体肥料を規定の倍に薄めて二週間に一回与えるのが目安です。真夏と真冬は株が休むので与えません。
肥料が多すぎると葉ばかり大きくなって花が減り、株元が蒸れやすくなります。葉が異常に大きく濃い緑なら肥料過多、葉が小さく黄緑で花も小さいなら肥料切れと見分けてください。
- 三月に新芽が動いたら始める
- 冬の間に土の肥料分は抜けています。中心から新しい葉が伸び始めたら緩効性肥料を置き、開花に備えます。
- 開花中は薄い液肥を二週間に一回
- つぼみが上がってから花が終わるまで、液体肥料を規定の倍に薄めて二週間に一回与えます。花色が濃く出ます。
- 七〜八月と十二〜二月は止める
- 株が休んでいる時期の肥料は根を傷めます。新芽が動き出す九月と三月まで待ちます。置き肥が残っていたら取り除いておきます。
花がら摘みと古い葉の整理
咲き終わった花を放っておくと種を作ろうとして株が疲れ、次の花が減ります。花びらが反り返って中心が茶色くなったら、花茎を株元近くで切らずに、手で持ってひねりながら引き抜きます。ガーベラの花茎は付け根から抜くと切り口が残らず、腐りの入口になりません。
古い葉が増えて株の中心に光が届かなくなると、つぼみが上がりにくくなります。黄ばんだ下葉や外側の古い葉は、花茎と同じように付け根からひねって取り、株の中心に日が当たるようにします。
花茎や葉を抜いた跡に水がたまると腐ることがあります。抜いた直後は株元に水をかけず、跡が乾いてから通常の水やりに戻してください。
- 花茎はひねって抜く
- 花茎の根元を持ち、軽くひねりながら引くと付け根から外れます。はさみで切ると残った茎が腐るので、抜くのが基本です。
- 古い葉も付け根から取る
- 黄ばんだ葉や外側の大きな葉を、同じように付け根からひねって取ります。株の中心に光と風が通るようにします。
- 葉は八〜十枚残す
- 取りすぎると株が弱ります。中心から数えて八〜十枚の元気な葉を残す目安で整理します。
夏と冬は休ませる
ガーベラは三十度を超える真夏と五度を下回る真冬に生育が止まり、花も休みます。夏は午後に日陰になる場所か遮光ネットで三割ほど日を遮り、水は土が乾き切ってから与えます。雨に当たると株元が蒸れるので、鉢は軒下へ移します。冬は霜の当たらない軒下か室内の明るい窓辺に置き、水を控えめにします。
関東平野部の露地なら、株元に腐葉土を薄く敷いて霜よけをすれば越冬できます。葉は霜で傷みますが、株元が生きていれば春に新しい葉が出ます。
| 場面 | 置き場所 | 水と肥料 |
|---|---|---|
| 梅雨 | 雨の当たらない軒下 | 土が乾いてから、肥料は減らす |
| 真夏(七〜八月) | 午後は日陰、鉢は床から浮かせる | 乾き切ってから、肥料なし |
| 冬(十二〜二月) | 霜の当たらない軒下か室内の窓辺 | 乾いて二〜三日後、肥料なし |
葉や花の様子で不調を見分けるとき
水と肥料のトラブルは葉と花に先に出ます。株の中心が黒ずむなら株元の過湿、下葉が黄ばむなら水のやりすぎか肥料切れ、花が小さいなら肥料切れか古い葉の取りすぎと、出る場所で原因を切り分けてください。判断がつかないときは、まず水やりの回数を減らして一週間様子を見るのが安全です。
| 症状 | 原因 | 手当て |
|---|---|---|
| 中心が黒ずみ新しい葉が出ない | 株元の過湿・深植え | 水を止め、芽を土から出す |
| 下葉から黄ばむ | 水のやりすぎ・肥料切れ | 土を乾かし、新芽が動いたら薄い液肥 |
| 葉は大きいが花が少ない | 肥料過多・日照不足 | 肥料を止め、古い葉を整理して日当たりへ |
| 花が小さく花茎が短い | 肥料切れ・株の老化 | 追肥、二〜三年ごとに株分け |
| 花茎が細く曲がる | 日照不足 | 日当たりへ移す |
ガーベラの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
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