花が咲く条件を最初に確かめる
ガーベラは日当たりを好み、一日五時間以上日が当たる場所で最も花を付けます。開花に適した温度は十五度から二十五度で、これを外れる真夏と真冬は花が止まります。花芽は株の中心から上がるので、古い葉が中心を覆っていると光が届かず、つぼみが出にくくなります。
咲かない原因は、日照不足、株の中心が葉で覆われている、肥料切れ、株の老化のどれかであることがほとんどです。時期を外していないか確かめてから、順に見直してください。
肥料の効かせ方も花数に関わります。開花期に追肥(育ちの途中で足す肥料)を薄く続けると花が途切れにくく、逆に窒素の多い肥料を効かせすぎると葉ばかり茂って中心が隠れます。
| 状態 | 考えられる原因 | 対応 |
|---|---|---|
| 葉ばかりでつぼみが出ない | 日照不足・葉が多すぎる | 日当たりへ移し、古い葉を整理 |
| つぼみは出るが小さい | 肥料切れ | 薄い液肥を二週間に一回 |
| 花茎が短く葉に隠れる | 日照不足・肥料過多 | 日当たりへ、肥料を控える |
| 七〜八月・十二〜二月に咲かない | 休んでいる | 正常。次の開花期を待つ |
葉の整理で株の中心に光を入れる
ガーベラの花芽は株の中心の芽から上がります。外側の古い葉が大きく茂ると中心が日陰になり、花が減ります。開花期は常に八〜十枚の元気な葉を残す目安で、外側の古い葉を付け根からひねって取り、中心に光と風が通るようにします。
葉を取りすぎると光合成が足りず株が弱るので、一度に取るのは二〜三枚までにします。二週間に一度、株を上から見て中心に光が当たっているか確かめてください。
- 上から見て中心を確かめる
- 株を真上から見て、中心の芽に日が当たっているかを見ます。外側の葉が覆いかぶさっていたら整理の合図です。
- 外側の葉を付け根から取る
- 黄ばんだ葉と、外側の大きな葉を根元からひねって取ります。はさみで切ると残った柄が腐ることがあります。
- 一度に二〜三枚まで
- 取りすぎは株を弱らせます。二週間おきに少しずつ整理して、常に八〜十枚を保ちます。
花を長く楽しむ手入れ
一輪の花は二〜三週間咲き続けます。開花中に雨に当たると花びらが傷んで灰色かび病の元になるので、鉢は軒下へ移します。咲き終わりは花びらが反り返って中心が茶色くなるのが合図で、花茎を付け根からひねって抜きます。抜くとその分の養分が次のつぼみに回り、花が途切れにくくなります。
花茎を抜くときに株がぐらつくようなら、根の張りが弱いか深植えです。片手で株元を押さえながら抜き、抜いた後に株元を軽く押さえておきます。
- 開花中は雨を避ける
- 花びらに水がかかると傷みます。鉢は軒下へ、地植えは仕方ないので雨の後に傷んだ花びらを取ります。
- 咲き終わりを見分ける
- 花びらが外側へ反り返り、中心が茶色く変わったら終わりです。花びらが白っぽくあせるのも合図です。
- 花茎はひねって抜く
- 花茎の根元を持って軽くひねりながら引くと付け根から外れます。切り口を残さないことが腐りの予防です。
切り花として楽しむ
ガーベラは切り花として人気で、庭の株からも十分楽しめます。花びらが開ききって中心の小さな花が二〜三列開いたころに、朝の涼しい時間に花茎を付け根から抜きます。茎は水を吸い上げる力が弱く曲がりやすいので、浅い水に挿して毎日水を替え、茎の先を少しずつ切り戻すと長持ちします。
| 場面 | 採る時期 | 持ち |
|---|---|---|
| 一輪で飾る | 中心の小花が二〜三列開いたころ | 七〜十日 |
| 数本まとめる | 開ききった直後 | 五〜七日 |
| 株を疲れさせたくない | 一株から一度に二本まで | 残りは株に咲かせる |
水は茎の下三〜五センチが浸かる程度の浅めにします。深い水に挿すと茎が腐って曲がります。
咲かないときの切り分けと直し方
花が止まったら、時期・日照・葉の量・肥料・株の年数の順に確かめます。真夏と真冬は休む時期なので待てば戻ります。春秋に咲かないなら日照と葉の整理が先で、それでも咲かない場合は肥料切れか、株が古くなって中心が込み合っています。三年以上育てた株は根が詰まって花が減るので、春か秋に株分けして若返らせるのが確実な立て直しです。
つぼみが上がるのに途中で枯れるのは、水切れか株元の過湿です。土の乾きを確かめ、株元に水がたまっていないか見てください。つぼみの根元が黒ずんでいるなら過湿、しおれているなら水切れです。
- 時期を確かめる
- 七〜八月と十二〜二月は咲かなくて正常です。それ以外の時期に咲かないなら次の項目へ進みます。
- 日照と葉を見る
- 一日五時間以上日が当たっているか、株の中心に光が届いているかを確かめます。葉が多ければ外側から整理します。
- 肥料と株の年数を見る
- 葉が小さく黄緑なら追肥します。三年以上の株で中心が込み合っているなら株分けで更新します。
ガーベラの花を咲かせ続けるのに使うもの
つぼみが上がってからやることは決まっています。摘む・支える・足す、の 3 つです。
- 液体肥料(リン酸多め)探す言葉「液体肥料 開花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。N-P-K の真ん中(P)の数字が高いもの。
つぼみを作る時期はリン酸が要ります。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり伸びて花が上がりません。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。
種を作らせないことが、次の花を咲かせる条件です。花の下の節まで切り戻すのが基本です。
- 支柱(草花用)探す言葉「園芸支柱 草花 リング」
- 規格の目安
- 直径 8mm・長さ 90〜150cm の細い支柱か、株ごと囲むリング支柱。
花の重みで倒れると、そこから茎が折れます。咲いてから立てるのでは間に合わないので、つぼみのうちに。
- 誘引用の麻ひも探す言葉「麻ひも 園芸 誘引」
- 規格の目安
- 太さ 2mm 前後。目立たない色のもの。
きつく縛ると茎が食い込みます。8 の字にゆるく掛けて、茎が太る余地を残します。
- 開花促進剤は、肥料と日当たりが足りているなら急ぎません。
- リング支柱がなくても、細い支柱 3 本を株の周りに立てて麻ひもで囲めば同じことができます。
ガーベラの長く咲かせるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はガーベラの育て方にまとめています。
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