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クリスマスローズの苗選びと植え付け

クリスマスローズの植え付け|秋の苗選びと落葉樹の下に植える理由

クリスマスローズの栽培イメージ

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秋に植えて冬に咲く宿根草です。開花株か若苗かで植え方が変わり、夏に日陰になる場所を選ぶことが長く育てるこつです。

苗の種類で植える時期と扱いを決める

クリスマスローズは十月から翌春まで園芸店に並び、同じ名前でも状態がまったく違います。花を確かめて買える開花株、小さな若苗、名前の付いた原種の株では植える時期と植えたあとの扱いが変わります。まず自分が買った苗がどれかを見て、下の表で方針を決めます。

植え付けの適期は根が動き出す十月から十一月と、花後の三月です。真夏は休眠していて根が動かず、この時期に植え替えると株が弱って翌年の花が減ります。

苗の種類植える時期の目安扱い方
開花株(大きな鉢)花後の3月か、翌秋花の間は鉢のまま楽しみ、根鉢を崩さず植える
若苗(小さなポット)10月〜11月根を崩さず一回り大きい鉢へ、開花は1〜2年後
原種(ニゲル等)10月〜11月水はけを重視、移植を嫌うので場所を決めてから
庭の株の株分け10月中旬〜11月芽を3つ以上付けて分け、深植えしない

開花株を選ぶなら、花の色と形は個体ごとに違うので、咲いている花を見て決めます。葉に艶があり、株元に新芽の数が多いものが翌年も咲きます。

落葉樹の下が理想の置き場所

クリスマスローズは冬から春に育ち、夏は休眠します。冬に日が当たり、夏は葉陰になる落葉樹の下が自然の環境に一番近く、庭ではその条件を探します。一年中日陰の場所では花が減り、真夏に直射日光が当たる場所では葉が焼けて株が弱ります。

鉢植えなら季節で場所を動かせます。十月から五月は日当たりのよい場所、六月から九月は風の通る明るい日陰に置きます。ベランダなら夏の間だけ室外機の風が当たらない壁際の日陰に寄せます。

夏の日陰を先に確かめる
候補の場所を夏の午後に見て、直射日光が当たらないか確かめます。冬の日当たりより、夏の日陰があるかどうかで先に絞ります。
水はけを見る
穴を掘って水を注ぎ、一時間以内に引くなら合格です。残るなら軽石と腐葉土を混ぜて盛り土し、高く植えます。根が常に湿ると腐ります。
株間は三十センチ以上
三年もすると株の幅が四十センチを超えます。隣の株や他の宿根草とは三十〜四十センチ空け、風が通るようにします。

土は水はけと水もちを両立させる

根は太くて深く伸びる一方で、過湿に弱いのがクリスマスローズの土の難しさです。庭では掘り上げた土に腐葉土を三割、水はけが悪ければ軽石か日向土を二割混ぜます。鉢は市販の草花用の土に軽石の小粒を二割混ぜるか、クリスマスローズ専用の土をそのまま使います。

土の酸度は弱酸性から中性でよく、苦土石灰をひとつかみ混ぜても構いません。ただし石灰を入れたら一週間おいて植えます。酸性の強い土では根の伸びが鈍るので、ピートモスだけの土は避けます。

穴は深めに掘る
根が下へ伸びるので、直径は根鉢の二倍、深さは三十センチほど掘って土を軟らかくしておきます。底に腐葉土と軽石を混ぜて戻します。
元肥は少なめに
元肥(植えるときにあらかじめ入れておく肥料)は緩効性のものを規定量の半分ほど底に混ぜます。多いと根が傷み、葉ばかり大きくなります。
浅植えにする
株元の芽が土に埋まらない高さに合わせます。深く植えると芽が腐って花が出ません。根鉢の上面が地面と同じか少し高くなる位置が目安です。
根鉢は底だけほぐす
根が回っていれば底の部分だけ軽くほぐし、側面は崩しません。太い根を切ると翌年の花が減ります。

鉢は深さのある鉢を選びます。根が底に当たると成長が止まるので、浅い鉢では二年で植え替えが必要になります。

植えた直後の水と肥料

植え付け直後は根が土になじんでおらず、乾かすと葉が垂れます。植えたらたっぷり水を与え、その後は表土が乾いたら与えます。秋は気温が下がるので乾き方は緩やかで、毎日与える必要はありません。

肥料は植え付け後一か月たって新しい葉が動き始めてから、液体肥料を薄めて月に二〜三回与えます。冬の間も生育しているので、寒くなったからといって止めません。

植えたらたっぷり一回
鉢底から流れるまで、庭なら株元に染み込むまで与えて土と根を密着させます。その後は表土が乾くまで待ちます。
葉の垂れ方を見る
朝から葉が垂れているなら水が足りません。昼に垂れて夕方に戻るなら間に合っています。冬に凍って垂れるのは別で、昼に戻ります。
肥料は一か月後から
新しい葉が伸び始めたら追肥(育ちの途中で足す肥料)を始めます。液体肥料なら規定の倍に薄め、月に二〜三回、水やり代わりに与えます。

植え付けで失敗したときの原因と直し方

植えて間もなく葉がしおれる、黒ずむ、株元が腐るといった不調は、深植え、過湿、真夏の植え替えのどれかが原因のことがほとんどです。葉の様子と株元を見て切り分けます。

株元の芽が固くしまっていて白い根が残っていれば立て直せます。慌てて肥料を足さず、置き場所と水を直して新しい葉を待ちます。

症状疑う原因直し方
葉が黒ずんで株元が軟らかい深植え、水はけ不良掘り上げて腐った部分を除き、浅く植え直す
葉が垂れて戻らない水切れ、根を切り過ぎた日陰に移して水を保ち、古い葉を減らす
夏に葉が次々枯れる直射日光、真夏の植え替え遮光して秋まで待つ。芽が固ければ回復
冬になっても芽が動かない根が傷んでいる、深植え春まで待ち、動かなければ掘って確かめる

植えた年に花が咲かないのは珍しくありません。芽の数が増えていれば順調で、翌年からしっかり咲きます。

クリスマスローズの植え付けに使うもの

苗も球根も、植えたあとに動かすと根が傷みます。植える日にそろえておくものだけを挙げます。

  • 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
    規格の目安
    元肥入り、水はけ重視の配合。14〜25L の袋。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個で約 8L、65cm プランターで 12〜15L、花壇なら 1 ㎡ あたり 20〜30L。

    花壇でも、土が固いところは掘り上げて培養土を混ぜたほうが根が張ります。

  • 腐葉土探す言葉「腐葉土 園芸」
    規格の目安
    葉の形が残っている完熟のもの。40L 前後の袋。
    数量の目安
    花壇 1 ㎡ あたり 5〜10L を掘り上げた土に混ぜます。

    土をふかふかにして、水もちと水はけを同時に良くします。花壇の土づくりの基本です。

  • 緩効性肥料(元肥)探す言葉「緩効性肥料 元肥 マグァンプ」
    規格の目安
    粒状で 1 年ほど効くタイプ。植え穴の底に入れて使います。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個に 5〜10g、花壇 1 ㎡ あたり 50g 前後。

    根に直接触れないよう、土を一枚かぶせてから植えます。触れると濃さで傷みます。量は袋の表示に従ってください。

    出典: 農林水産省「都道府県施肥基準等」

  • 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス 目盛り」
    規格の目安
    幅 6〜8cm。目盛り付きなら球根の深さを測れます。

    球根は「球の高さの 2〜3 倍の深さ」に植えるのが基本で、目分量だと浅くなりがちです。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 球根植え器は、球根をまとめて植えるようになってからで十分です。移植ごてで足ります。
  • 鉢を毎回買い替えなくても、古い鉢を洗って日に当てれば使えます。

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