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ヒューケラの苗選びと植え付け

ヒューケラの苗選びと植え付け|葉色で選び、半日陰に浅く植える

ヒューケラの栽培イメージ

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ヒューケラは葉色を楽しむ宿根草です。葉色ごとの日当たりの好みと、株元を埋めない浅植えのこつをまとめます。

まず葉色で置き場所を決める

ヒューケラは紫、銅色、ライム、銀葉など葉色が豊富で、葉色によって日光の好みが違います。紫や銅色の濃い葉は比較的日に強く、ライムや黄色の明るい葉は直射で焼けやすく、銀葉は中間です。買う前に植える場所の日当たりを確かめ、それに合う葉色を選ぶと失敗が減ります。

どの葉色でも真夏の直射日光は苦手です。午前中だけ日が当たる東向きか、明るい日陰が最も葉色がきれいに出ます。迷ったら、まず半日陰に置いて葉の色を見て判断します。

葉色日光の好み向く場所
紫、銅色、赤系比較的強い、午前の日でよく色づく東向き、落葉樹の下
ライム、黄色系弱い、直射で葉焼け明るい日陰、北向きの明るい場所
銀葉、模様入り中間、半日陰で模様が出る半日陰
緑葉系やや強い半日陰から午前の日なた

よい苗の見分け方

苗は葉の枚数と株元の締まりで選びます。葉が多く、株元が土に近い位置で締まっている苗は根がしっかりしています。株元が土から浮き上がって茎が伸びている苗、下葉が黄変している苗、葉の裏に白い点や綿が付いている苗は避けます。春と秋に出回り、どちらの季節に植えても育ちます。

株元の締まりを見る
株元が土の表面近くで締まり、葉が放射状に出ている苗を選びます。茎が伸びて株元が浮いた苗は根付きが悪くなります。
葉の裏を触って確かめる
葉の裏を触ってざらつきや白い綿がなければ虫の心配はありません。葉の縁が茶色く縮れた苗は避けます。
根鉢を軽く抜いて見る
ポットから軽く抜き、白い根が回っていれば健康です。根が黒く柔らかい苗は根腐れの可能性があります。

植え付けの時期と土

植え付けは三月から五月と、九月から十月が適期です。真夏の植え付けは根付く前に暑さで弱り、真冬は根が動かず活着しません。土は水はけと保水のバランスがよいものを使い、地植えなら腐葉土を三割ほど混ぜて盛り土し、鉢なら市販の草花用培養土で足ります。

ヒューケラは水はけの悪い土で根腐れしやすい一方、乾きすぎる場所では葉の縁が枯れ込みます。腐葉土で保水を、軽石やパーライトで水はけを補うと両立します。

時期作業目安
3月〜5月春の植え付け遅霜のあと、新芽が動き出したら
9月〜10月秋の植え付け最高気温が二十五度を下回ったら
6月〜8月植え付けは避ける暑さで根付かない
11月〜2月植え付けは避ける根が動かず霜で持ち上がる

株元を埋めない浅植えの手順

ヒューケラの植え付けで最も大切なのは深さです。株元(葉の付け根が集まる部分)を土に埋めると腐って枯れます。根鉢の上面が土の表面と同じか、やや高くなるように植え、株元に土がかからないようにします。株間は二十五〜三十センチで、成長すると直径三十センチほどに広がります。

植え穴を根鉢より一回り大きく
根鉢の二倍ほどの幅で穴を掘り、底に緩効性肥料を元肥(植え付け前に土へ混ぜておく肥料)として少量混ぜます。
根鉢の上面を土と同じ高さに
根鉢を置いたとき、上面が周りの土と同じかやや高い位置になるように穴の深さを調整します。深く植えないのが鉄則です。
株元に土をかけない
周りから土を寄せて根鉢を固定しますが、葉の付け根には土をかけません。株元が見えている状態が正しい植え方です。
植えたらたっぷり水
株元を避けて周りの土にたっぷり水を与えます。一週間は土の表面が乾いたら水を足し、根付いたら乾かし気味にします。

鉢植えも同じで、鉢の縁より一センチほど下に土の表面を合わせ、株元は埋めません。

鉢とプランターに植えるとき

鉢植えは一株なら五号から六号鉢、寄せ植えなら他の植物と株間を十五センチ以上取ります。ヒューケラは根が浅く横に広がるため、深すぎる鉢より口の広い鉢が向きます。鉢底石を敷いて水はけを確保し、夏は鉢を直射の当たらない場所へ動かせるのが鉢植えの利点です。

容器株数注意
五〜六号鉢一株夏は半日陰へ移動
六十センチプランター三株株間二十センチ
寄せ植え一〜二株他の植物に埋もれないよう手前に

植え付け後に元気がないときの原因の切り分け

植え付けから二週間たっても新しい葉が出ない、葉がしおれるといったときは、深植え、水の過不足、日照のどれかが原因です。株元と土の状態を見て、原因を絞ってから対処します。

株元を触って確かめる
株元を軽く押して硬ければ問題ありません。柔らかく黒ずんでいれば深植えか過湿ですから、すぐに掘り上げて浅く植え直します。
土の湿りを指で確かめる
指を土に二センチ入れて、湿っていれば水は足りています。乾いていれば水を、常に湿っているなら水を止めます。
症状考えられる原因戻し方
株元が黒ずんで柔らかい深植え、過湿掘り上げて浅く植え直す
葉の縁が茶色く枯れ込む乾燥、直射日光水を足し、半日陰へ移す
葉が白っぽく色があせる光が強すぎる遮光するか場所を変える
葉が垂れて元気がない根付いていない、水不足土の乾きを確かめて水を与える

ヒューケラの植え付けに使うもの

苗も球根も、植えたあとに動かすと根が傷みます。植える日にそろえておくものだけを挙げます。

  • 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
    規格の目安
    元肥入り、水はけ重視の配合。14〜25L の袋。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個で約 8L、65cm プランターで 12〜15L、花壇なら 1 ㎡ あたり 20〜30L。

    花壇でも、土が固いところは掘り上げて培養土を混ぜたほうが根が張ります。

  • 腐葉土探す言葉「腐葉土 園芸」
    規格の目安
    葉の形が残っている完熟のもの。40L 前後の袋。
    数量の目安
    花壇 1 ㎡ あたり 5〜10L を掘り上げた土に混ぜます。

    土をふかふかにして、水もちと水はけを同時に良くします。花壇の土づくりの基本です。

  • 緩効性肥料(元肥)探す言葉「緩効性肥料 元肥 マグァンプ」
    規格の目安
    粒状で 1 年ほど効くタイプ。植え穴の底に入れて使います。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個に 5〜10g、花壇 1 ㎡ あたり 50g 前後。

    根に直接触れないよう、土を一枚かぶせてから植えます。触れると濃さで傷みます。量は袋の表示に従ってください。

    出典: 農林水産省「都道府県施肥基準等」

  • 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス 目盛り」
    規格の目安
    幅 6〜8cm。目盛り付きなら球根の深さを測れます。

    球根は「球の高さの 2〜3 倍の深さ」に植えるのが基本で、目分量だと浅くなりがちです。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 球根植え器は、球根をまとめて植えるようになってからで十分です。移植ごてで足ります。
  • 鉢を毎回買い替えなくても、古い鉢を洗って日に当てれば使えます。

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