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アイビーの水やり

アイビーの水やり|乾かし気味の基本と季節の間隔、根腐れを防ぐ方法

アイビーの栽培イメージ

読むのに約 3

土が乾いてから与えるのが基本。乾燥には強く、過湿で根腐れしやすい植物です。冬は間隔を空けます。

鉢と置き場所で乾く速さが違う

アイビーは乾燥に強く、過湿に弱い植物です。枯らす原因の多くは水のやりすぎによる根腐れで、水切れで枯れることはめったにありません。土の表面が乾いてから二〜三日待って与えるくらいでちょうどよく、迷ったら与えないほうが安全です。

同じ間隔で与えても、鉢の材質と置き場所で乾く速さは倍以上違います。下の表で自分の鉢に近い行を選び、乾きの速さを頭に入れてから季節の目安を読みます。

鉢と置き場所土の乾く速さ水やりの考え方
素焼き鉢を明るい窓辺に置く速い。二〜三日で表面が白くなる乾いたらすぐ与えてよい
プラスチック鉢を部屋の奥に置く遅い。表面が乾いても中は湿る表面が乾いてから三〜四日待つ
ハンギングで吊るす速い。風で上下から乾く夏は毎日確かめる
鉢カバーに入れている底に水がたまりやすいカバーから出して与え、水を切る

季節ごとの間隔の目安

間隔は日数ではなく、気温と株の勢いで決まります。下の表は室内で六号鉢を育てた場合の目安で、実際には毎回土を触って確かめます。屋外に置いた株は風で乾きが速いので、表より短い間隔になります。

季節水やりの間隔与え方
春(3〜5月)土が乾いて一〜二日後鉢底から流れるまでたっぷり
夏(6〜9月)土が乾いたらすぐ。三〜五日に一回朝か夕方に。日中の高温時は避ける
秋(10〜11月)土が乾いて二〜三日後徐々に間隔を空けて冬に慣らす
冬(12〜2月)土が乾いて四〜七日後。二週間に一回程度暖かい日の午前中に。量は減らさない

冬に暖房の効いた部屋では、表より乾きが速くなります。室温が二十度を超える部屋なら秋の間隔で管理します。

乾き具合の確かめ方

指を第一関節まで入れる
土の表面に指を入れ、第一関節の深さまで乾いていたら与えます。表面だけ見て判断すると、中がまだ湿っているのに与えてしまいます。
鉢を持ち上げて重さを見る
水やり直後の重さを覚えておくと、持ち上げただけで乾き具合が分かります。明らかに軽くなっていたら与える目安です。
葉の張りを見る
水が足りないと葉がわずかに垂れ、光沢が鈍ります。この状態で与えれば半日で戻ります。葉がぱりぱりに乾くまで放置しなければ問題ありません。
割り箸で中を確かめる
大きな鉢は割り箸を土に挿して抜き、湿りを見ます。先が湿って土の色が濃ければ待ち、乾いていれば与えます。

与え方

鉢底から流れるまで与える
与えるときは鉢の縁まで水を注ぎ、鉢底の穴から流れ出るまで与えます。少しずつ与えると土の下のほうが乾いたままになり、根が浅くしか張れません。
受け皿の水は捨てる
鉢底から出た水は受け皿に残さず捨てます。三十分以上ためたままにすると鉢底が湿り続け、根腐れとコバエの原因になります。
葉に水をかけても構わない
アイビーは葉にかかった水で傷むことはありません。むしろ葉の裏まで濡らすとハダニの予防になります。屋外なら上から全体にかけて構いません。
冬は室温の水を使う
冬に冷たい水道水を与えると根が冷えます。汲み置きして室温に戻した水を、暖かい日の午前中に与えます。

葉水と湿度

アイビーは空気の乾燥に比較的強い植物ですが、冬の暖房で湿度が三十パーセントを下回るとハダニが付きやすくなります。週に二〜三回、霧吹きで葉の裏まで濡らすと予防になります。葉水は水やりの代わりにはならないので、土の乾きは別に確かめます。

ほこりをかぶった葉は光を通しにくく、見た目も悪くなります。月に一度、シャワーで全体を洗い流すか、湿らせた布で葉を拭くと葉の色が戻ります。屋外に出せる季節なら、雨に当てるだけでも十分です。

葉の裏を狙って霧吹き
ハダニは葉の裏に付きます。霧吹きを下から当てて裏面を濡らします。表だけ濡らしても予防の効果は薄いです。
夕方は避ける
夜に葉が濡れたままだと、冬は冷えて葉が傷み、夏は蒸れて病気の元になります。午前中に行い、夕方までに乾かします。

症状から原因を切り分ける

葉が黄色くなる、垂れるといった症状は、土が湿っているか乾いているかで原因が正反対になります。葉を見る前に土を触り、湿り具合を確かめてから対処を決めます。

症状土が湿っているとき土が乾いているとき
葉が黄色くなって落ちる根腐れ。水を止めて鉢を乾かす水切れ。鉢底から流れるまで与える
葉がしおれて垂れる根腐れ。鉢から抜いて根を確かめる水切れ。与えれば半日で戻る
葉先が茶色く枯れる根が傷んでいる可能性空気の乾燥。葉水を増やす
株元の茎が黒く柔らかい根腐れが進んでいる。挿し木で更新起きにくい。病気を疑う

根腐れが疑わしいときは鉢から抜いて根を見ます。白い根が多ければ回復します。黒く柔らかい根ばかりなら、健全な茎を切って挿し木で作り直します。

アイビーの水やりに使うもの

「何日おき」で決めると必ず外します。乾いたかどうかを見る道具と、鉢底から抜けるようにする道具に分けます。

数量は直径 24cm(8 号)の鉢 1 個を単位にしています。号数は直径 cm を 3 で割った数です。

  • 土壌水分計探す言葉「土壌水分計 観葉植物」
    規格の目安
    土に挿して読む針式。電池の要らないものが手軽です。

    表面の乾きと、鉢の中の乾きは一致しません。挿して確かめる習慣が付くと、やりすぎがなくなります。

  • 注ぎ口の細いジョウロ探す言葉「ジョウロ 室内 注ぎ口 細い」
    規格の目安
    容量 1〜2L。注ぎ口が細く長いもの。

    葉の間から株元へ差し込んで注げます。葉に水を溜めると、そこから腐る植物があります。

  • 受け皿探す言葉「鉢 受け皿 室内」
    規格の目安
    鉢底より一回り大きいもの。

    鉢底から抜けた水を受けるためのものです。**溜まった水はそのつど捨てます。** 溜めたままにするのが根腐れの典型です。

  • 霧吹き(葉水用)探す言葉「園芸 霧吹き 葉水」
    規格の目安
    300〜500ml。霧の細かいもの。

    水やりの代わりにはなりませんが、葉裏に当てるとハダニが付きにくくなります。乾燥する冬の室内で効きます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 自動給水器は、留守が続くときだけで十分です。日常は自分で見るほうが確実です。
  • 多肉植物には霧吹きは要りません。かえって蒸れの原因になります。

アイビーの上手に育てるコツは作物ページに

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