置き場所と季節で水やりを決める
レモンバーベナは葉の面積が大きく、夏は一日で鉢が乾きます。それでいて根は湿った土を嫌うので、乾いたらたっぷり、乾くまで待つという切り替えを季節ごとに調整します。下の表で自分の環境を確かめてください。
| 場面 | 水やりの目安 | 注意すること |
|---|---|---|
| 鉢植え・春と秋 | 表面が乾いたらたっぷり、二〜三日に一回 | 受け皿に水をためない |
| 鉢植え・真夏 | 朝に毎日。夕方にしおれていれば夕方も | 日中の高温時は与えない |
| 鉢植え・落葉後の冬 | 十日〜二週間に一回、少量 | 完全に乾かすと根が死ぬ |
| 地植え・根付いた株 | 基本は雨任せ | 十日以上雨がなければ株元へ |
水やりの手順
水やりは回数を決めるのではなく、鉢の乾き方に合わせます。同じ鉢でも葉が茂る七月は五月の倍の速さで乾くので、月ごとに土を触る回数を増やして目安を更新します。
- 指で土の中を確かめる
- 土に指を第二関節まで入れ、中まで乾いていたら与えます。表面が乾いても中が湿っていれば、まだ待ちます。
- 鉢底から流れるまで与える
- 与えるときは鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。葉には掛けず株元に注ぐと、葉の病気を防げます。
- 夏は朝に与える
- 真夏は朝のうちに与えます。夕方に葉がしおれていても、土が湿っていれば水切れではなく暑さによる一時的なものです。
鉢を持ち上げて重さを覚えておくと、土を触らなくても乾き具合が分かります。水やり直後と乾いたときの差は思ったより大きいものです。
追肥は控えめで足りる
レモンバーベナは肥料が多いと葉は大きくなりますが香りが薄くなり、アブラムシも付きやすくなります。植え付け時の元肥(植える前に土へ混ぜる肥料)が緩効性肥料なら、その後の追肥(育ちの途中で足す肥料)は生育期に二回で十分です。
| 時期 | 肥料の種類 | 量の目安 |
|---|---|---|
| 5月中旬(新芽が伸び始めたころ) | 緩効性の固形肥料 | 鉢の縁に規定量の半分 |
| 7月上旬(一回目の収穫後) | 緩効性の固形肥料 | 同じく規定量の半分 |
| 8月〜9月 | 与えない | 暑さで根が弱っているため |
| 10月以降 | 与えない | 落葉に向かう時期 |
液体肥料を使うなら、五〜七月に二週間に一回、規定の倍に薄めて水やり代わりに与えます。
摘心で株を茂らせる
放っておくと一本の茎がまっすぐ伸び、葉の付いた部分が上のほうだけになります。伸びた枝先をこまめに摘むと脇から枝が出て、収穫できる葉の量が二〜三倍に増えます。摘んだ葉はそのままお茶に使えます。
- 二十センチで最初の摘心
- 株の高さが二十センチほどになったら、枝先を一〜二節分摘みます。脇芽が伸びて枝が二本になります。
- 枝が伸びるたびに繰り返す
- 伸びた枝が十五センチほどになるたびに先を摘みます。六月までに三〜四回繰り返すと、横に広がった株になります。
- 夏の終わりに切り戻す
- 八月下旬に全体を三分の一ほど切り戻すと、秋に新しい葉がそろい、香りの良い葉をもう一度収穫できます。
摘心した枝先は捨てずにお茶にします。柔らかい若葉は生のお茶に最も向いています。
葉の色で足りない・多すぎるを判断する
水と肥料の過不足は葉に出ます。健全な株の葉は明るい黄緑で、こすると強く香ります。色が変わったときは土の湿り具合を確かめてから対処します。
| 葉の状態 | 考えられる原因 | 手当て |
|---|---|---|
| 全体に黄色く、下葉から落ちる | 水のやりすぎ | 土が乾くまで待ち、鉢なら風通しの良い場所へ |
| 葉が縮れて先が茶色い | 水切れが繰り返された | 朝の水やりを欠かさず、鉢を大きくする |
| 葉が大きいが香りが弱い | 肥料が多い | 追肥を止め、枝先を摘んで葉を更新する |
| 葉が小さく色が薄い | 肥料切れか根詰まり | 薄い液体肥料を与え、春に植え替える |
葉の色だけで決めず、必ず土を触って湿り具合を確かめます。黄色い葉でも土が乾いていれば水切れ、湿っていれば過湿と、対処は正反対になります。
管理でよくある失敗と戻し方
レモンバーベナは丈夫ですが、夏の水切れと冬の乾かしすぎで株を失う人が多い植物です。しおれたときは、土を触って湿っているか乾いているかを確かめてから対処します。
二年目以降の鉢植えで水をやってもすぐ乾く、葉が小さくなったという姿が見えたら根詰まりです。春に一回り大きな鉢へ植え替えるか、根を三分の一切って同じ鉢に戻します。
- 夏に葉が一斉にしおれたとき
- 土が乾いていれば鉢ごとバケツの水に十分ほど浸けます。半日で戻れば水切れです。土が湿っているのにしおれるなら根腐れなので、水を止めて日陰に移します。
- アブラムシが付いたとき
- 新芽に集まるので、見つけたら指でつぶすか水で洗い流します。肥料が多いと付きやすいので、追肥を止めます。
- ハダニで葉が白くかすれたとき
- 乾燥した夏に葉裏に付きます。葉裏に強めの水を掛けて洗い流し、数日続けます。葉水を朝に続けると予防になります。
レモンバーベナの育てている間に使うもの
ハーブは肥料を与えすぎると、葉は茂っても香りが薄くなります。他の植物より控えめが基本です。
- ハーブ用の培養土探す言葉「ハーブ 培養土 水はけ」
- 規格の目安
- 水はけ重視の配合。「ハーブ・野菜用」と書かれたもの。
- 数量の目安
- 8 号鉢 1 個で約 8L、65cm プランターで 12〜15L。
地中海原産のものが多く、乾き気味を好みます。水もちのよい土だと根が傷みます。
- 液体肥料(薄めて使う)探す言葉「液体肥料 ハーブ」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液を、さらに薄めて使います。
与えすぎると香りが薄くなります。月 1 回、規定の半分の濃さから試すのが安全です。
- 摘芯用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 摘芯 細かい」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。
先端を摘むと、その下の節から枝が 2 本出ます。これを繰り返すと収穫量が増えます。
- 肥料は控えめでよいので、種類を買いそろえる必要はありません。
- 花が咲く前に摘めば、香りの落ちる時期を遅らせられます。道具は要りません。
レモンバーベナの収穫までのコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はレモンバーベナの育て方にまとめています。
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