苗はいつ買うか、どんな株を選ぶか
マーガレットの苗は春(3〜4月)と秋(9〜10月)に出回ります。春苗はすぐ花が見られますが根が張る前に夏を迎えるので、長く付き合うなら秋に植えて冬の間に根を張らせる方が翌春の花が段違いに増えます。
店頭では花の数より株元を見てください。株元から枝が何本も出ていて葉の色が濃く、下葉が黄ばんでいない株が良い苗です。ひょろりと一本立ちで先端だけに花がある株は、切り戻しをしても形が整うまで時間がかかります。
| 時期 | 苗の特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 3〜4月 | つぼみ付きで花がすぐ楽しめる | 春の花壇をすぐ彩りたい |
| 9〜10月 | 花は少ないが根が動きやすい | 翌春に大株で咲かせたい |
| 5月以降 | 値下げ品が多く根詰まりしがち | 挿し木の親株にするなら可 |
ポットの底穴から根が茶色く飛び出している苗は、根詰まりで水切れを起こしやすい状態です。避けるか、買ったらすぐ植え替えます。
鉢と土の選び方
水はけと日当たりを好む一方で乾きすぎも嫌うため、鉢は苗の一回りから二回り大きい五号から六号鉢が目安です。いきなり大鉢に植えると土が乾かず根腐れしやすくなります。土は市販の草花用培養土で十分ですが、赤玉土か軽石を二割ほど混ぜると夏の蒸れに強くなります。
素焼き鉢は乾きが早く根腐れしにくい反面、夏は一日で乾き切ることがあります。プラ鉢は保水力がある分、水やりの間隔を長めに取る必要があります。どちらを選ぶかは水やりに割ける時間で決めて構いませんが、迷ったら素焼きが失敗は少ないです。
- 鉢底石を敷く
- 鉢の高さの二割ほど鉢底石を入れて排水の道を作ります。プラ鉢なら特に大切で、これだけで夏の根腐れがかなり減ります。
- 根鉢は崩さない
- ポットから抜いたら根鉢の肩を軽くほぐす程度にとどめます。細い根が傷むと花が止まるので、根がびっしり回っているときだけ底を少し切り開きます。
- 深植えにしない
- 株元の土面が鉢の縁から二センチほど下になる高さに合わせます。茎に土がかぶると株元から腐りやすくなります。
- 植え付け後にたっぷり水
- 鉢底から流れ出るまで与えて土と根を密着させます。その後は表土が乾いてから与えるサイクルに切り替えます。
花壇に植えるときの注意
関東平野部の露地なら軒下や南向きの壁際で冬越しできることもありますが、霜に当たると葉が黒く傷みます。花壇に植えるなら株間は三十センチほど空け、周りより少し高く土を盛って水はけを確保します。
- 場所は日当たりと風通し
- 半日以上日が当たり、雨のあとに水がたまらない場所を選びます。北風が直接当たる場所は冬に傷むので避けます。
- 植え穴に軽石を混ぜる
- 粘土質の土なら植え穴の土に軽石か腐葉土を三割ほど混ぜ、根の周りだけでも水はけを良くしておきます。
- 霜よけの準備を先に
- 露地植えなら、十二月までに不織布か寒冷紗をかけられるよう支柱を立てておくと、急な寒波でも慌てません。
植え付け直後の管理
植え付けから二週間は根がまだ動いていないので、強い日差しの下では葉がしおれやすい時期です。春植えなら明るい日陰に数日置いてから日なたへ出し、秋植えならそのまま日なたで構いません。肥料は植え付け時に緩効性のものを土に混ぜておけば、追加は一か月後からで十分です。
植え付けの時期が春なら、四月に入って気温が上がると急に水を吸い始めます。それまで週二回だった水やりが毎日になることも珍しくないので、鉢の重さを毎朝手で確かめる習慣をつけると安心です。
| 状態 | 見方 | 対応 |
|---|---|---|
| 昼にしおれ夕方戻る | 根がまだ水を吸えていない | 数日は半日陰で様子を見る |
| 新芽が伸び始めた | 根が動き出したサイン | 日なたへ出し通常の水やりへ |
| 下葉が黄色くなる | 水のやりすぎか根の傷み | 水を控え表土が乾くまで待つ |
うまく根付かないときの見分けと立て直し
植えて三週間たっても新芽が伸びず葉がくたっとしているなら、根が傷んでいるか土が湿りすぎています。鉢を持ち上げて重さを確かめ、いつまでも重いなら水を止めて風通しの良い場所に移します。逆に土が乾いているのにしおれるなら、根鉢の中まで水が染みていない可能性があるので、バケツに鉢ごと十分ほど浸けて芯まで湿らせます。
植え直した株は、その後二週間は水を控えめにして明るい日陰に置きます。新芽が動いたのを見てから通常の管理に戻し、肥料はさらに二週間待ってから薄めのものを再開します。
- 鉢を抜いて根を見る
- 根が白ければ問題なし、茶色でぬるついていれば根腐れです。傷んだ根をはさみで落とし、新しい乾いた土に植え直します。
- 上部を三分の一切り戻す
- 根が減った分だけ葉も減らして負担を軽くします。花やつぼみは思い切って落とし、根の回復を優先させます。
- 回復までは肥料を止める
- 弱った根に肥料は毒です。新芽が動き出したのを見てから、薄めた液体肥料を再開します。
マーガレットの植え付けに使うもの
苗も球根も、植えたあとに動かすと根が傷みます。植える日にそろえておくものだけを挙げます。
- 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
- 規格の目安
- 元肥入り、水はけ重視の配合。14〜25L の袋。
- 数量の目安
- 8 号鉢 1 個で約 8L、65cm プランターで 12〜15L、花壇なら 1 ㎡ あたり 20〜30L。
花壇でも、土が固いところは掘り上げて培養土を混ぜたほうが根が張ります。
- 腐葉土探す言葉「腐葉土 園芸」
- 規格の目安
- 葉の形が残っている完熟のもの。40L 前後の袋。
- 数量の目安
- 花壇 1 ㎡ あたり 5〜10L を掘り上げた土に混ぜます。
土をふかふかにして、水もちと水はけを同時に良くします。花壇の土づくりの基本です。
- 緩効性肥料(元肥)探す言葉「緩効性肥料 元肥 マグァンプ」
- 規格の目安
- 粒状で 1 年ほど効くタイプ。植え穴の底に入れて使います。
- 数量の目安
- 8 号鉢 1 個に 5〜10g、花壇 1 ㎡ あたり 50g 前後。
根に直接触れないよう、土を一枚かぶせてから植えます。触れると濃さで傷みます。量は袋の表示に従ってください。
出典: 農林水産省「都道府県施肥基準等」
- 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス 目盛り」
- 規格の目安
- 幅 6〜8cm。目盛り付きなら球根の深さを測れます。
球根は「球の高さの 2〜3 倍の深さ」に植えるのが基本で、目分量だと浅くなりがちです。
- 球根植え器は、球根をまとめて植えるようになってからで十分です。移植ごてで足ります。
- 鉢を毎回買い替えなくても、古い鉢を洗って日に当てれば使えます。
マーガレットの長く咲かせるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はマーガレットの育て方にまとめています。
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