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オステオスペルマムの苗選びと植え付け

オステオスペルマムの苗選びと植え付け|春と秋の二回の適期と水はけ重視の土

オステオスペルマムの栽培イメージ

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苗の選び方から植え付けの土、鉢と地植えの違いまで。根が蒸れに弱いので、水はけを最優先にした準備が失敗を減らします。

苗は花より葉と株元を見て選ぶ

オステオスペルマムの苗は二月ころから花付きで店頭に並びます。つい花色で選びたくなりますが、長く楽しめるかどうかは株元の状態で決まります。葉が根元まで密に付き、茎の付け根が黒ずんでいない株を選んでください。

花が満開の苗より、つぼみが多く葉色の濃い苗のほうが、植え付け後の伸びが良いです。ポットの底から白い根がわずかにのぞく程度なら根張りは十分で、根が黒く回りすぎているものは避けます。

見た目判断理由
葉が株元まで密で緑が濃い買ってよい光をしっかり受けて育った健全な株
下葉が黄ばんで落ちている避ける水切れか根詰まりを経験している
茎の付け根が黒い・やわらかい避ける灰色かび病や根腐れの初期
つぼみが多く花は二〜三輪買ってよい植え付け後に長く咲く

適期は春と秋、真夏と厳冬は避ける

植え付けの適期は三月から五月と、九月下旬から十月です。関東平野部では春に植えて初夏まで楽しみ、夏越しした株が秋にもう一度咲く流れが基本です。真夏は根が蒸れて弱り、真冬は根が動かず活着しにくいので避けます。

秋植えは冬の寒さに耐えるだけの根を張らせる必要があるので、十月中には終えてください。寒冷地では春植えのみとし、暖地では秋植えのほうが翌春の花数が増えます。

苗を買ってすぐ植えられないときは、ポットのまま日当たりに置き、土が乾いたら水をやって待ちます。ポットのまま二週間以上置くと根が回りきって植え付け後の立ち上がりが鈍るので、なるべく早く植えてください。

霜の心配を確かめる
春植えは遅霜が終わるころが目安です。関東平野部なら三月下旬以降、寒冷地は四月中旬以降に植えると若い葉が霜で傷みません。
土を先に乾かし気味にする
植え付け前日に苗へ軽く水をやり、当日は土が少し乾いた状態で扱います。根鉢が崩れにくく、細い根を傷めません。
根鉢は崩さない
ポットから抜いたら根鉢の底を軽くほぐす程度にとどめ、深植えにならないよう土の面を鉢土と同じ高さに合わせます。

水はけ重視の土と株間

オステオスペルマムは南アフリカ原産で、乾燥には強く過湿に弱い性質です。市販の草花用培養土赤玉土の小粒か軽石を二〜三割混ぜて、水はけを高めるのがおすすめです。元肥(植え付け時に土へ混ぜておく肥料)は緩効性のものを規定量入れます。

地植えの株間は三十センチほど確保します。株は横に広がって直径四十センチ近くになるので、詰めて植えると株元が蒸れて灰色かび病が出やすくなります。

場所土の配合株間・鉢の大きさ
地植え腐葉土と軽石を混ぜて高畝にする株間三十センチ
鉢植え草花用培養土七、赤玉土小粒三五号鉢に一株
プランター草花用培養土に軽石を二割六十センチ幅に二株

酸度は弱酸性から中性を好みます。地植えの場合は植え付けの二週間前に苦土石灰を軽くまいておくと安心です。

植え付け直後の管理

植え付けたらたっぷり水をやり、その後は土の表面が乾いてから次の水やりに移ります。活着するまでの一週間は強風を避け、日当たりの良い場所に置きますが、真昼の直射で葉がしおれるようなら午前中だけ日が当たる場所に移してください。

鉢植えは植え付け後の一週間だけ、朝日が当たって午後は日陰になる場所に置くと根の回復が早まります。地植えは水やり後に土が沈んで株元がくぼんだら、周りの土を寄せて平らにしておきます。くぼみに水がたまると株元が蒸れて腐りの入口になります。

一週間は様子を見る
葉がしゃんと立ち、新しい葉が中心から見え始めたら活着の合図です。それまでは肥料を与えず、水も控えめにします。
最初の摘心を検討する
苗が一本立ちで細長いときは、活着後に先端を軽く摘むと枝数が増え、こんもりした株になります。すでに枝分かれしている苗なら不要です。
つぼみは残してよい
植え付け時のつぼみは取らなくても大丈夫です。花が終わったものから順に花茎ごと取り除き、株の負担を減らします。

植え付けで失敗したときの立て直し

植え付け後に下葉が黄ばんで落ちるのは、多くが水のやりすぎか深植えです。土が常に湿っているなら水やりを止め、鉢なら日当たりと風通しの良い場所に移して土を乾かします。深植えになっていたら、根鉢ごと一度掘り上げて土の面を合わせ直しても構いません。

葉がしおれて土がからからなら単純な水切れです。鉢の底から流れ出るまで水をやり、半日陰で一日休ませると回復します。しおれたまま土が湿っている場合は根腐れが疑われるので、水を止めて様子を見てください。

症状考えられる原因戻し方
下葉が黄色くなり土が湿ったまま水のやりすぎ・深植え水を止めて乾かす、植え直す
葉がしおれ土が乾いている水切れたっぷり水をやり半日陰で休ませる
株元が黒ずみ倒れる根腐れ・灰色かび病傷んだ部分を切り、新しい土に植え直す

オステオスペルマムの植え付けに使うもの

苗も球根も、植えたあとに動かすと根が傷みます。植える日にそろえておくものだけを挙げます。

  • 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
    規格の目安
    元肥入り、水はけ重視の配合。14〜25L の袋。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個で約 8L、65cm プランターで 12〜15L、花壇なら 1 ㎡ あたり 20〜30L。

    花壇でも、土が固いところは掘り上げて培養土を混ぜたほうが根が張ります。

  • 腐葉土探す言葉「腐葉土 園芸」
    規格の目安
    葉の形が残っている完熟のもの。40L 前後の袋。
    数量の目安
    花壇 1 ㎡ あたり 5〜10L を掘り上げた土に混ぜます。

    土をふかふかにして、水もちと水はけを同時に良くします。花壇の土づくりの基本です。

  • 緩効性肥料(元肥)探す言葉「緩効性肥料 元肥 マグァンプ」
    規格の目安
    粒状で 1 年ほど効くタイプ。植え穴の底に入れて使います。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個に 5〜10g、花壇 1 ㎡ あたり 50g 前後。

    根に直接触れないよう、土を一枚かぶせてから植えます。触れると濃さで傷みます。量は袋の表示に従ってください。

    出典: 農林水産省「都道府県施肥基準等」

  • 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス 目盛り」
    規格の目安
    幅 6〜8cm。目盛り付きなら球根の深さを測れます。

    球根は「球の高さの 2〜3 倍の深さ」に植えるのが基本で、目分量だと浅くなりがちです。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 球根植え器は、球根をまとめて植えるようになってからで十分です。移植ごてで足ります。
  • 鉢を毎回買い替えなくても、古い鉢を洗って日に当てれば使えます。

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