葉の有無で水やりを切り替える
オキザリスの水やりは、葉が出ているかどうかで決めます。葉がある生育期は土の表面が乾いたら鉢底から流れるまでやり、葉が黄ばんで枯れ始めたら回数を減らし、葉が完全になくなったらほとんど水をやりません。休眠中に水をやり続けると球根が腐ります。
生育期でも過湿は禁物です。受け皿の水はためず、雨が続くときは軒下へ移します。土の表面が白っぽく乾いて鉢が軽くなったら水やりの合図で、指で触って湿り気が残っていればもう一日待ちます。
| 状態 | 水やりの目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 芽が出る前 | 植え付け時のみたっぷり、その後は乾いてから | やりすぎると腐る |
| 葉が茂り花が咲く | 表面が乾いたら鉢底から流れるまで | 受け皿の水は捨てる |
| 葉が黄ばみ始めた | 回数を半分に減らす | 休眠の準備を邪魔しない |
| 葉がなくなった | 月に一回、軽く湿らせる程度 | 完全に乾かしすぎない |
鉢を持ち上げて重さで判断する方法も有効です。水やり直後と乾いたときの重さを覚えれば、土を触らずに乾き具合がわかります。
日当たりが花と葉を決める
オキザリスは日が当たると花が開き、曇りや夕方には閉じます。日照が足りないと花が開かないだけでなく、葉柄が間延びして倒れます。生育期は一日を通してよく日の当たる場所に置き、室内なら南向きの窓辺の最前列に置きます。
冬に咲く秋植えの種類は、冬の日照が特に重要です。ベランダの奥や部屋の中では花が開かないので、できるだけ日が長く当たる場所を選びます。株が窓のほうへ傾いたら鉢を回して形を整えます。
- 生育期は最も日の当たる場所へ
- 秋植えなら冬から春、春植えなら初夏から秋が生育期です。この期間は半日以上日が当たる場所に置き、日照が短いと感じたら移動します。
- 葉が倒れたら光不足の合図
- 葉柄が長く伸びて横に倒れるのは日照不足です。より明るい場所へ移し、倒れた葉は無理に切らず新しい葉が立ち上がるのを待ちます。
室内で咲かせるなら、昼間は窓を開けて直射日光を当てるくらいで丁度よいです。ガラス越しでも花は開きますが色が薄くなります。
追肥は生育期に薄く
球根の養分で育つため肥料は多く要りません。追肥(育ちの途中で足す肥料)は葉が展開してから花が終わるまでの間、規定の倍に薄めた液体肥料を二週間に一回与える程度で十分です。肥料が多いと葉ばかり茂って花が減り、球根も腐りやすくなります。
花が終わった後も葉が緑のうちは液肥を続けると、球根が太って翌年の花数が増えます。葉が黄ばみ始めたら肥料は止め、休眠に入らせます。
- 葉が揃ったら液肥を開始
- 芽が出て葉が広がってから、薄めた液肥を二週間に一回、水やりの代わりに与えます。芽が出る前に与えると腐りの原因になります。
- 花後も葉が緑なら続ける
- 花が終わっても葉が元気なうちは同じ頻度で続けます。この時期の肥料が翌年の球根の大きさを決めます。
- 葉が黄ばんだら止める
- 葉が黄色くなり始めたら休眠の合図です。肥料を止め、水も減らして葉が自然に枯れるのを待ちます。
葉が間延びする、花が開かないときの原因
もっとも多い失敗は光不足による徒長です。葉柄が長く伸びて倒れ、花が上がっても開かないなら、置き場所を日向に変えるだけで新しい葉から締まってきます。肥料の与えすぎでも同じように葉が茂りすぎて花が減るので、液肥を止めて様子を見ます。
花が開かないもう一つの原因は気温です。秋植えの種類は五度以下の寒い日には花を開かず、春植えの種類は真夏の猛暑で一時的に花を休みます。株が健康なら気温が戻れば再び咲くので、無理に環境を変えません。
| 症状 | 考えられる原因 | 戻し方 |
|---|---|---|
| 葉柄が長く倒れる | 光不足 | 日向へ移し新葉を待つ |
| 葉は茂るが花が少ない | 肥料過多、光不足 | 液肥を止め日向へ |
| つぼみは付くが開かない | 曇天、低温、日照不足 | 晴れた日の日向で待つ |
| 葉が黄ばんで倒れる | 休眠の始まりか過湿 | 季節なら水を減らす、季節外れなら根を確かめる |
どの原因か迷ったら、まず日向へ移して肥料を止めるという安全側の手当てから始めます。二週間で新しい葉の様子が変わります。
花がら摘みと株の整え方
花が終わると細い花柄が残ります。そのままでも次の花は咲きますが、灰色かび病の原因になるので、しぼんだ花は花柄の付け根から摘み取ります。枯れた葉も株元に残さず取り除くと、風通しがよくなって病気が減ります。
株が乱れたら葉ごと軽く切りそろえても構いません。生育期であれば二週間ほどで新しい葉が出そろいます。ただし休眠前の葉は球根を太らせているので、黄ばみ始めた葉は自然に枯れるまで残します。
- 花柄は付け根から
- しぼんだ花を花柄ごと指でつまみ、株元近くで摘みます。途中で切ると残った柄が腐ります。
- 枯れ葉は引き抜かない
- 枯れた葉を引っ張ると球根ごと抜けることがあります。はさみで株元近くを切るか、完全に枯れてから軽くつまんで取ります。
オキザリスの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
オキザリスの長く咲かせるコツは作物ページに
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