花が開く条件を知る
オキザリスの花は日光を受けて開き、日が陰ると閉じます。曇りの日や午後の遅い時間には閉じたままなので、花を見たいなら午前中から昼過ぎに日の当たる場所に置くことがすべての前提です。また種類ごとに開花に適した温度があり、それを外れると花を休みます。
花が開かないと不安になりますが、つぼみが上がっているなら株は健康です。晴れた日の昼に一度確かめ、開いていればそのままの管理を続けます。三日以上晴れが続いても開かないときだけ、光と温度を見直します。
| 種類 | 開花期 | 花が開きやすい条件 |
|---|---|---|
| バーシカラー | 11月〜3月 | 晴れた日の日中、五度以上 |
| 桃の輝き | 1月〜4月 | 日照が長く十度以上 |
| トリアングラリス | 5月〜10月 | 明るい半日陰でも咲く |
| デッペイ(四つ葉) | 6月〜10月 | 日向で二十度前後 |
花が閉じている時間帯に見ると咲いていないように感じます。晴れた日の昼ごろに確かめる習慣を付けると、状態を正しく判断できます。
球根を太らせて翌年の花数を増やす
今年の花数は前年の球根の大きさで決まっています。花が終わった後、葉が緑のうちに日に当てて液肥を続けると球根が太り、翌年は花が倍になります。花後すぐに葉を切ったり水を止めたりすると、球根が小さいまま休眠に入って翌年の花が減ります。
球根が増えて鉢の中が混み合うと、一つひとつが小さくなって花付きが落ちます。二年から三年に一度、休眠期に掘り上げて大きい球根だけを選んで植え直すと、花数が戻ります。
- 花後も葉を日に当てる
- 花が終わってから葉が黄ばむまでの一か月から二か月が、球根が太る時期です。日向に置いたまま、薄めた液肥を二週間に一回続けます。
- 葉は自然に枯れるまで残す
- 黄ばんだ葉は見栄えが悪いですが、養分を球根へ戻している途中です。完全に枯れてから取り除きます。
- 混み合ったら分けて植え直す
- 休眠期に掘り上げ、大きい球根を選んで三センチから五センチ間隔で植え直します。小さい球根は別鉢で一年育てます。
花が咲かないときの原因を切り分ける
花が咲かない原因は、光不足、球根が小さい、肥料の窒素過多、季節違いの四つがほとんどです。葉が茂っているのに花が上がらないなら光か肥料、葉も小さいなら球根の力不足、芽そのものが出ないなら植え時の間違いです。順に確かめると原因が絞れます。
秋植えの種類を春に植えたり、春植えの種類を秋に植えたりすると、芽は出ても季節が合わず花を付けずに休眠に入ります。この場合は次の適期まで球根を乾かして保存し、正しい季節に植え直します。
| 症状 | 考えられる原因 | 手当て |
|---|---|---|
| 葉は茂るが花が付かない | 光不足か窒素過多 | 日向へ移し肥料を止める |
| 葉も花も小さい | 球根が小さい、密植しすぎ | 今年は葉を育て休眠期に選別 |
| 芽が出ない | 植え時が季節違い | 掘り上げて適期まで乾燥保存 |
| つぼみが上がるが開かない | 曇天か気温不足 | 晴れの日に日向で待つ |
芽が出ないまま一か月以上たったら、土を掘って球根を確かめます。固ければ待ち、柔らかければ腐っているので処分します。
花色を保ち長く咲かせる
オキザリスの花色は日当たりが強いほど鮮やかになり、日陰では薄くなります。バーシカラーのように花びらの裏に赤い縁取りがある種類は、閉じたときの模様も見どころなので、朝と夕方の両方が楽しめる場所に置くと二倍楽しめます。
花期の途中で株が乱れたら、花がらと枯れ葉をこまめに取って風通しを保ちます。液肥を切らさず、水は乾いたらたっぷりというリズムを守ると、種類によっては三か月以上咲き続けます。
- 花がらをこまめに摘む
- しぼんだ花を花柄ごと摘み取ります。種を作らせないことで、株の力が次のつぼみへ回ります。
- 花期の液肥は切らさない
- 二週間に一回の薄い液肥を花が終わるまで続けます。途中で止めると花が小さくなり、花期が短くなります。
気温が高すぎると花が一日で終わり、涼しいと三日ほど持ちます。冬咲きの種類は室内の暖房で花持ちが短くなるので、日中は外に出すのがおすすめです。
室内で冬に咲かせるコツ
秋植えの種類は寒さに比較的強く、関東平野部なら屋外の軒下で冬を越せますが、霜が続くと葉が傷みます。室内に取り込むなら南向きの窓辺に置き、日中はできるだけ窓を開けて直射日光を当てます。暖房の風が当たる場所は花が早くしぼむので避けます。
室内では光が弱く葉が徒長(茎がひょろ長く伸びること)しやすいので、晴れた日は屋外へ出す「日光浴」を繰り返すと株が締まります。夜間は室内へ戻し、五度以下の冷え込みを避けます。
- 晴れた日は外へ出す
- 日中の気温が五度を超える晴れの日は、鉢を屋外の日向に出します。夕方に室内へ戻せば霜の心配はありません。
- 暖房の風を避ける
- エアコンの風が直接当たると花が一日でしぼみ、葉先が枯れます。風の当たらない窓辺の端に置きます。
オキザリスの花を咲かせ続けるのに使うもの
つぼみが上がってからやることは決まっています。摘む・支える・足す、の 3 つです。
- 液体肥料(リン酸多め)探す言葉「液体肥料 開花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。N-P-K の真ん中(P)の数字が高いもの。
つぼみを作る時期はリン酸が要ります。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり伸びて花が上がりません。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。
種を作らせないことが、次の花を咲かせる条件です。花の下の節まで切り戻すのが基本です。
- 支柱(草花用)探す言葉「園芸支柱 草花 リング」
- 規格の目安
- 直径 8mm・長さ 90〜150cm の細い支柱か、株ごと囲むリング支柱。
花の重みで倒れると、そこから茎が折れます。咲いてから立てるのでは間に合わないので、つぼみのうちに。
- 誘引用の麻ひも探す言葉「麻ひも 園芸 誘引」
- 規格の目安
- 太さ 2mm 前後。目立たない色のもの。
きつく縛ると茎が食い込みます。8 の字にゆるく掛けて、茎が太る余地を残します。
- 開花促進剤は、肥料と日当たりが足りているなら急ぎません。
- リング支柱がなくても、細い支柱 3 本を株の周りに立てて麻ひもで囲めば同じことができます。
オキザリスの長く咲かせるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はオキザリスの育て方にまとめています。
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