Gadeninアプリを入れる
バラの管理 · アプリで株ごとに

バラの管理作業を 1 年の表にして、株ごとに剪定と施肥を記録する

バラの管理が大変に感じるのは、作業の種類が多いからではなく、株が増えるとどの株に何をしたかが混ざるからです。毎日の作業は水やりと花がら切りの 2 つで、剪定・施肥・薬剤散布は月ごとに時期が決まっています。関東の目安で年間の作業表を示し、株ごとの記録を栽培記録アプリ Gadenin でつける方法をまとめます。

iPhone 対応。Android 版はベータ版テスター募集中 (Premium 6 か月の特典つき)。無料で使えます。

Gadenin アプリの画面。育てている植物の一覧と、写真つきの栽培記録

庭や鉢でバラを数株育てていて、剪定の高さや薬剤をまいた日が株ごとに思い出せなくなってきた人向けです。

年間の管理作業 (関東の目安)

解説ページの月別カレンダーを 1 つの表にしました。関東の目安で、暖地は各作業がおよそ 2 週間早く、寒冷地は 2 週間から 3 週間遅くなります。冬剪定の時期と高さ、芽の向きで翌シーズンの花の数と草姿がほぼ決まるので、1〜3 月が 1 年で最も重い時期です。

毎日の作業は水やりと花がら切りの 2 つだけです。それ以外は月に数回の作業で、表のとおりに進めれば大きく外れません。大変になるのは、株が増えてこの表を株の数だけ同時に回すときです。

月作業気をつける病害虫・注意
1 月つるバラの誘引、寒肥、大苗の植え付け土が凍る日は作業しない
2 月木立ち性の冬剪定、鉢の植え替え芽が動く前に終える
3 月芽出し肥、新芽の観察、下旬にマルチングの敷き直し遅れた剪定はここが限界
4 月芽かき、支柱立て、新苗の植え付けアブラムシ、うどんこ病
5 月一番花、花がら切りを始めるうどんこ病、チュウレンジハバチ
6 月お礼肥、梅雨前の枝の整理黒星病、灰色かび病
7 月朝の水やり、下葉の整理施肥と強い剪定はしない
8 月鉢の遮熱、ハダニ対策、下旬に秋の追肥 (寒冷地は夏剪定)ハダニ、コガネムシ幼虫
9 月上旬に夏剪定 (暖地・中間地)、下旬に追肥と枝の透かし黒星病、うどんこ病の再燃
10 月秋の花、軽い花がら切り、施肥を打ち切る下旬以降は切らずに残す
11 月施肥を止める、落ち葉の掃除越冬する菌を減らす
12 月つるバラの葉むしりと誘引、寒肥の準備、下旬に大苗の植え付け鉢の植え替えは 12〜2 月

3 月と 4 月で 1 年の花数が決まる

冬剪定の適期は暖地が 1 月下旬〜2 月中旬、中間地が 2 月上旬〜2 月下旬、寒冷地が 2 月下旬〜3 月中旬で、芽が赤くふくらみ始めた頃が最終期限です。株の外を向いた芽の 5 mm〜1 cm 上で切ると枝が外へ広がり、株の中心に日と風が通ります。切った高さは残しておくと翌年の目安になります。

3 月は芽出し肥で動き始めた芽に勢いを付け、下旬にマルチングを敷き直します。4 月は芽かきと支柱立て、新苗の植え付けに加えて、アブラムシとうどんこ病の警戒が始まります。新芽の裏を毎日確認し、白い粉が出た芽先は早めに切ります。春に新芽が伸び始める頃から予防を始めると、その後の管理が楽になります。

系統で剪定と管理が違う

同じ「バラ」でも、冬に切る高さは系統で違います。四季咲き大輪 (HT) は株の高さの 2 分の 1、四季咲き中輪房咲き (FL) は 2 分の 1〜3 分の 1、シュラブは全体の 3 分の 1 まで、ミニチュアは 2 分の 1 で枯れ枝の整理が主役です。つるバラは切ることではなく枝を寝かせて留めることが本体で、12 月から 1 月に葉を取り、太い枝を先に水平に倒し、握りこぶし 1 つ分の間隔で留めます。

樹形は剪定では変えられません。木立ち性は 0.6〜1.5 m、半つる性は 1.5〜2.5 m、つる性は 2.5〜5 m で、つる性を小さく切り詰めても翌年また同じだけ伸びます。咲き方も四季咲き (5 月と 10 月を中心に年 3〜4 回)、返り咲き、一季咲き (春に 2 週間ほど) で夏剪定の要否が変わります。株が複数の系統にまたがると、1 株ずつ系統と切った高さを控えておく必要が出てきます。

  • ハイブリッドティー (HT) 146 品種: 大輪を一輪ずつ、四季咲き。剪定と病気予防が必須
  • フロリバンダ (FL) 157 品種: 中輪を房咲きに、花数が多く初心者向き
  • イングリッシュローズ 92 品種: オールドローズの花形と香りに返り咲き性
  • シュラブ (S) 85 品種: 木立ち性とつる性の中間。病気に強く手のかからない品種が多い
  • つるバラ (CL) 65 品種: フェンスやアーチに誘引。一季咲きと返り咲き・四季咲きがある
  • ミニチュア 22 品種: 鉢やベランダ向き、水切れに注意
Gadenin の新しい Plant を登録する画面。作物と品種の検索欄がある
株 1 つを Plant 1 件として登録する。バラは 727 品種から検索でき、品種は空欄でもよい

施肥は年 4 回の型、鉢は月 1 回

施肥は 12〜2 月の寒肥、3 月の芽出し肥、6 月のお礼肥、8 月下旬〜9 月の秋の追肥の年 4 回が型です。寒肥は地植えなら株元から 30 cm 以上離して深さ 20〜30 cm の穴を数か所掘り、堆肥と有機質肥料を土と混ぜて埋め戻します。表面に置くだけでは効きません。鉢は植え替えのときに用土へ元肥として混ぜ、根に直接触れさせません。

鉢植えは月に一度の置き肥 (8 号鉢に 10〜15 g) と、10 日に一度の薄めた液体肥料を併用します。つぼみが見えたら窒素を控えてリン酸とカリの比率が高いものに切り替え、10 月の花が終わったら施肥を打ち切ります。水やりは鉢の夏が朝 1 回で猛暑は夕も、冬は 3 日から 1 週間に 1 回、地植えは晴天が 1 週間続いたら株元に 10 L 前後です。

黒星病とうどんこ病は条件が違う

黒星病は葉が濡れた状態が 7 時間続くと感染し、20〜25℃ 前後でもっとも進みます。梅雨と秋の長雨が危険な時期です。うどんこ病は長く濡れた葉では死に、昼夜の乾湿差が大きい春と秋に出ます。条件が違うので防ぎ方も別に組み立てます。黒星病は株元を覆って雨のはね返りを防ぎ、朝に株元だけへ水をやり、地面から 20〜30 cm の高さの葉と枝を整理します。うどんこ病は混み合った枝を抜き、窒素を控え、鉢の間隔を空けます。

黒星病の感染期にあたる春の降雨前後には登録のある殺菌剤を散布します。黒星病とうどんこ病の発生日と対処を残しておくと、翌年の予防時期が分かります。冬は落ち葉をすべて拾って敷地外へ処分し、残った葉を手で落とし、鉢の表土数 cm を新しい用土に入れ替えます。

  • 4〜5 月: アブラムシ、うどんこ病。新芽の裏を毎日確認
  • 6〜7 月: 黒星病、チュウレンジハバチ。雨の前後に見回り、下葉を整理
  • 8 月: ハダニ、コガネムシ幼虫。葉裏に水をかけ、鉢土を確認
  • 9〜10 月: 黒星病、うどんこ病の再燃。秋雨の前に枝を透かす

葉に黒い斑点や白い粉が出たら、場所と様子を選んで原因を調べ、そのまま記録に残す

株ごとの記録が混ざるのが大変さの正体

作業表どおりに動いても、3 株目あたりから「この株は 2 月に何 cm で切ったか」「散布したのはどの株か」が思い出せなくなります。Gadenin では株 1 つを Plant 1 件として登録し、記録に作業タグ (剪定・追肥・誘引・植え替えなど) と写真 (最大 6 枚) とメモを残します。切った高さや薬剤の名前はメモに書き、日時と天気は自動で入ります。

一番花の開花日と花数を 5 月に記録しておくと、翌年の目安になります。黒星病が出た株は困りごとタグ (異常あり) を付けておくと、あとから症状の出た株だけを見返せます。記録の件数に上限はありません。

Gadenin の栽培記録を追加する画面。写真、日時、今日の作業、困りごとのスイッチ、メモがある
剪定した株の記録。作業タグに剪定、メモに切った高さと芽の向きを残す

カレンダーで散布と施肥の間隔を見る

My Plants のカレンダー表示では、いつ・どの Plant に・何をしたかが月ごとに並び、日付をタップするとその日の記録が開きます。月 1 回の置き肥や、雨の前後の散布がどの株に済んでいるかをここで確認します。場所 (庭・ベランダ) とジャンル (花) で絞り込めます。

タイムラインには自分の全 Plant の記録が 1 本に並ぶので、株をまたいで「この 1 週間に何をしたか」を追えます。Plant 詳細の「天気」タブには植えてからの気温と降水量のグラフ (直近 30 日と植えてから) があり、黒星病が出た週の雨の量を見返せます。位置情報を許可していると、天気に合わせた注意が出ます。

株ごとの施肥と散布の間隔を月単位で見る。日付をタップでその日の記録

冬の作業は植え替えと誘引と葉むしり

バラは氷点下でも枝が生きて越冬します。冬に大事なのは寒さから守ることより、休眠中にしかできない根の作業を済ませることです。鉢の植え替えは 12〜2 月で、前日にたっぷり水をやり、根鉢の 3 分の 1 を崩して黒く傷んだ根を切り、白い根は残します。根が少ないのに大きな鉢にすると土が乾かず根腐れを招きます。

大苗の植え付けは 11〜2 月で、直径と深さ 40〜50 cm の穴を掘り、接ぎ口が地面より少し上に出る高さに据えます。つるバラの誘引は枝がしなやかな 12〜1 月です。休眠期に葉を全部落とすと病原菌と越冬中の虫を持ち出せ、剪定のときに枝の姿がよく見えます。暖房の効いた室内に入れるのは逆効果です。

シーズンの終わりには、Gadenin のふりかえりで残しておきたい記録のお題に沿って 1 年を振り返り、来年への引き継ぎを書けます。切った高さと一番花の日付が株ごとに残っていれば、翌年 2 月の剪定で迷いません。

はじめかた

アプリでの最初の 10 分

  1. 株ごとに Plant を登録する。作物はバラ、品種は 727 件から検索 (分からなければ空欄)、起点日は植えた日か買った日
  2. Plant 名に系統と場所を入れる (例: 「HT 玄関横」「つる フェンス西」)。剪定の高さを決めるときに見る
  3. 今の姿を写真 1 枚で記録する。日時と天気は自動で入る
  4. 直近の作業 (剪定・寒肥・散布) を作業タグで残し、メモに切った高さや薬剤名を書く
  5. My Plants をカレンダー表示にして、次の施肥と散布の月を確認する
  6. 栽培ガイドタブで、今月気をつけたい病害虫を読む

iPhone 対応。Android 版はベータ版テスター募集中 (Premium 6 か月の特典つき)。無料で使えます。

FAQ

よくある質問

散布の周期を知らせてくれますか
ユーザーが周期を決めるリマインダーはありません。通知は連続記録、今日やること、シーズンレポート、いいねやコメントへの反応です。散布の間隔はカレンダー表示で前回の日付を見て判断する使い方になります。
株が多いと無料で足りますか
無料で同時に育てられる Plant は 5 件、写真は月 30 枚までです。記録の件数に上限はありません。6 株以上を同時に管理するなら Premium で上限が解放されます。月額または年額で、成長ムービー、高解像度のシーズンレポート、お気に入り、同じ作物・地域の栽培者の発見も使えます。
写真から黒星病かどうか判定できますか
写真からの AI 診断はありません。症状から原因を調べる機能は、葉・実・茎など出ている場所と様子を自分で選ぶと、考えられる病害虫と対処が出る形です。そのまま記録に残せ、3 日後に「その後どうですか」の通知が届きます。
庭の配置図は作れますか
畑や庭の区画図はありません。場所は Plant に登録して絞り込みに使います。Web 版もなく、記録は iPhone で行います。Android 版は先行テスターを募集中です。

株ごとに、剪定も散布も

株 1 つを Plant 1 件として登録し、剪定・施肥・散布を作業タグで残します。iPhone で無料、Android 版は先行テスターを募集中です。

iPhone 対応。Android 版はベータ版テスター募集中 (Premium 6 か月の特典つき)。無料で使えます。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる