科: バラ科属: Rosa日当たり: 日なた水やり: 鉢は乾いたらたっぷり。夏は朝に耐寒性: 強い
栽培カレンダー
関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。
9月のバラは「生育」の時期です。 9月の畑仕事を見る
バラを詳しく知る
項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。
記録しておきたいタイミング
冬の剪定日
1〜2月に剪定します。切った高さを残しましょう。
一番花の開花日
5月に咲きます。日付と花数を残すと翌年の目安になります。
薬剤散布や病気の記録
黒星病・うどんこ病の発生日と対処を残すと、翌年の予防時期が分かります。
花後の切り戻し日
四季咲きは花後に切ると次が咲きます。日付を残しましょう。
長く咲かせるコツ
バラを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。
新苗は一年目の蕾を摘む
春に出回る新苗は根がまだ細く未熟です。一年目の蕾を早めに摘んで枝葉を育てることに専念させると、二年目から本来の花数になります。
つるバラは枝を水平に誘引する
枝を立てたままだと先端だけに花が付きます。冬に横へ倒して結ぶと各節から新芽が伸び、フェンス一面に花が並ぶ姿になります。
真夏は蕾を摘んで株を休ませる
高温期に咲かせると花色が薄く、株も消耗します。7〜8月は蕾のうちに摘んで力を蓄えさせると、9月以降の秋花が大きく上がります。
植え穴は深さ50cmまで掘る
根を深く下ろす木で、固い層があるとそこで生育が止まります。直径も深さも50cmほど掘って堆肥を混ぜ、接ぎ口を地上に出して植えます。
バラの栽培をはじめるのに用意するもの
これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。
- 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
- 規格の目安
- 元肥入り、水はけ重視の配合。14〜25L の袋。
- 数量の目安
- 8 号鉢 1 個で約 8L、65cm プランターで 12〜15L。
野菜用より肥料分が控えめで、花を咲かせる草花に合います。まず 1 袋あれば足ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 草花 置き肥」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。リン酸の比率が高いもの。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
置いておくだけで効くので、水やりのたびに考えずに済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。
咲き終わった花を摘み続けるかどうかで、花期の長さが変わります。いちばん手に取る道具です。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口 外せる」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口を外せるもの。
花を濡らさずに株元へ注げます。花に水がかかると、その花は早く終わります。
- 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから足すほうが無駄になりません。
- 鉢は新品でなくてもかまいません。洗って日に当てれば繰り返し使えます。
バラの病害虫(12)
症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。
うどんこ病
主要病気一般的な内容
症状 はじめ葉表に白い斑点が点在し、やがて葉全体が白い粉状に覆われる。進行すると葉が黄化・褐変して枯れ上がり、光合成が落ちて生育と収量が低下する。
予防 日当たりと風通しを確保し、混み合った下葉やわき芽を早めに整理する。窒素過多の軟弱徒長を避け、抵抗性品種を選ぶと発生を抑えやすい。
対処 初発の葉は見つけ次第切除して株外へ持ち出す。まん延前に登録のある殺菌剤を葉裏まで丁寧に散布し、同一系統の連用を避ける。
新芽・つぼみに好んで発生する
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Blumeria graminis f. sp. hordei、Blumeria graminis f. sp. secalis、Blumeria graminis f. sp. tritici ほか59
黒星病
主要病気一般的な内容
症状 バラでは葉に黒褐色の放射状の病斑ができ、周囲が黄化して落葉する。ナシでは葉や果実、幼果のがく部に黒いすす状の病斑が現れ、果実が変形する。
予防 泥はねと雨滴の跳ね返りを防ぎ、落葉や被害果を必ず片付ける。込み合った枝は剪定して株内の風通しをよくする。
対処 発病した葉・果実は摘み取り、地面の落葉も回収して処分する。感染期にあたる春の降雨前後に登録のある殺菌剤を散布する。
梅雨と秋雨期に落葉を招く
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Alternaria bataticola、Cercospora corchori、Cladosporium carpophilum ほか10
根頭がんしゅ病
主要病気一般的な内容
症状 地際や根に不整形のこぶができ、しだいに木質化して大きくなる。養水分の通りが妨げられ、生育が衰えて枯死することもある。
予防 こぶのない健全苗を選び、植え付け時に根を傷めない。土壌の排水を保ち、支柱や除草作業で地際を傷つけないようにする。
対処 小さなこぶは削り取って傷口を保護するが、重症株は抜き取り処分する。跡地は数年同じ樹種を植えず、使った刃物を消毒する。
接ぎ木部の傷から発生しやすい
病原・原因(この病名で報告のあるもの): 根頭がんしゅ病菌、Rhizobium radiobacter、Rhizobium rhizogenes ほか2
ハバチ類
主要害虫一般的な内容
症状 葉縁から急速に食べ進み、短期間で葉脈だけが残る。幼虫は刺激すると体を反り返らせ、葉裏に並んでいることが多い。
予防 新葉が展開する時期に葉裏を点検し、産卵痕や若齢幼虫を早期に見つける。防虫ネットで成虫の産卵を防ぐ。
対処 集団でいる若齢期に葉ごと切り取って処分するのが効率的だ。多発時は登録薬剤を葉裏中心に散布する。
新葉が急速に食害される
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ハバチ科
根詰まり
よくある生理障害一般的な内容
症状 水やり直後でも葉がしおれ、鉢底穴から根が出る。水がしみ込まずに表面を流れ、葉色が薄く生育が止まる。
予防 生育に合わせて一回り大きな鉢へ定期的に植え替える。根張りの早い作物は年 1 回を目安に用土を更新する。
対処 株を抜いて根鉢の底と側面を崩し、傷んだ根を整理してから新しい用土で植え替える。植え替え後は数日を明るい日陰で養生させる。
鉢が小さいと生育が止まる
ハダニ類
よくある害虫一般的な内容
症状 葉表に白い小さなかすり状の斑点が広がり、進むと葉が白っぽく枯れ上がる。多発すると葉裏や新芽に細かいクモの巣状の糸が張る。
予防 乾燥を避けて時々葉裏へ葉水を与え、株間を空けて風通しを保つ。持ち込みを防ぐため購入苗の葉裏を確認する。
対処 発生初期は水流で洗い流し、被害の激しい葉は摘み取って処分する。薬剤は同一系統の連用を避け、葉裏を中心に散布する。
鉢植えの軒下で特に増えやすい
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ハダニ科
カイガラムシ類
ときどき害虫一般的な内容
症状 枝や葉に白色・褐色の小さな殻状の虫が点々と付着する。樹勢が落ち、甘露によるすす病で枝葉が黒く汚れる。
予防 込み合った枝を剪定して日当たりと風通しを確保する。冬季に枝を点検し、越冬している個体を早めに落とす。
対処 固着した成虫は歯ブラシなどでこすり落とすのが確実だ。孵化直後の幼虫が動く時期に薬剤を散布すると効果が高い。
古枝に発生する
病原・原因(この病名で報告のあるもの): カイガラムシ上科
カミキリムシ類
ときどき害虫一般的な内容
症状 幹の地際や枝の分岐部に木くず状の フラス が排出される。内部が空洞化して樹勢が衰え、強風で幹が折れることがある。
予防 成虫の産卵期に幹の地際を点検し、防虫ネットや幹巻き資材で保護する。樹勢を保ち、傷口を作らないようにする。
対処 フラス の出る孔に針金を差し込むか、専用の殺虫剤を注入して幼虫を殺す。成虫は見つけ次第捕殺する。
株元から食入する
病原・原因(この病名で報告のあるもの): カミキリムシ科
コガネムシ類幼虫
ときどき害虫一般的な内容
症状 水やりをしても株が萎れ、生育が急に止まる。株を引くと根がほとんど無く、土を掘ると白い幼虫が出てくる。
予防 未熟な堆肥の多用を避け、成虫の産卵期に防虫ネットや不織布で用土表面を覆う。植え替え時に用土をふるって幼虫を除く。
対処 掘り上げて幼虫を捕殺し、被害株は用土を入れ替えて植え直す。土壌に適用のある薬剤を使う場合は用土全体に混和する。
鉢植えの根を加害する
病原・原因(この病名で報告のあるもの): コガネムシ科
さび病
ときどき病気一般的な内容
症状 葉の表裏に小さな橙黄色〜赤褐色の隆起した斑点ができ、破れて粉状の胞子を飛散する。多発すると葉が黄化して早期に枯れ上がる。
予防 密植を避けて風通しを確保し、窒素過多にしない。被害葉は残さず処分し、越冬源となる残株やロゼット葉を片付ける。
対処 初期の被害葉は摘み取って処分する。発生初期に登録のある殺菌剤を散布し、まん延前に抑えるのが有効である。
梅雨と秋雨期に葉裏から発生
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aecidium minoense、Aecidium quintum、Arthuriomyces peckianus ほか90
すす病
ときどき病気一般的な内容
症状 葉表や枝、果実の表面に黒いすす状のかびが薄く広がる。組織自体は侵されないが、光合成が妨げられ外観も著しく悪くなる。
予防 原因となる吸汁性害虫を早期に防除するのが最大の予防である。込み合った枝を剪定して風通しと日当たりを確保する。
対処 甘露を出す害虫を駆除すれば新たなすすは止まる。付着したすすは水で洗い流すか被害葉を除去し、必要なら登録のある殺虫剤で害虫を抑える。
新芽のアブラムシに伴う
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aithaloderma clavatisporum、Apiosporium mali、Appendiculella calostroma ほか38
ハマキムシ類
ときどき害虫一般的な内容
症状 葉が筒状や二つ折りに綴じられ、開くと中に緑色や褐色の幼虫がいる。新芽や果実の表面もかじられ、生育が乱れる。
予防 新梢が伸びる時期に葉の巻きを点検し、見つけ次第摘み取る。落葉や剪定枝を片付けて越冬場所を減らす。
対処 巻いた葉ごと摘み取って処分するのが最も確実である。多発時は幼虫が葉を綴る前の時期に薬剤を散布する。
新芽が巻かれ変形する
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ハマキガ科
よくあるトラブル
葉に黒い斑点が出て落ちる
黒星病です。雨で広がります。落ち葉を片付け、発病葉を取り、春から予防します。
葉や蕾が白い粉をふく
うどんこ病です。風通しを良くし、発生初期に対処します。
新芽にアブラムシ
春に集中します。水で流すか捕殺します。
花が咲かない
日照不足か肥料切れです。1日6時間以上の日照と、月1回の施肥が基本です。
品種一覧(328)
Gadenin の作物マスタに登録されているバラの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。
あ4
か5
さ5
た2
な1
は4
ま2
や6
ら1
その他298
この作物でよく出る用語
本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。
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