鉢と置き場所で乾く速さを見る
シンゴニウムは生育期によく水を吸い、乾かしすぎると葉がしおれて下から黄色くなります。かといって常に湿った土では根が傷むので、表面が乾いたら与える、を守ります。まず自分の鉢がどの行に近いかを表で確かめてください。
水やりのたびに土の表面の色を見て、白っぽく乾いてから与える習慣をつけると失敗が減ります。土の色が分かりにくい鉢は、表面に化粧砂を薄く敷くと乾き具合が色で分かります。
| 鉢の種類と置き場所 | 乾く速さの目安 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 素焼き鉢を明るい窓辺に | 速い。夏は二〜三日 | 水切れで葉がしおれやすい |
| プラスチック鉢を明るい窓辺に | 普通。三〜五日 | 表面が乾いても中は湿る |
| プラスチック鉢を部屋の奥に | 遅い。一週間以上 | 根腐れしやすい。指で中を確かめる |
| 吊り鉢を高い位置に | 速い。上から乾く | 夏は毎日確かめる |
乾き具合の確かめ方
表面が乾いても中は湿っていることが多く、見た目だけで判断すると与えすぎになります。指で中を確かめる習慣と、鉢の重さを覚えることを組み合わせます。
水道水をそのまま使って構いませんが、冬は冷たい水が根を冷やします。汲み置きして室温に近づけた水を使うと、冬の水やりで株が弱るのを防げます。
- 指で土の中を触る
- 人差し指を二〜三センチ差し込み、湿りや冷たさを感じなければ与えるころです。ひんやりするなら一〜二日待ちます。
- 鉢の重さを覚える
- 水やり直後と乾いたときの重さを持ち上げて覚えます。慣れると持った瞬間に分かるようになり、指を入れる手間がいらなくなります。
- 葉の張りを見る
- 葉がわずかに垂れて張りがなくなったら水切れの初期です。この段階で与えれば半日で戻ります。葉先が茶色くなってからでは戻らない葉が出ます。
- 鉢底から流れるまで与える
- 与えるときは鉢底から水が流れ出るまでたっぷり注ぎます。少量ずつでは根が浅く広がり、下の根が枯れて株が弱ります。受け皿の水は捨てます。
季節ごとの間隔の目安
生育期の春から秋は表面が乾いたらすぐ、冬は乾いてから三〜五日待って与えます。冬は根が水を吸う力が落ちるので、秋と同じ間隔で与え続けると根腐れします。
| 時期 | 間隔の目安 | 与え方 |
|---|---|---|
| 春(4〜5月) | 表面が乾いたら | 午前中にたっぷり。生育が動き出す |
| 夏(6〜9月) | 二〜三日に一回 | 朝か夕方に。日中の高温時は避ける |
| 秋(10〜11月) | 四〜七日に一回 | 徐々に間隔を空けて冬に備える |
| 冬(12〜3月) | 一〜二週間に一回 | 暖かい日の午前中に。夜は与えない |
暖房で室温が二十度を超える部屋では冬でも乾きが速いです。表よりも指で確かめた結果を優先します。
葉水で乾燥と害虫を防ぐ
シンゴニウムは湿度の高い環境を好みます。冬の暖房で湿度が三十パーセントを切ると葉先が茶色くなり、ハダニも増えます。霧吹きで葉の表と裏を濡らす葉水は、根への水やりとは別に毎日行っても構いません。
葉水は根に水を与える代わりにはなりません。葉水だけを続けて土を乾かすと葉がしおれます。根への水やりは土の乾きで、葉水は空気の乾燥で決めると混同しません。
- 葉の裏まで濡らす
- ハダニは葉の裏につくので、鉢を傾けるか下から吹き上げるようにして裏側まで濡らします。細かい霧が出る霧吹きを使うと葉に水滴の跡が残りにくいです。
- 冬は日中に行う
- 夜に葉が濡れたままだと冷えて傷みます。冬は午前中から昼に行い、夕方までに乾く状態にします。夏は朝晩どちらでも構いません。
- 月に一度は葉を洗う
- 室内では葉にほこりがたまり、光を受ける効率が落ちます。浴室でシャワーをかけるか、濡らした布で葉の表面を拭くと艶が戻り、害虫も洗い流せます。
水のやりすぎで弱ったときの立て直し
土が湿ったままで下葉から黄色くなり、茎の根元が黒く柔らかいなら根腐れが進んでいます。早い段階なら水を止めて乾かすだけで戻ります。茎の半分以上が黒いときは、元気な先端を挿し木にして株を作り直すほうが確実です。
立て直しの間は葉水を続けて葉の乾燥だけ防ぎます。根が吸えない分を葉から補う意味があり、新芽が動き始めたら通常の水やりに戻します。
- 水を止めて乾かす
- 受け皿や鉢カバーから出し、風通しの良い明るい日陰へ移します。土が完全に乾くまで水を与えず、葉水だけで葉の乾燥を防ぎます。
- 根を確かめる
- 二週間たっても黄変が止まらないなら鉢から抜きます。白い根が残っていれば黒い根を切って新しい土に植え直し、白い根がなければ挿し木に切り替えます。
- 元気な茎を挿し木に
- 先端の葉が緑で張りのある茎を十センチほど切り、水か湿らせた土に挿します。春から秋なら二〜三週間で発根し、親株が枯れても株を残せます。
水切れでしおれた場合は、水を与えれば半日ほどで戻ります。翌日も戻らない、土が湿っているのにしおれるなら根腐れを疑います。
シンゴニウムの水やりに使うもの
「何日おき」で決めると必ず外します。乾いたかどうかを見る道具と、鉢底から抜けるようにする道具に分けます。
数量は直径 24cm(8 号)の鉢 1 個を単位にしています。号数は直径 cm を 3 で割った数です。
- 土壌水分計探す言葉「土壌水分計 観葉植物」
- 規格の目安
- 土に挿して読む針式。電池の要らないものが手軽です。
表面の乾きと、鉢の中の乾きは一致しません。挿して確かめる習慣が付くと、やりすぎがなくなります。
- 注ぎ口の細いジョウロ探す言葉「ジョウロ 室内 注ぎ口 細い」
- 規格の目安
- 容量 1〜2L。注ぎ口が細く長いもの。
葉の間から株元へ差し込んで注げます。葉に水を溜めると、そこから腐る植物があります。
- 受け皿探す言葉「鉢 受け皿 室内」
- 規格の目安
- 鉢底より一回り大きいもの。
鉢底から抜けた水を受けるためのものです。**溜まった水はそのつど捨てます。** 溜めたままにするのが根腐れの典型です。
- 霧吹き(葉水用)探す言葉「園芸 霧吹き 葉水」
- 規格の目安
- 300〜500ml。霧の細かいもの。
水やりの代わりにはなりませんが、葉裏に当てるとハダニが付きにくくなります。乾燥する冬の室内で効きます。
- 自動給水器は、留守が続くときだけで十分です。日常は自分で見るほうが確実です。
- 多肉植物には霧吹きは要りません。かえって蒸れの原因になります。
シンゴニウムの上手に育てるコツは作物ページに
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