タイプ別の水やりを最初に整理する
カラーの失敗のほとんどは、タイプに合わない水やりです。湿地性は水を切らすと葉が黄ばみ、畑地性は水が多いと球根が腐ります。自分の株がどちらか分からないときは、花色と球根の形で判断してください。白い大輪で根茎が横に伸びるなら湿地性、色付きで丸い球根なら畑地性です。
水やりの判断は土を触って決めます。畑地性は指を一節差し込んで乾いていたら与え、湿地性は表面が乾きかけたら与えます。時間帯はどちらも朝が基本です。
| 時期 | 湿地性 | 畑地性 |
|---|---|---|
| 春(芽出し〜生育) | 土が乾く前に毎日 | 芽が出るまで控えめ、出たら表面が乾いたら |
| 初夏(開花期) | 毎日たっぷり、受け皿の水も可 | 表面が乾いたらたっぷり |
| 夏(花後) | 毎日、夕方も葉水 | 乾かし気味、雨に当てない |
| 秋〜冬 | 表面が乾いたら | 葉が枯れたら止める |
追肥は生育期に月一回
追肥(育ちの途中で足す肥料)は、葉が伸びて開花に向かう四月から六月に行います。緩効性の粒状肥料を月に一回、株元から離して置くか、液体肥料を規定の倍に薄めて十日に一回与えます。畑地性は花後の七月まで続けると球根が太り、翌年の花数が増えます。
肥料が多すぎると葉ばかり大きくなって花が減り、畑地性では球根が腐りやすくなります。葉色が濃く葉が異常に大きいなら肥料過多で、葉が黄緑で小さいなら不足です。
畑地性の追肥で粒状肥料を使うときは、球根の真上ではなく鉢の縁に沿って置きます。肥料が球根に直接触れると、そこから腐ることがあるためです。液体肥料なら株元にかけても問題ありません。
- 芽が出てから始める
- 畑地性は芽が出て葉が二〜三枚開いたら一回目の追肥をします。芽が出る前に肥料を与えても吸えず、球根を傷めるだけです。
- 開花中は薄めの液体肥料
- つぼみが上がってから花が終わるまでは、液体肥料を規定の倍に薄めて十日に一回にします。花色が濃く出ます。
- 畑地性は花後も七月まで
- 花が終わってからの一か月が球根を太らせる時期です。葉が緑のうちは追肥を続け、葉が黄ばみ始めたら止めます。
置き場所と日当たり
どちらのタイプも日当たりを好みますが、真夏の直射日光は葉焼けの原因になります。春から六月までは日当たりに置き、七月から八月は午後に日陰になる場所か、遮光ネットで三割ほど日を遮ります。畑地性は雨に当たると球根が腐りやすいので、梅雨は軒下へ移すのが安全です。
湿地性は地植えなら池のそばや水はけの悪い場所でもよく育ちます。むしろ乾く場所のほうが苦手なので、庭で一番湿っている場所を選んでください。
| 場面 | 湿地性 | 畑地性 |
|---|---|---|
| 春〜六月 | 日当たり | 日当たり |
| 梅雨 | 雨に当たってよい | 軒下へ移す |
| 真夏 | 午後は日陰、葉水で涼しく | 半日陰、雨に当てない |
| 秋 | 日当たり | 日当たり、葉が枯れるまで |
花後の手入れ
花が終わったら、花茎を株元近くで切り取ります。放置すると種ができて株が疲れ、畑地性では球根の太りが悪くなります。葉は光合成で球根を太らせるので、黄ばむまで切らずに残します。湿地性は花後も葉が茂り続けるので、傷んだ葉だけを株元で切ります。
畑地性は花後の葉が黄ばみ始めたら水を減らし、休眠の準備に入ります。葉が緑のうちに水を止めると球根が太りきらないので、葉の色を見て判断してください。
湿地性は花後に株が込み合ってきたら、古い葉を株元から数枚抜いて風を通します。真夏の蒸れを防ぎ、新しい葉が伸びる余地を作れます。
- 花茎は株元で切る
- 花びらに見える白や色付きの部分が緑がかって巻き始めたら終わりです。花茎をたどって株元近くで切ります。
- 葉は残す
- 葉が緑の間は球根に養分を送っています。畑地性は八月ごろに自然に黄ばむまで、湿地性は傷まない限り切りません。
- 畑地性は葉の色で水を減らす
- 葉が黄ばみ始めたら水やりの間隔を空け、完全に枯れたら止めます。ここから球根の休眠期です。
葉の様子で不調を見分けるとき
水と肥料のトラブルは葉に出ます。湿地性で葉先が茶色く枯れるなら水不足、畑地性で葉が根元から黄ばんで倒れるなら水のやりすぎです。どちらか判断がつかないときは、鉢を持ち上げて重さを見るか、球根を軽く掘って固さを確かめると原因が分かります。
葉が大きく茂るのに花が来ないのは肥料過多か日照不足です。追肥を止めて日当たりに移し、翌年は肥料を半分にします。畑地性なら、その年は葉を育てて球根を太らせる年と割り切るのも一つの手です。
| 症状 | 原因 | 手当て |
|---|---|---|
| 湿地性の葉先が茶色く枯れる | 水不足・乾燥 | 土を乾かさない、夏は葉水 |
| 畑地性の葉が根元から黄ばみ倒れる | 水のやりすぎ・球根の腐り | 水を止め、球根を掘って確かめる |
| 葉ばかり茂って花がない | 肥料過多・日照不足 | 追肥を止め、日当たりへ |
| 葉に茶色の斑点 | 葉焼け | 真夏は半日陰に移す |
カラーの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
カラーの長く咲かせるコツは作物ページに
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