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カラーの休眠期と球根の保存

カラーの休眠期の管理|畑地性の掘り上げ、乾燥保存、分球の手順

カラーの栽培イメージ

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畑地性カラーは秋に葉が枯れて球根で休眠します。掘り上げの時期の見極めから乾燥、保存、春の分球で増やすまでをまとめます。湿地性の冬越しも補います。

掘り上げる時期は葉の色で決める

畑地性カラーは八月から九月にかけて葉が黄ばんで枯れ、球根に養分をためて休眠に入ります。葉が緑のうちに掘ると球根が太りきらず、翌年の花が減ります。葉が完全に枯れて土が乾いた十月ごろが掘り上げの目安です。関東平野部では初霜の前、十月中には済ませてください。

掘り上げずに越冬させる方法もあります。鉢植えなら鉢ごと乾かして雨の当たらない軒下に置き、春まで水をやりません。地植えは冬の雨で腐りやすいので、水はけの良い場所以外は掘り上げたほうが安全です。

湿地性は休眠しないので掘り上げは不要です。関東平野部では霜よけをして露地で越冬させ、寒冷地では鉢上げして室内の明るい場所に置きます。冬は水を控えめにしますが、完全には乾かしません。

状態判断作業
葉がまだ緑早い水を減らしながら待つ
葉が半分黄ばんだもう少し水を止めて枯れるのを待つ
葉が完全に枯れ土が乾いた掘り上げ時晴れが続いた日に掘る
初霜が近い急ぐ葉が残っていても掘り上げる

掘り上げと乾燥の手順

晴れが二〜三日続いて土が乾いた日に、球根を傷付けないよう少し離れた場所からスコップを入れて掘り上げます。土を軽く落とし、枯れた葉と根を取り除きます。洗うと乾きが悪くなるので、土は手で落とす程度にとどめます。

掘り上げた球根は、風通しの良い日陰に新聞紙を敷いて並べ、一〜二週間乾かします。表面が乾いて皮がしまったら保存に移ります。直射日光に当てると球根が傷むので避けてください。

離れた場所から掘る
球根の周り十五センチほど離してスコップを入れ、下から持ち上げるように掘ります。球根に刃が当たると腐りの入口になります。
土は手で落とす
付いた土を手で軽く落とし、枯れた葉と根をはさみで切ります。水で洗うと乾きが悪くなり腐りやすいので、洗いません。
日陰で一〜二週間乾かす
新聞紙の上に重ならないよう並べ、風通しの良い日陰に置きます。数日おきに裏返すと均一に乾きます。

保存の方法と場所

乾いた球根は、一つずつ新聞紙に包むか、バーミキュライトやおがくずと一緒にネット袋や紙袋に入れます。密閉すると湿気がこもってカビるので、通気性のある容器を使います。保存場所は五度から十五度の暗い場所で、暖房の入らない室内の廊下や物置が向いています。

月に一度は取り出して、柔らかい部分やカビがないか確かめます。表面の白いカビは乾いた布で拭き取れば問題ありません。柔らかい部分は切り取って乾かし、全体が柔らかいものは処分します。

容器詰め物向き不向き
ネット袋なし通気性が良く手軽
紙袋・段ボール新聞紙で個別に包む湿気がこもりにくい
密閉容器バーミキュライト湿気がこもりやすく不向き
ビニール袋なしカビやすく不向き

品種名や花色を袋に書いておくと、春に植えるときに配置を決めやすくなります。

春の分球で増やす

畑地性カラーの球根は一年で大きくなり、周りに小さな子球ができます。植え付け前の三月から四月に、自然に分かれる部分で手で割るか、清潔な刃物で切り分けます。切り口は日陰で二〜三日乾かしてから植えます。それぞれに芽の突起が付いていることを確かめて分けてください。

直径三センチ以下の小さな子球は、その年は葉だけで花が咲かないことが多いです。一年育てて太らせると翌年から咲きます。湿地性は春に株を掘り上げ、根茎を芽の付いた部分で切り分けて株分けします。

分球した球根は、親球と子球を分けて植えると管理しやすくなります。親球は花用の鉢に、子球は育成用の鉢にまとめると、水や肥料の加減を変えられます。

芽の位置を確かめる
球根のくぼんだ側にある小さな突起が芽です。分けた球根それぞれに芽が一つ以上付くように切ります。
切り口を乾かす
切り分けた球根は日陰で二〜三日置いて切り口を乾かします。すぐ植えると切り口から腐ります。
小さい子球は育てる年
三センチ以下の子球は花を期待せず、葉を育てて球根を太らせます。翌年から咲きます。

保存に失敗したときの見分けと立て直し

春に球根を出して、しなびて軽くなっていたら乾きすぎです。固さが残っていれば植えると芽が出ることがあるので、あきらめずに植えてみてください。柔らかくにおうなら腐っており、回復しません。保存中に芽が長く伸びていたら暖かすぎたためで、芽を折らないよう早めに植えます。

腐りが多いときは、掘り上げ前の水の止め方と乾燥が足りなかった可能性があります。次回は葉が完全に枯れてから掘り、乾燥期間を長めに取ります。

状態判断対応
しなびて軽いが固い乾きすぎ植えてみる、次回は詰め物を入れる
柔らかく嫌なにおい腐り処分、次回は乾燥を長めに
白い粉状のカビ表面のカビ布で拭いて植える
芽が長く伸びている保存場所が暖かい芽を折らずに早めに植える

カラーの冬越しに使うもの

寒さそのものより、凍って溶けるのを繰り返すことで傷みます。土を凍らせないことが目的です。

  • バーク堆肥・腐葉土(マルチング用)探す言葉「バーク堆肥 マルチング」
    規格の目安
    40L 前後の袋。株元に 3〜5cm の厚さで敷きます。
    数量の目安
    株元の直径 40cm 分で 5L 前後。

    土に布団をかけるのと同じです。春には鋤き込めば土壌改良材にもなり、片付けが要りません。

  • 不織布(べたがけ用)探す言葉「不織布 防寒 べたがけ」
    規格の目安
    目付 20〜30g/㎡。厚いほど保温しますが、光も遮ります。

    かけたまま水をやれて、日中の光も通します。ビニールと違い、内側が蒸れません。

  • 鉢用の断熱材探す言葉「発泡スチロール 鉢 保温」
    規格の目安
    発泡スチロールの箱か、鉢を包むプチプチ。

    鉢は地面より先に凍ります。地面に直に置くか、鉢ごと包むかで越冬できるかが変わります。

  • 球根の保存ネット探す言葉「球根 保存 ネット袋」
    規格の目安
    目の粗いネット袋。

    寒さに弱い球根は掘り上げて越冬させます。風の通るところに吊るし、密閉しません。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 耐寒性のある宿根草は、地上部が枯れても根は生きています。掘り上げずに株元を覆うだけで足ります。
  • ビニールで覆いっぱなしにすると、晴れた日に蒸れます。不織布のほうが失敗しません。

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