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カンパニュラの花を咲かせる

カンパニュラの花を咲かせるコツ|冬の低温に当て、花がら摘みと秋の刈り込みで毎年咲かせる

カンパニュラ(フウリンソウ)の花

読むのに約 4 分

カンパニュラは冬の寒さに当たって花芽を作ります。種類ごとの花の姿と花期を知り、花がら摘みと支柱で初夏の花を長く楽しむ方法をまとめます。

種類で花の形と花期が違う

カンパニュラの花は釣り鐘形が代表的ですが、上向きに房になって咲くもの、星形に開くもの、花びらが細く裂けるものまで幅があります。花期はおおむね5月から7月の初夏に集まります。

同じタイプでも品種で草丈がかなり違います。グロメラータのフレアーは25〜40センチと鉢植え向きの小ささで、6月から10月まで長く咲きます。植える場所と使い道に合わせて品種を選びます。

タイプ花の姿花期草丈
メディウム大きな釣り鐘形春から初夏品種による
グロメラータ小花が茎の先に上向きに集まる5月〜7月30〜80センチ
ラクチフローラピラミッド状の大きな花房初夏55〜100センチ
パーシフォリアふんわりした釣り鐘形やカップ形5月〜7月60〜100センチ
ホタルブクロ系下向きや横向きの長い鐘形5月〜7月30〜120センチ
ホシギキョウ星形の小花が一面に咲く5月〜7月10〜30センチ
ピラミダリス下から咲き上がる長い花穂6月〜8月100〜150センチ

咲くには冬の低温が要る

「翌年の初夏になっても咲かない」というつまずきの多くは、冬の寒さが足りなかったことが原因です。カンパニュラは年内から春先にかけて十分な低温に当たることで花芽を作ります。秋まきのメイ シリーズも同じで、開花には低温が必要です。

冬は屋外に置く
鉢植えも冬は屋外で寒さに当てます。暖房の効いた室内や、日中に暖かくなりすぎる温室に入れると、低温が足りずに花芽ができません。
寒さの前に株を育てる
低温に当たっても、株が小さすぎると花芽を作れません。秋のうちに植え付けて根を張らせ、ある程度の大きさで冬を迎えさせます。
春は肥料で後押し
寒さに当たった株は、春の芽出しに肥料を与えると花茎をしっかり伸ばします。低温と肥培の両方がそろって、ようやく花数が増えます。

花がらはこまめに摘む

しおれた花をそのままにすると、種を作るために株の力が使われ、後から咲く蕾の開きが悪くなります。花がらは病気の出どころにもなるので、見つけたら手で摘み取ります。

パーシフォリアの八重咲き品種ラ・ベルのように、花がらをまめに摘むだけで年々大株に育ち、見応えが増していく品種もあります。花がら摘みは、その年の花だけでなく翌年の株づくりにもつながる作業です。

しおれた花を一輪ずつ
釣り鐘形の花は、しぼんだら花の付け根から指で摘み取ります。一本の茎に次々と蕾が付く種類が多いので、蕾を傷つけないように気をつけます。
咲き終えた茎は元から
一本の茎の花がすべて終わったら、茎ごと株元近くで切ります。脇から新しい花茎が伸びて、もう一度咲くことがあります。
雨の後は早めに
雨に濡れた花がらは傷みやすく、かびが生えやすくなります。雨が上がったら早めに見回って取り除きます。

背の高い種類は支柱で支える

ラクチフローラやピラミダリス、パーシフォリアのように草丈が1メートル近くになる種類は、花が咲くと先が重くなり、風雨で倒れやすくなります。蕾が見えたころに支えを用意しておくと安心です。

蕾のうちに立てる
花茎が伸びて蕾が見えてきたら、株の周りに支柱を立てます。咲いてから立てると、茎を曲げたり花を落としたりしやすくなります。
ひもで囲って支える
株の周りに3〜4本の支柱を立て、ひもで囲うように結ぶと、茎を一本ずつ縛らずに済みます。自然な姿を崩さずに倒れを防げます。
高さで植える位置を決める
背の高い種類は花壇の後ろ、低い種類は前に植えると、互いに日を遮らず見栄えもそろいます。バラなど花期の重なる植物と合わせると初夏の花壇が華やぎます。

切り花にして楽しむ

フウリンソウやグロメラータの背の高い品種、ホタルブクロ系の茎がかための品種は切り花にも向きます。グロメラータは古くから仏花にも使われてきました。

涼しい朝に切る
茎が水を十分に含んでいる朝のうちに、花が2〜3輪開いたものを選んで切ります。昼の暑い時間に切ると、水が上がらずにしおれやすくなります。
すぐに深水に浸ける
切ったらすぐにたっぷりの水に茎を深く浸け、水の中で切り口を切り直します。しばらく涼しい場所で水を吸わせてから生けます。
水は毎日替える
花瓶の水は毎日替え、茎の先を少しずつ切り戻します。開き終えた花を摘んでいくと、上の蕾まで順に咲かせられます。

咲かない、花が少ないときの原因

咲かない原因は、冬の寒さ不足と株の弱りの二つにほぼ絞れます。二年草のフウリンソウは、まく時期が遅れて株が育ちきらなかった例も目立ちます。

症状考えられる原因直し方
葉だけで咲かない冬の低温不足冬は屋外で寒さに当てる
二年草が咲かないまき遅れで株が小さい5月〜6月にまき、秋早めに植える
花数が年々減る株の老化、夏越しの弱り10月ごろまでに株分けする
蕾が茶色く落ちる蒸れ、乾燥のしすぎ風を通し、乾いたらたっぷり与える

よくある質問

よくある失敗と戻し方は?

咲かない原因は、冬の寒さ不足と株の弱りの二つにほぼ絞れます。二年草のフウリンソウは、まく時期が遅れて株が育ちきらなかった例も目立ちます。

カンパニュラの花を咲かせ続けるのに使うもの

つぼみが上がってからやることは決まっています。摘む・支える・足す、の 3 つです。

  • 液体肥料(リン酸多め)探す言葉「液体肥料 開花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。N-P-K の真ん中(P)の数字が高いもの。

    つぼみを作る時期はリン酸が要ります。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり伸びて花が上がりません。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    種を作らせないことが、次の花を咲かせる条件です。花の下の節まで切り戻すのが基本です。

  • 支柱(草花用)探す言葉「園芸支柱 草花 リング」
    規格の目安
    直径 8mm・長さ 90〜150cm の細い支柱か、株ごと囲むリング支柱。

    花の重みで倒れると、そこから茎が折れます。咲いてから立てるのでは間に合わないので、つぼみのうちに。

  • 誘引用の麻ひも探す言葉「麻ひも 園芸 誘引」
    規格の目安
    太さ 2mm 前後。目立たない色のもの。

    きつく縛ると茎が食い込みます。8 の字にゆるく掛けて、茎が太る余地を残します。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 開花促進剤は、肥料と日当たりが足りているなら急ぎません。
  • リング支柱がなくても、細い支柱 3 本を株の周りに立てて麻ひもで囲めば同じことができます。

カンパニュラの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はカンパニュラの育て方にまとめています。

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