科: キキョウ科属: ホタルブクロ属日当たり: 日なた(夏は午後の日を避ける)水やり: 表土が乾いたらたっぷり。冬は控えめに耐寒性: 強い
栽培カレンダー
関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。
11月のカンパニュラは「播種・植え付け」の時期です。 11月の畑仕事を見る
カンパニュラを詳しく知る
項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。
記録しておきたいタイミング
植え付け日
宿根草の苗は10〜11月か3〜4月に植えます。日付を残すと翌年の株の育ち方と比べられます。
開花日
一番花の開いた日を残します。咲かなかった年は冬の寒さが足りたかを振り返る手がかりになります。
刈り込み・株分けの日
秋に地際近くで刈り込んだ日や株分けした日を残すと、株の若返りの周期が分かります。
系統と品種(36)
カンパニュラは系統によって育て方も、向く場所も、咲く時期も違います。品種名から選ぶより、まず系統を決めてから品種を選ぶほうが失敗が少なくなります。
すべての品種を五十音で見る36
その他36
長く咲かせるコツ
カンパニュラを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。
夏は西日と株元の直射を避ける
関東以西では夏の強い日差しで株が弱ります。午前中だけ日が当たる場所か、落葉樹の下のように夏だけ日陰になる場所に植えると、秋まで株が持ちます。
冬は屋外で寒さに当てる
花芽は冬の低温を受けてできます。暖かい室内に取り込むと翌年咲かないことがあるので、土が凍らない限り屋外で冬を越させます。
花がらを摘み秋に刈り込む
しおれた花をこまめに摘むと次のつぼみが開きます。秋に地際5〜10cmで刈り込み、弱った株は10月までに株分けして若返らせます。
カンパニュラの栽培をはじめるのに用意するもの
これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。
- 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
- 規格の目安
- 元肥入り、水はけ重視の配合。14〜25L の袋。
- 数量の目安
- 8 号鉢 1 個で約 8L、65cm プランターで 12〜15L。
野菜用より肥料分が控えめで、花を咲かせる草花に合います。まず 1 袋あれば足ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 草花 置き肥」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。リン酸の比率が高いもの。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
置いておくだけで効くので、水やりのたびに考えずに済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。
咲き終わった花を摘み続けるかどうかで、花期の長さが変わります。いちばん手に取る道具です。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口 外せる」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口を外せるもの。
花を濡らさずに株元へ注げます。花に水がかかると、その花は早く終わります。
- 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから足すほうが無駄になりません。
- 鉢は新品でなくてもかまいません。洗って日に当てれば繰り返し使えます。
カンパニュラの病害虫(6)
カンパニュラでの症状・予防・対処を、重要度の高い順に並べています。
白絹病
主要病気
時期 夏(7〜9月)出る場所 株元・地際の茎出やすい条件 高温多湿。風通しと水はけが悪い
症状 地際に白い絹糸のようなかびが広がり、茶色い粒ができて株がしおれます。
予防 株元に風が通るよう株間を空け、未熟な有機物を株元に置かないこと。
対処 発病した株は菌の粒ごと周りの土を取り除いて処分します。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Sclerotium rolfsii
立枯病
主要病気
時期 梅雨〜夏(6〜8月)出る場所 株元・根出やすい条件 水はけの悪い土。長雨と高温
症状 株元が褐色に変わってしおれ、株ごと枯れます。苗の時期にも出ます。
予防 盛り土で水はけを良くし、株元を蒸らさないこと。種まきには新しい用土を使います。
対処 枯れた株は根の周りの土ごと取り除き、同じ場所への植え付けを避けます。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Botrytis paeoniae、Fusarium arthrosporioides、Fusarium avenaceum ほか47
アブラムシ類
よくある害虫
時期 春(3〜5月)出る場所 新芽・つぼみ出やすい条件 芽が伸び始めるころ。窒素過多
症状 新芽やつぼみに群がって汁を吸い、つぼみが縮れて開かなくなります。
予防 春先から新芽の先をこまめに見て、数が少ないうちに見つけます。
対処 見つけ次第つぶすか水で洗い流します。広がる前の対処が大切です。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): アブラムシ類、Nasonovia ribisnigri
うどんこ病
よくある病気
時期 初夏・秋(5〜6月、9〜10月)出る場所 葉・茎出やすい条件 風通しが悪く、乾いた日が続く
症状 葉に白い粉をまぶしたようなかびが広がり、ひどいと葉が黄ばんで落ちます。
予防 混み合った茎を間引いて風を通し、窒素肥料を控えめにします。
対処 白くなった葉を早めに摘み取り、株の中に風が通るように整理します。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Blumeria graminis f. sp. hordei、Blumeria graminis f. sp. secalis、Blumeria graminis f. sp. tritici ほか59
さび病
ときどき病気
時期 春〜初夏(4〜6月)出る場所 葉出やすい条件 雨が続き、風通しが悪い
症状 葉の裏に橙色の小さな粉の盛り上がりができ、表側は黄色くまだらになります。
予防 株間を空けて雨のあとに葉が早く乾くようにします。
対処 発病した葉を取り除いて処分し、落ち葉も片付けます。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aecidium minoense、Aecidium quintum、Arthuriomyces peckianus ほか90
ナメクジ類
ときどき害虫
時期 春・梅雨(4〜6月)出る場所 新芽・花出やすい条件 雨の多い時期。湿った物陰
症状 夜のうちに新芽や花びらがかじられ、光った這い跡が残ります。
予防 株元の落ち葉や鉢の下など、昼間に隠れる場所を減らします。
対処 夜に見回って捕まえます。鉢の裏や株元の物陰を重点的に探します。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): コウラナメクジ科
よくあるトラブル
夏に株が溶けるように枯れた
高温多湿による蒸れです。西日の当たらない風通しのよい場所に移し、株元に直射日光を当てないようにします。
翌年に花が咲かない
冬の低温が足りていません。冬も屋外に置いて寒さに当て、春の芽出しに合わせて肥料を与えます。
株元が腐って倒れた
水はけの悪い土で出る立枯病や白絹病です。盛り土で植え直し、傷んだ株は周りの土ごと取り除きます。
この作物でよく出る用語
本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。
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