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カーネーションの水やりと追肥

カーネーションの水やりと追肥|過湿を避けて株を締めて育てる

カーネーションの栽培イメージ

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カーネーションは乾き気味を好み、水のやりすぎで株元から腐ります。土の乾きの確かめ方と、花を続かせる追肥の量と回数を解説します。

水やりは土を触って決める

カーネーションの水やりは、土の表面が乾いてから鉢底から流れるまでたっぷり、が基本です。毎日決まった時間に与えるのではなく、指を土に一センチ差し込んで乾いているかを確かめてから与えます。葉が細く水分を蓄えているので、多少乾いても枯れませんが、湿り続けるとすぐ根が傷みます。

時期水やりの目安注意点
3月〜5月表面が乾いたら、2〜3日に1回つぼみが増えたら乾きが早まる
6月〜7月 (梅雨)雨が続く間は控える鉢は軒下へ、露地は水やり不要
7月下旬〜8月朝に1回、夕方に土を確かめる昼の水やりは根を傷める
9月〜11月表面が乾いたら、3〜4日に1回秋の花に向けてやや控えめ
12月〜2月週に1回程度、暖かい日の午前夕方以降は凍るので避ける

株元を濡らさない水やりの方法

水は葉や花にかけず、株元の土に注ぎます。上からかけると葉が込み合った株の中心に水がたまり、蒸れて茎が腐ります。花に水がかかると花弁が傷んで茶色くなるので、開花中はとくに注意します。ジョウロの先を土に近づけて、ゆっくり注いでください。

指で乾きを確かめる
土の表面が白っぽくなり、指を一センチ差し込んで湿り気がなければ水やりの合図です。表面だけ乾いて中が湿っているうちは待ちます。
株元にゆっくり注ぐ
ジョウロの先を株元に寄せ、葉や花にかからないように注ぎます。鉢底から水が出るまで与え、受け皿の水は必ず捨てます。
午前中に済ませる
水やりは午前中に行い、夕方までに株元が乾く状態にします。夜に湿ったままだと灰色かびが出やすくなります。
梅雨は雨を避ける
鉢植えは梅雨の間だけ軒下に移し、雨が直接当たらないようにします。長雨に当たると根腐れと病気が一度に来ます。

追肥の種類と回数

四季咲き性のカーネーションは春から秋まで咲き続けるため、追肥(育ちの途中で足す肥料)を切らすと花が小さくなり、やがて止まります。三月から六月と九月から十一月の生育期に、緩効性の粒状肥料を月に一回、または液体肥料を十日に一回与えます。真夏と真冬は根が休むので与えません。

時期肥料の種類回数
3月〜6月緩効性の粒状肥料か液体肥料粒は月1回、液肥は10日に1回
7月〜8月なし暑さで根が弱るので休む
9月〜11月リン酸の多い液体肥料10日に1回
12月〜2月なし休眠に近いので与えない

窒素の多い肥料を与え続けると、茎が軟らかく伸びて倒れ、花付きも悪くなります。花用と書かれたリン酸の多いものを選んでください。

葉の色と茎の姿で過不足を見分ける

健康な株は葉が青緑色で厚みがあり、茎の節が詰まっています。下葉から黄ばんで新しい葉が小さくなるなら肥料不足、葉が濃い緑で大きく茎がひょろ長いなら肥料過多か日照不足です。花の大きさが以前より小さくなったら、肥料が切れかけている合図と判断してください。

新しい葉の大きさを比べる
最新の葉が前の葉より小さくなっていたら肥料不足です。液体肥料を一回与えて、二週間後の葉で改善を確かめます。
茎が伸びすぎたら止める
節間が間延びして倒れそうなら、追肥を一か月止めて日当たりに移します。伸びた茎は先を摘んで、わきから締まった枝を出させます。
肥料焼けは水で流す
葉先が茶色く焼けたように枯れたら肥料が多すぎます。鉢底から流れるまで水を三回通して、余分な肥料を流します。

夏越しの管理

カーネーションは三十度を超える暑さと湿気が苦手で、関東平野部の夏を越すのが一番の山場です。七月に入ったら花を諦めて草丈の半分ほどに切り戻し、風通しのよい半日陰に移して、水は乾いてからだけ与えます。肥料を止め、株を休ませることで九月に復活します。

七月上旬に切り戻す
草丈の半分から三分の一まで切り戻し、込み合った枝を間引いて風を通します。切った枝は挿し芽に使えます。
半日陰へ移す
鉢は午前中だけ日が当たる東側や、明るい日陰に移します。露地は寒冷紗で西日を遮ると傷みが減ります。
水は乾いてから
夏は土の乾きが遅いことがあるので、必ず指で確かめてから与えます。朝に与え、夕方までに株元が乾く状態を保ちます。
九月に追肥を再開
最高気温が三十度を下回り、新しい葉が動き出したら液体肥料を再開します。十月から十一月にもう一度花が楽しめます。

うまく育たないときの切り分け

カーネーションの不調の多くは、水のやりすぎ、日照不足、夏の蒸れのどれかです。まず土の湿り、次に日当たり、最後に肥料の履歴という順で疑うと、原因が絞れます。株元が黒ずんでいたら手遅れに近いので、健全な枝を挿し芽で残しておくことも考えてください。

症状まず疑う原因戻し方
下葉から黄ばんで枯れ上がる水のやりすぎ、風通し不足水を控え、込んだ枝を透かす
茎が伸びて倒れる日照不足か窒素過多日向へ移し、肥料を控える
花が小さく数が減る肥料切れ液肥を10日に1回
株元が黒くやわらかい過湿で茎が腐る健全な枝を挿し芽で残す
夏に葉が茶色くなる暑さと蒸れ切り戻して半日陰へ

カーネーションの育てている間に使うもの

草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。

    咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。

    つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
    規格の目安
    2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
    数量の目安
    8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。

    水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。

  • ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
    規格の目安
    容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。

    花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。

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