GadeninEnglishアプリを入れる
カーネーションの苗選びと植え付け

カーネーションの苗選びと植え付け|母の日の鉢を庭で育て直す手順

カーネーションの栽培イメージ

読むのに約 4

贈られた鉢を枯らさず育て直すには、深植えを避けて水はけのよい土に植え替えることが第一です。苗の選び方と植え付けの手順を解説します。

手に入る株のタイプと育てやすさ

カーネーションは、母の日に贈られる鉢仕立ての株、春と秋に園芸店に並ぶ小さなポット苗、切り花用の高性種の三つに分かれます。家庭で育て直すなら、四季咲き性の矮性種のポット苗が最も失敗が少なく、母の日の鉢はつぼみが多すぎて株が疲れているため、花後の手当てが要ります。

タイプ特徴育てやすさの目安
母の日の鉢仕立てつぼみが密で株が詰まっている花後に切り戻せば翌年も咲く
矮性のポット苗草丈20〜30センチ、四季咲き初心者向きで鉢でもよく咲く
切り花用の高性種草丈60センチ以上、支柱が必要露地向きで管理に手間がかかる
ナデシコ系の交配種小花多数、丈夫夏越しに強く花壇に向く

鉢仕立ての株は数株を寄せ植えしてあることが多く、一株ずつに分けて植え直すと風通しがよくなり長持ちします。

よい苗の見分け方

苗は葉の色が青みがかった緑で、茎の節が詰まってしっかりしているものを選びます。節と節の間が間延びして倒れ気味の苗は、暗い場所で徒長(光が足りず茎がひょろ長く伸びること)しているので避けます。株元を触って、ぐらつかず根が張っていることも確かめてください。

葉色と節間を見る
青緑色で葉に張りがあり、節間が短く締まった苗がよい苗です。黄ばんだ下葉が多い苗は水やりの失敗か根の傷みが疑われます。
株元を触って確かめる
株元を軽くつまんで揺すり、ぐらつかないものを選びます。ポットの底穴から白い根が見えていれば、根がよく張っている証拠です。
つぼみより葉を優先
花が咲いている苗は見栄えがしますが、植え付け後に株が疲れます。つぼみが小さく葉が多い苗のほうが、植えてからよく育ちます。
病気の兆候を除く
葉に茶色い斑点や白い粉、茎の付け根の黒ずみがある苗は避けます。一株から周りに広がる病気があるので、店頭でよく見てください。

植え付けの時期と場所

植え付けの適期は春 (三月中旬から五月上旬) と秋 (九月下旬から十月) の二回です。夏の高温多湿と冬の凍結に弱いので、その手前で根を張らせるのがこつです。場所は日当たりと風通しがよく、雨が直接当たりにくい軒下や、露地なら高畝にした水はけのよい場所を選びます。

時期植え付けの可否考え方
3月中旬〜5月上旬適期梅雨前に根を張らせる
5月中旬〜6月遅め梅雨入り前に急ぐ、鉢なら軒下
7月〜8月避ける暑さで根が傷む、鉢のまま夏越し
9月下旬〜10月適期霜までに根を張らせる
11月〜2月避ける凍結で根が傷む、鉢で管理

土づくりと鉢の選び方

カーネーションは根が過湿に弱く、水はけが悪いと株元から腐ります。露地では植え穴に腐葉土と軽石を混ぜて水はけを良くし、酸性の土は苦土石灰で中和しておきます。鉢植えは草花用の培養土に軽石か鹿沼土を二割混ぜ、五号から六号鉢に一株が目安です。

元肥(植え付けのときに土へ混ぜておく肥料)は緩効性の粒状肥料を規定量入れます。窒素が多すぎると茎が軟らかく伸びて倒れるので、リン酸の多い草花用を選んでください。

鉢底石と用土を入れる
鉢底石を二センチ敷き、軽石を混ぜた培養土を鉢の三分の一まで入れます。素焼き鉢は乾きやすく、過湿を防げるので向いています。
根鉢は崩さない
ポットから抜いた根鉢は、底の巻いた根を軽くほぐす程度にして崩しません。根が細く傷みやすいので、そのまま置きます。
浅植えにする
根鉢の上面が土の表面と同じか少し高くなるように置きます。深く植えると株元の茎が湿って腐るので、浅植えが鉄則です。
株間は20〜25センチ
露地では株間を二十から二十五センチ取ります。横に広がる性質なので、詰めて植えると蒸れて下葉が枯れ込みます。

植え付け直後の管理

植え付けたらたっぷり水を与え、一週間ほどは直射日光を避けた明るい場所で根を落ち着かせます。その後は日当たりへ移し、土の表面が乾いてから水やりを再開します。植え付けから二週間で新しい葉が動き出したら根付いた合図です。

一週間は半日陰
植え付け直後は根が水を十分に吸えないので、明るい日陰に置きます。葉がしおれたら霧吹きで葉に水をかけて助けます。
根付いたら日向へ
新しい葉が出始めたら、一日六時間以上日が当たる場所へ移します。日照が足りないと茎が伸びて花が減ります。
つぼみは一度取る
植え付けのときに付いていたつぼみは、根が張るまで取っておくと株が早く充実します。惜しくても、翌月にはもっと多く咲きます。

植え付けに失敗したときの見分けと立て直し

植えて二週間たっても葉がしおれたまま、または下葉から黄ばんで落ちるなら、根が傷んでいるか植え方に問題があります。株元を触って、茎が黒ずんでやわらかいなら深植えか過湿です。一度掘り上げて根の状態を見て、傷んだ根を切り、乾いた新しい土に浅く植え直します。

症状考えられる原因戻し方
葉がしおれたまま戻らない根鉢を崩しすぎた、水切れ半日陰で葉水、土は乾いてから
株元が黒くやわらかい深植えか過湿掘り上げて浅く植え直す
下葉が黄ばんで落ちる水のやりすぎ水やりの間隔を空ける
茎が伸びて倒れる日照不足か窒素過多日向へ移し肥料を控える

母の日の鉢が届いてすぐ弱るのは、ラッピングの中で蒸れていることが多いです。包装を外し、風通しのよい明るい場所へ出すだけで戻ることがあります。

カーネーションの苗づくりに使うもの

本葉が出てからポットに移し、根が回ってから花壇や鉢へ。この 2 段階に必要なものです。

  • ポリポット(9cm)探す言葉「ポリポット 9cm 園芸」
    規格の目安
    直径 9cm が標準。生育の早いものは 10.5cm。

    セルトレイのまま育てると根が回りきって傷みます。本葉 2〜3 枚でポットへ移します。

  • 育苗用の受け皿トレイ探す言葉「育苗トレイ 受け皿 底面給水」
    規格の目安
    ポットが並ぶ大きさで、水を張れる深さのあるもの。

    上から水をやると小さな苗が倒れます。下から吸わせると茎が締まります。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 苗 薄め」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。苗には規定より薄めて使います。

    種まき用土には肥料分がほとんどありません。本葉が出たら薄い液肥で足します。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 苗を買って植えるなら、育苗の資材は要りません。
  • 育苗箱の加温は、春まきの一部を除けば要りません。

カーネーションの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はカーネーションの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

カーネーションについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる