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クラッスラの置き場所

クラッスラの置き場所|金のなる木から小型種まで、光と風で締まった株にする

クラッスラの栽培イメージ

読むのに約 3

光が足りると葉が厚く赤く縁取られ、足りないと間のびします。夏の蒸れと冬の凍結を避ける場所選びをまとめました。

種類と株の姿で置き場所を決める

クラッスラは南アフリカ原産の多肉植物で、金のなる木(花月)のように木のように育つ種類から、火祭りや星の王子のように小さく葉を重ねる種類まで幅が広く、置き場所の好みも少しずつ違います。共通するのは、よく光に当てて風を通すと葉が厚く締まり、暗いと間のびすることです。手元の株がどの系統か、いまどんな姿かを下の表で確かめてから読み進めてください。

系統と株の姿起きていること先に読む節
金のなる木の葉と葉の間が伸び、茎が細い光不足春と秋は屋外の日なたで育てる
火祭りが秋になっても赤くならない光と寒さが足りない紅葉する種類は秋から光を強める
葉に白や茶の斑点が出て縮れた急な直射による葉焼け夏は西日を避けて風を通す
冬に葉が透き通って垂れた凍結冬は凍らせない場所に

春と秋は屋外の日なたで育てる

三月から六月と九月から十一月が生育期で、この時期に一日五時間以上の日光に当てると節が詰まり、葉が厚く育ちます。室内の窓辺だけでは光が足りず、金のなる木では葉が小さく茎ばかり伸び、小型種では葉の重なりがゆるんで形が崩れます。雨に当たらない軒下やベランダの日なたが向きます。

室内から出すときは慣らす
冬を室内で過ごした株を急に直射に出すと葉焼けします。最初の一週間は午前中だけ日の当たる場所に置き、葉に変化がなければ日なたへ移します。
長雨に当てない
葉が厚く水をためるので、梅雨や秋の長雨に当たると根腐れと葉の腐りが出ます。雨がかからない位置に置き、鉢の中まで乾く時間を作ります。
風の通る高さに置く
地面やベランダの床に直置きすると湿気がこもります。鉢台や棚に乗せて風が鉢の下を通るようにすると、蒸れによる下葉の落ちが減ります。

夏は西日を避けて風を通す

多くの種類は日本の真夏に生育を止めて休みます。七月から八月は午後の直射を遮る半日陰に移し、風通しを優先します。特に葉の小さな種類や葉に毛のある種類は蒸れに弱く、真夏に株元から溶けるように腐ることがあります。葉に白い斑点や茶色い焼け跡が出たら、その日のうちに日陰へ動かします。

遮光率三割ほどの下へ
寒冷紗や遮光ネットを張るか、午前中だけ日の当たる東側へ移します。完全な日陰に長く置くと徒長(間のびして弱く伸びること)するので、明るさは残します。
床から浮かせる
ベランダの床は日中五十度近くになります。すのこや鉢台で床から離し、夕方に打ち水をして周囲の温度を下げます。
鉢の間隔を空ける
鉢を密に並べると株の間に湿気がたまります。手のひら一つ分の隙間を空け、葉が風で軽く揺れる程度の風が通る場所を選びます。

夏に水を控えると葉が少ししわになりますが、秋に戻ります。日陰に移した株に春と同じ量を与えると根腐れします。

紅葉する種類は秋から光を強める

火祭り、紅葉祭り、赤鬼城などの種類は、秋から冬にかけて葉が真っ赤に色づきます。色づく条件は、強い光と昼夜の温度差、そして水と肥料を控えることの三つです。十月以降は遮光を外して一日中日の当たる場所に置き、水やりの間隔を空けると、十一月から十二月に色が深まります。

種類紅葉の色色づくための管理
火祭り葉全体が朱赤秋から日なた。水は月2回ほどに
紅葉祭り葉先から赤日なたで肥料を切る
星の王子、南十字星葉の縁が赤日なた。過湿を避ける
金のなる木葉の縁が赤く縁取られる日なたで水を控える。室内では色づきにくい

冬は凍らせない場所に

関東平野部の軒下なら、金のなる木や火祭りは霜に当てなければ零度近くまで耐えます。ただし葉に水をためている分、凍ると細胞が壊れて葉が透き通り、翌日には垂れ下がります。最低気温が三度を下回る予報の夜は室内の窓辺に取り込み、日中は日に当てます。小型種や葉の薄い種類は五度を切る前に取り込みます。

地域取り込む目安冬の置き場所
寒冷地10月下旬、最低気温5度室内の日の当たる窓辺。夜は窓から離す
関東平野部12月上旬、最低気温3度軒下で管理し、霜の夜だけ室内へ
暖地霜が降りる予報の夜のみ軒下。強い霜の夜だけ不織布をかける

室内でも窓辺は夜に外気と変わらないほど冷えます。夜はカーテンの内側か部屋の中央へ移します。

置き場所で起きるトラブルの見分け方

症状の多くは置き場所を変えるだけで止まります。まず葉を触って厚みと張りを確かめ、次に土の湿りを見て、光の問題か水の問題かを切り分けます。葉が薄く柔らかいのに土が湿っていれば根の問題、土が乾いていれば光と温度の問題です。

症状考えられる原因直し方
茎が伸びて葉がまばら光不足日なたへ移す。伸びた部分は春に切り戻す
葉に白い斑点、縁が茶色い葉焼け半日陰へ。焼けた葉は元に戻らない
下葉がぽろぽろ落ちる蒸れか過湿風通しのよい場所へ。水を減らす
葉が透き通って垂れる凍結室内へ。傷んだ葉は取り除く
秋になっても赤くならない光と温度差が足りない遮光を外し、水と肥料を切る

クラッスラの置き場所を整えるのに使うもの

室内は、人が明るいと感じても植物には暗いことがほとんどです。光を足すか、置き場所を変えるかのどちらかです。

  • 植物育成ライト探す言葉「植物育成ライト 白色 クリップ」
    規格の目安
    白色(フルスペクトル)で、株から 30〜50cm に吊るせるもの。1 日 8〜12 時間。

    窓から離れた場所では、どの植物も徐々に間延びします。紫色のライトは効きますが、部屋の見た目が変わるので白色が現実的です。

  • レースカーテン探す言葉「レースカーテン 遮光 UV」
    規格の目安
    光を通すもの。遮光率の高すぎるものは逆効果です。

    夏の直射は、室内で育った葉を焼きます。外から入れたばかりの株ほど、一枚挟んで慣らします。

  • キャスター付き鉢台探す言葉「鉢 キャスター 台 室内」
    規格の目安
    耐荷重を土と水を含めた重さで見ます。8 号鉢で 10kg 前後。

    大きな鉢は動かせないと、季節に合わせて置き場所を変えられません。床の通気も良くなります。

  • 温湿度計探す言葉「温湿度計 デジタル 小型」
    規格の目安
    最低・最高を記録できるもの。

    窓際は日中と夜で 10℃ 以上違うことがあります。冬に葉を落とす原因は、たいてい夜の冷え込みです。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 窓辺に置けるなら、育成ライトは要りません。
  • 加湿器は植物のためだけには要りません。霧吹きとサーキュレーターで足りることが多いです。

クラッスラの上手に育てるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はクラッスラの育て方にまとめています。

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