GadeninEnglishアプリを入れる
クロッカスの花後の管理

クロッカスの花後の管理|花がら摘みから葉を枯らして球根を太らせるまで

クロッカスの栽培イメージ

読むのに約 4

三月に花が終わってからの一〜二か月で翌年の花が決まります。花がら摘み、肥料、葉の扱い、掘り上げるかどうかの判断をまとめます。

掘り上げるか植えっぱなしかを決める

クロッカスは植えっぱなしでも数年咲き続ける丈夫な球根ですが、鉢植えや水はけの悪い庭では年々小さくなります。花後の手当ての前に、この球根を掘り上げるか、そのまま置くかを決めておくと、その後の作業が変わります。

場面向く扱い理由
庭で水はけがよい植えっぱなしで3〜4年自然に増えて群れが広がる
庭で水はけが悪い毎年掘り上げる夏の過湿で腐りやすい
鉢植え毎年掘り上げるか、鉢ごと乾かす土が少なく夏に蒸れる
水栽培処分か庭に植えて回復を待つ球根が消耗し翌年は咲きにくい
芝生の中植えっぱなし掘り上げが難しく、自然に増える

植えっぱなしでも花が小さくなってきたら、葉が枯れた六月に掘り上げて分け、秋に植え直します。

花がらは摘み、葉と茎は残す

花がしおれたら、花の部分だけを指でつまんで摘み取ります。放っておくと種ができ、球根を太らせる養分がそちらに使われます。葉と茎は球根に養分を送り続けているので、絶対に切りません。

クロッカスの花は晴れた日に開き、曇りや夜は閉じます。閉じているだけの花と、しおれた花を見分け、色があせて花びらが縮んだものだけを摘みます。

色があせた花を見分ける
閉じていても花びらに張りがあれば翌日また開きます。縮んで色が抜けたら終わりで、指で摘みます。
花だけを指で摘む
花の付け根を軽くひねって取ります。はさみを使うと葉まで切りやすいので、指で十分です。
葉は触らない
葉を束ねたり結んだりするのも避けます。日に当たる面積が減って球根が太りません。見苦しければ周りに草花を植えて隠します。

寄せ植えでは他の花に隠れて花がらを見落としがちです。週に一度は株元をのぞいて確かめます。

花後の肥料で来年の球根を作る

花が終わってから葉が黄色くなるまでの四〜六週間が、翌年の球根を太らせる時期です。この間に追肥(育ちの途中で足す肥料)として液体肥料を週に一回、二〜三回与え、日当たりのよい場所で葉に光を当て続けます。

この時期に日陰に移したり、水を切らしたりすると球根が小さくなり、翌年は葉だけで花が咲きません。寄せ植えで他の花が終わって片付けるときも、クロッカスの葉だけは残します。

花後すぐに液肥を始める
最後の花を摘んだ週から、規定倍率の液体肥料を週に一回与えます。固形肥料なら少量を株の周りに置きます。
日当たりで葉を育てる
鉢は一日中日が当たる場所に置きます。葉が濃い緑で厚くなれば球根が太っている証拠です。
葉先が黄色くなったら止める
葉の先から黄色くなり始めたら肥料を止め、水も減らします。休眠に入る合図で、ここから先の肥料は球根を腐らせます。

葉が枯れたら掘り上げて乾かす

五月下旬から六月に葉が完全に黄色く枯れたら、掘り上げの時期です。晴れた日に球根を傷めないよう周りから掘り、土を落として、古い球根の上にできた新しい球根を確かめます。古い球根はしぼんで役目を終えているので外し、新しい球根だけを残します。

掘った球根は風通しのよい日陰で一〜二週間乾かし、ネットに入れて涼しく暗い場所で十月まで保管します。小さな子球も一緒に保管し、秋に別の場所に植えると二〜三年で咲く大きさになります。

葉が引いて抜けたら掘る
葉を軽く引いて抵抗なく抜けたら枯れています。晴れた日に周りから掘り、球根を掘り傷しないようにします。
古い球根を外す
新しい球根の下にしぼんだ古い球根が付いています。手で外して捨て、新しい球根と子球を残します。
日陰で二週間乾かす
新聞紙の上に重ならないよう広げ、風通しのよい日陰で乾かします。直射日光は球根を傷めるので、軒下や北側の棚を使います。
ネットで涼しく保管
乾いたらネットや紙袋に入れ、名札を付けて涼しく暗い場所へ。ビニール袋は蒸れて腐ります。

植えっぱなしにする場合は、葉が枯れたら地上部を片付けるだけで、掘り上げは不要です。場所がわかるよう印を残します。

花後の手当てで失敗したときの直し方

翌年に葉だけで花が咲かない、球根が小さくなった、掘ったら腐っていた、といった失敗は、花後の葉の扱いと夏の管理に原因があります。翌年に向けてどこを変えるかを表で確かめます。

小さくなった球根も、二年ほど葉を育てて太らせれば再び咲きます。捨てずに庭の隅に植えて回復を待つのも一つの方法です。育成中は花より葉を優先し、蕾が付いても葉を切らないことだけ守ります。

状態疑う原因次に直すこと
翌年は葉だけで花がない葉を早く切った、日陰に置いた葉が枯れるまで日当たりで育てる
掘ったら球根が腐っていた夏の過湿、肥料が残った葉が枯れたら掘り上げて乾かす
球根が年々小さい密になり過ぎ、肥料不足掘り上げて分け、花後に液肥
保管中に球根がしぼんだ乾燥し過ぎ、暑い場所紙袋に入れて涼しい場所で保管

クロッカスの花が終わったあとに使うもの

来年も咲かせるかどうかは、この時期の手当てで決まります。切ることと、球根をしまうことです。

  • 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ 園芸」
    規格の目安
    刃渡り 5cm 前後。硬くなった茎を切るので、花がら摘み用より丈夫なもの。

    花後の切り戻しは、次の芽を出させる作業です。切り口が潰れると、そこから枯れ込みます。

  • お礼肥用の緩効性肥料探す言葉「緩効性肥料 お礼肥」
    規格の目安
    粒状で 2〜3 か月効くもの。
    数量の目安
    8 号鉢に 10g 前後、花壇 1 ㎡ あたり 30〜50g。

    咲かせるのに使った養分を戻す肥料です。ここを飛ばすと、翌年の花数が目に見えて減ります。

  • 球根の保存ネット探す言葉「球根 保存 ネット袋」
    規格の目安
    目の粗いネット袋。品種を書いたラベルを付けられるもの。

    掘り上げた球根は、風の通るところに吊るして乾かします。密閉すると中から腐ります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 掘り上げずに植えっぱなしでよい球根も多く、その場合は保存の資材は要りません。
  • 花後すぐに葉まで切らないでください。葉が来年ぶんの養分を作ります。

クロッカスの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はクロッカスの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

クロッカスについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる