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クロッカスの月別の作業

クロッカスの月別作業|十月の植え付けから二月の花、六月の掘り上げまで

クロッカスの栽培イメージ

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植え付けは十月、開花は二月から三月、葉が枯れる六月に掘り上げ、夏は休眠です。月ごとの作業と株の姿をまとめます。

一年の作業カレンダー

クロッカスの一年は、秋に植えて冬に根を張り、早春に咲いて初夏に葉が枯れ、夏は球根で休むという周期です。関東平野部の露地を基準に、月ごとの作業と株の姿をまとめました。寒冷地は植え付けを九月下旬から十月上旬に早め、暖地は十一月まで遅らせて構いません。

主な作業株の姿と目安
1月鉢は表土が乾いたら午前に水土の中で根が伸びる。芽は見えない
2月早咲き種の開花、水を切らさない芽が出て小輪が咲き始める
3月春咲き種の開花、花がら摘み、花後の液肥大輪が咲き、葉が伸びる
4月液肥の続き、葉を日に当てる葉が茂り球根が太る
5月肥料と水を減らす葉が黄色くなり始める
6月掘り上げ、乾燥、保管葉が枯れて休眠
7月球根の保管、庭は放置休眠
8月球根の保管を確かめる休眠
9月球根の購入、土作り店に球根が並ぶ
10月中旬から植え付け地温が20度を下回る
11月植え付けの終わり、水栽培の開始土の中で根が動く
12月鉢は乾いたら水、屋外で寒さに当てる根が伸びる

秋は球根選びと植え付け

九月に球根が店に並びますが、植えるのは地温が下がる十月中旬からです。買った球根は風通しのよい涼しい場所で保管し、その間に植え場所の土を作っておきます。前年に掘り上げた球根も同じ時期に植えます。

十月中旬から十一月上旬に、庭は深さ五センチで密に、鉢は深さ三センチでぎっしり植えます。植えたらたっぷり水を与え、鉢は屋外の日当たりに置いて冬の寒さに当てます。

九月に球根を選ぶ
重く固い球根を選び、風通しのよい涼しい場所で十月中旬まで保管します。芽が緑に伸びていたら早めに植えます。
地温で植え時を判断
日中の最高気温が二十度前後に下がったら植え時です。関東平野部なら十月中旬が目安で、十一月上旬までに済ませます。
鉢は屋外に置く
植えた鉢は室内に入れず、屋外の日当たりに置きます。冬の寒さに当たることで蕾ができ、暖かい室内では葉ばかりになります。

冬は見えない根を育てる

十二月から一月は地上に何も見えませんが、土の中で根が伸びています。鉢は表土が乾いたら暖かい日の午前中に水を与え、乾かし切らないようにします。庭は二週間以上雨がなければ株元に水を与えます。

霜柱で球根が持ち上がることがあります。見つけたら土を軽く押さえて戻します。鉢は凍っても構いませんが、夕方の水やりは避けます。

鉢を持ち上げて乾きを見る
週に一度、鉢を持ち上げて軽ければ暖かい日の午前中に水を与えます。表土が湿っていれば与えず、次の週に見直します。
霜柱を押し戻す
霜柱で土が盛り上がっていたら手で軽く押さえて戻します。球根が露出していれば、上から三センチほど土をかぶせ直します。
二月に芽を確かめる
二月上旬に土の表面に白い芽の先が見え始めたら、水の間隔を詰めて蕾を育てます。この時期の乾きは花を小さくします。

早春は開花と花後の手当て

二月に早咲きの小輪、三月に大輪の春咲きが咲きます。花は晴れた日に開いて夜は閉じ、一輪が一週間ほど持ちます。雨に当たると傷むので、鉢は雨の日だけ軒下に入れると長持ちします。しおれた花は指で摘みます。

最後の花を摘んだら、追肥(育ちの途中で足す肥料)として液体肥料を週に一回、二〜三回与え、四月いっぱいは日当たりで葉を育てます。この期間が翌年の花を決めます。

時期作業見て決める目安
2月上旬〜中旬早咲き種の開花晴れた日に花が開いたら
3月春咲き種の開花、花がら摘み花びらが縮んで色があせたら摘む
3月下旬〜4月液肥を週1回、2〜3回最後の花を摘んでから
4月葉を日に当てる葉が濃い緑で厚ければ順調

初夏は掘り上げ、夏は休ませる

五月に葉が黄色くなり始めたら肥料を止め、水を減らします。六月に葉が完全に枯れたら、掘り上げる株は晴れた日に掘って日陰で乾かし、ネットに入れて涼しい場所で保管します。植えっぱなしの株は枯れた葉を片付けるだけにします。

七月から九月は休眠期です。保管した球根は月に一度確かめ、かびや軟らかいものを取り除きます。鉢ごと乾かす場合は雨の当たらない日陰に置き、水は与えません。

葉が抜けたら掘る
葉を軽く引いて抵抗なく抜けたら掘り時です。晴れた日に周りから掘り、古い球根を外します。
日陰で乾かして保管
一〜二週間日陰で乾かし、ネットか紙袋で涼しく暗い場所に置きます。名札を忘れずに付けます。
月に一度確かめる
保管中の球根を月に一度見て、かびや軟らかいものを取り除きます。しぼんでいれば置き場所が暑すぎます。

時期を外したときの直し方

球根を買ったまま十二月まで植え忘れた、葉を早く切った、掘り上げを忘れて夏に腐らせた、といったずれはよく起きます。取り返せるものと翌年に持ち越すものを分けて考えます。

植え忘れた球根も十二月中なら植えれば咲きます。花は小さくなりますが、葉を育てれば翌年には戻ります。一月を過ぎた球根は芽が伸びて消耗しているので、翌年用に育てるつもりで植えます。

場面起きること戻し方
12月に植えた根が浅く花が小さいすぐ植えて、花後に葉をしっかり育てる
花後に葉を切った翌年は葉だけで花がない翌年は葉が枯れるまで待ち、2年で回復
掘り上げを忘れ夏に腐った翌春に芽が出ない秋に新しい球根を植え、水はけを直す
冬に室内に置いた葉が伸びて花が咲かない屋外に出し、翌年は最初から屋外で

クロッカスの栽培に一年を通して使うもの

咲かせるための買い物は、野菜とは比率が違います。窒素を効かせすぎると葉ばかり茂って花が減るので、そこを外さないものを挙げます。

  • 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
    規格の目安
    元肥入り、14〜25L の袋。水はけを重視した配合のもの。
    数量の目安
    直径 24cm(8 号)の鉢 1 個で約 8L、65cm プランター 1 個で 12〜15L。

    野菜用の土は肥料分が多く、草花では葉ばかり伸びることがあります。袋の表示で用途を確かめます。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 草花 置き肥」
    規格の目安
    粒状で 2〜3 か月効くタイプ。リン酸の比率が高い「花用」と書かれたもの。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個に 10〜15g(大さじ 1 強)を 2〜3 か月ごと。

    置いておくだけで少しずつ溶けるので、水やりのたびに考えなくて済みます。夏の高温期は効きが強く出るので量を控えます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸(P)の数字が高いものが花向きです。

    つぼみが上がる時期だけ、週 1 回のペースで足します。効きが早いぶん、切れるのも早いのが液肥です。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    咲き終わった花を残すと種を作りに養分が回り、次の花が減ります。摘み続けられるかどうかで花期の長さが変わります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。肥料を与えているなら急ぎません。
  • 「花用」「野菜用」で土を分けるのは、両方を育てるようになってからで十分です。

クロッカスの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はクロッカスの育て方にまとめています。

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