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クロッカスの休眠期の管理

クロッカスの休眠期の管理|掘り上げた球根の保管と植えっぱなしの夏越し

クロッカスの栽培イメージ

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六月から九月は球根で休みます。掘り上げて保管する方法と、植えっぱなしで夏を越す方法、秋に植え直すまでの手順をまとめます。

掘り上げるか植えっぱなしかで手順が変わる

休眠期の管理は、六月に掘り上げて球根を保管するか、土の中で夏を越させるかで変わります。水はけのよい庭なら植えっぱなしで三〜四年咲き続け、鉢や湿った場所では掘り上げるほうが安全です。どちらにするかを葉が枯れる前に決めておきます。

場面向く方法夏の扱い
水はけのよい庭植えっぱなし枯れ葉を片付け、印を残して放置
水がたまりやすい庭掘り上げ乾かしてネットで保管
鉢植え掘り上げ、または鉢ごと乾かす雨の当たらない日陰で水を止める
寄せ植えの一部掘り上げて別保管他の花の水やりで湿るのを避ける
芝生の中植えっぱなし葉が枯れてから芝を刈る

掘り上げの時期と手順

掘り上げは葉が完全に黄色く枯れた五月下旬から六月です。葉が緑のうちに掘ると球根が太り切っておらず、翌年の花が小さくなります。葉を軽く引いて抵抗なく抜けるのが目安です。晴れが続いた日に、球根を掘り傷しないよう周りから掘ります。

掘った球根は土を落とし、古い球根を外して新しい球根と子球を分けます。傷や腐りのあるものはこの時点で捨てます。品種ごとに分けて名札を付けておくと、秋の植え付けで迷いません。

葉が抜けるのを確かめる
葉の付け根を軽く引き、抵抗なく抜けたら掘り時です。まだ抜けなければ一週間待ちます。
周りから広く掘る
球根の位置から十センチ離れた所からスコップを入れ、土ごと持ち上げます。球根に刃を当てると腐りの入口になります。
古い球根と子球を分ける
新しい球根の下にしぼんだ古い球根が付いています。外して捨て、周りの小さな子球は別に分けておきます。
傷んだものを捨てる
軟らかいもの、傷のあるもの、外皮の下が黒いものは保管中に腐って他にうつります。この時点で処分します。

保管は乾かしてから涼しく暗い場所で

掘った球根は新聞紙の上に広げ、風通しのよい日陰で一〜二週間乾かします。直射日光に当てると球根が傷みます。乾いたらネットか紙袋に入れ、品種名を書いた名札を付けて、涼しく暗く風の通る場所に十月まで置きます。

ビニール袋や密閉容器は蒸れて腐ります。夏の暑い物置や日の当たる場所も避け、家の北側の風通しのよい場所や、玄関の棚などが向きます。月に一度は袋を開けて、かびや軟らかい球根を取り除きます。

日陰で一〜二週間乾かす
新聞紙に重ならないよう広げ、風通しのよい日陰に置きます。表面がさらさらになれば乾いています。
ネットか紙袋に入れる
通気性のある袋に入れ、品種と色の名札を付けます。子球は別の袋にして秋に別の場所へ植えます。
月に一度点検する
袋を開けてかび、軟らかいもの、しぼんだものを取り除きます。しぼむなら置き場所が暑いか乾き過ぎです。

冷蔵庫に入れる必要はありません。極端な低温より、風通しのよい常温の日陰のほうが球根は安定します。

植えっぱなしの夏越し

植えっぱなしにする場合は、葉が枯れたら地上部を片付け、球根の場所に印を立てるだけです。夏に他の草花を植えるときに球根を掘り返さないよう、場所を記録しておきます。水はけがよければ、夏の雨で腐ることはほとんどありません。

上に夏の一年草を植えるなら、根の浅いものを選び、水やりが多くなり過ぎないようにします。三〜四年たって花が小さくなったら、六月に掘り上げて分け、秋に植え直します。

枯れ葉を片付けて印を立てる
葉が枯れたら取り除き、名札や小石で場所を示します。掘り返しと踏み付けを防ぎます。
夏の水やりは控えめに
上に植えた花に水を与えるときも、球根の場所が常に湿らないよう、乾いてから与えるようにします。
花が小さくなったら分ける
三〜四年目に花が小さく数が減ったら密になり過ぎです。六月に掘り上げ、大きい球根を間隔を空けて植え直します。

秋に植え直すときの準備

保管した球根は十月中旬から十一月上旬に植えます。植える前にもう一度球根を見て、固く重いものだけを選びます。大きい球根は花壇や鉢の目立つ場所に、小さな子球は庭の隅にまとめて植えて二〜三年かけて育てます。

掘り上げた場所に植え直す場合は、土に腐葉土を足して耕し直します。同じ場所で腐りや病気が出ていたら、土を替えるか場所を変えます。

球根の大きさ植える場所開花の目安
直径3センチ以上花壇の前面、鉢の中央翌春に3〜5輪
直径2〜3センチ花壇、鉢翌春に1〜2輪
直径1〜2センチ(子球)庭の隅にまとめて2〜3年後
直径1センチ未満育成用の鉢に密植3年以上

休眠中に失敗したときの直し方

保管中にかびた、しぼんだ、植えっぱなしで消えた、といった失敗は、乾かし方と置き場所と水はけに原因があります。残った球根の状態を見て、翌年の方法を変えます。

しぼんだ球根でも固さが残っていれば植えれば芽が出ます。花は小さくなりますが、葉を育てれば二年で戻ります。指で押して弾力があるかどうかを、捨てるか植えるかの目安にします。

状態疑う原因次に直すこと
保管中にかびが出た乾かし足りない、袋が密閉2週間乾かし、ネットに替える
球根がしぼんで軽い暑い場所、乾き過ぎ北側の涼しい場所で紙袋に
植えっぱなしで春に出ない夏の過湿で腐った、食害掘り上げ方式に変えるか、盛り土と金網
植えたら芽が出たが花が小さい球根が小さいまま植えた大きさで分け、小さいものは育成用に

クロッカスの冬越しに使うもの

寒さそのものより、凍って溶けるのを繰り返すことで傷みます。土を凍らせないことが目的です。

  • バーク堆肥・腐葉土(マルチング用)探す言葉「バーク堆肥 マルチング」
    規格の目安
    40L 前後の袋。株元に 3〜5cm の厚さで敷きます。
    数量の目安
    株元の直径 40cm 分で 5L 前後。

    土に布団をかけるのと同じです。春には鋤き込めば土壌改良材にもなり、片付けが要りません。

  • 不織布(べたがけ用)探す言葉「不織布 防寒 べたがけ」
    規格の目安
    目付 20〜30g/㎡。厚いほど保温しますが、光も遮ります。

    かけたまま水をやれて、日中の光も通します。ビニールと違い、内側が蒸れません。

  • 鉢用の断熱材探す言葉「発泡スチロール 鉢 保温」
    規格の目安
    発泡スチロールの箱か、鉢を包むプチプチ。

    鉢は地面より先に凍ります。地面に直に置くか、鉢ごと包むかで越冬できるかが変わります。

  • 球根の保存ネット探す言葉「球根 保存 ネット袋」
    規格の目安
    目の粗いネット袋。

    寒さに弱い球根は掘り上げて越冬させます。風の通るところに吊るし、密閉しません。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 耐寒性のある宿根草は、地上部が枯れても根は生きています。掘り上げずに株元を覆うだけで足ります。
  • ビニールで覆いっぱなしにすると、晴れた日に蒸れます。不織布のほうが失敗しません。

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