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デルフィニウムの植え付けと水やり

デルフィニウムの植え付けと水やり|穂を太く立てる土と支柱の準備

デルフィニウムの栽培イメージ

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深く耕した水はけのよい土に浅く植え、水を控えめに、肥料を切らさない。穂の太さはこの三つで決まります。

植え付けは十一月か三月

苗の植え付けは、根が張ってから冬を迎えられる十月下旬から十一月中旬か、寒さが緩む三月です。秋植えは冬の間に根を張り、春に大きな穂を立てます。三月植えでも咲きますが、穂は一回り小さくなります。

デルフィニウムは直根性(太い根がまっすぐ下に伸びる性質)なので、植え付け後の移植はできません。場所を決めてから植え、根鉢を崩さないことが大切です。

時期向き不向き穂の大きさ
10月下旬〜11月中旬最適冬に根を張り、春に太い穂
12月〜2月不向き根が動かず霜柱で浮く
3月穂はやや小さいが咲く
4月以降遅い穂が細く、開花中に暑さが来る

土は深く耕して水はけよく

根が深く伸びるので、地植えは深さ三十センチ以上耕し、腐葉土と軽石を混ぜて水はけを高めます。酸性の土を嫌うので、植え付けの二週間前に苦土石灰を一平方メートルあたり百グラムほど混ぜて中和し、一週間前に堆肥元肥(植え付け時に土へ混ぜる肥料)の緩効性肥料を混ぜます。

鉢植えは背の高い系統なら八号以上の深鉢、小型の系統なら六号鉢が目安です。土は草花用培養土に軽石の小粒を二割混ぜ、鉢底石を厚めに入れます。

株間は三十から四十センチ
背の高い系統は株間四十センチ、小型は三十センチ空けます。混むと株元が蒸れ、春の長雨で腐ります。
浅めに植える
根鉢の上面が土の面と同じ高さになるよう植えます。深植えにすると株元の芽が土に触れて腐ります。
支柱の位置を決めておく
背の高い系統は穂が一メートルを超え、風で折れます。植え付け時に支柱を立てる位置を決め、株の横に一本立てておくと後が楽です。

植え付け後にたっぷり水を与え、その後は土が乾くまで待ちます。根が動くまでの一週間は乾かしすぎにも注意します。

水やりは控えめに、乾いたらたっぷり

デルフィニウムは過湿に弱く、株元が湿り続けると根元から腐ります。地植えは根が張れば雨だけで足り、春の生育期に晴天が続いたときだけ水を与えます。鉢植えは土の表面が乾いてから、鉢底から流れるまで与え、受け皿の水は捨てます。

時期地植えの目安鉢植えの目安
植え付け直後乾いたら表面が乾いたら
冬(12月〜2月)不要乾いてから数日後、暖かい午前中
春の生育期(3月〜4月)一週間晴れが続いたら表面が乾いたら毎日確かめる
開花期(5月〜6月)乾いたら朝に株元へ朝に一回、穂に水をかけない

穂に水がかかると花が傷み、重みで倒れます。水は株元の土に注ぎます。

追肥は生育期に切らさない

穂の太さと花の数は、春の生育期に養分が足りているかで決まります。追肥(育ちの途中で足す肥料)は、二月下旬から三月に緩効性肥料を株元から離して置き、穂が上がり始めたら規定に薄めた液肥を二週間に一回与えます。窒素の多い肥料は茎が軟らかくなって倒れるので、リン酸とカリの多いものを選びます。

二月下旬に緩効性肥料
芽が動き始めるころに、緩効性の粒状肥料を規定量、株元から十センチ離して置きます。鉢は半量です。
穂が見えたら液肥
三月下旬から穂が上がり始めたら、規定に薄めた花用液肥を二週間に一回。開花が始まったら止めます。
冬は与えない
十二月から二月上旬は生育が止まっています。この時期の肥料は根を傷めるだけなので与えません。

支柱で穂を守る

穂が三十センチほど伸びたら、株ごとに支柱を立てて八の字にひもで結びます。穂が伸びるにつれて結ぶ位置を上げ、最終的に穂の中ほどまで支えます。エラータム系の大きな穂は花が咲くと重くなり、雨と風で一晩で倒れることがあります。

小型の枝分かれする系統は、株の周りに支柱を三本立ててひもで囲う方法が楽です。鉢植えは鉢の縁に支柱を刺し、穂が倒れる方向に支えを置きます。

穂が三十センチで結ぶ
支柱と穂の間にひもを八の字にかけ、茎が太っても食い込まないようゆとりを持たせます。
伸びるごとに結び直す
穂が二十センチ伸びるごとに上を結び足します。結ぶ位置が低いままだと、上の花の重みで折れます。
雨の前は花を軽くする
強い雨や風の予報が出たら、開いている花の穂を切って室内に飾ります。株が軽くなり、残った穂が倒れにくくなります。

株の様子で見るトラブルの原因

デルフィニウムの不調は、過湿による腐りと肥料の過不足が主な原因です。葉の色と茎の様子を見て切り分けると、手当てが決まります。似た症状でも原因が逆のことがあるので、まず土の湿り具合を確かめます。

症状原因直し方
株元が黒く軟らかく倒れる過湿による腐り戻らない。水はけを直して植え直す
茎が軟らかく穂が倒れる窒素過多か日照不足肥料を止め、支柱で支える
下葉が黄色く穂が細い肥料切れ薄い液肥を二週間に一回
葉が縮れて新芽が開かないアブラムシかウイルス病虫を退治。縮れが進む株は処分
葉に白い粉うどんこ病病気の葉を取り、風通しを確保

デルフィニウムの育てている間に使うもの

草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。

    咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。

    つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
    規格の目安
    2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
    数量の目安
    8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。

    水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。

  • ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
    規格の目安
    容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。

    花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。

デルフィニウムの長く咲かせるコツは作物ページに

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