鉢と置き場所で乾く速さが違う
ディフェンバキアは大きな葉から多くの水を蒸散させるため、生育期は水をよく吸います。一方で冬は生育が止まり、同じ調子で与えると根腐れします。水やりは日数ではなく鉢の乾きで判断し、乾く速さは鉢の材質と置き場所で倍以上変わります。下の表で自分に近い行を選びます。
| 鉢と置き場所 | 土の乾く速さ | 水やりの目安 |
|---|---|---|
| 素焼き鉢を窓辺に置く | 速い。表面は一〜二日で乾く | 表面が乾いたらすぐ |
| プラスチック鉢を窓辺に置く | 普通 | 表面が乾いて一〜二日後 |
| プラスチック鉢を部屋の奥に置く | 遅い。表面が乾いても中は湿る | 表面が乾いて三〜四日後、重さで確かめる |
| 鉢カバーや受け皿に入れたまま | 底に水が残る | 受け皿の水を捨ててから判断する |
葉が大きい株ほど水の消費が速く、切り戻し直後の葉の少ない株は乾きが遅くなります。
乾き具合の確かめ方
生育期は表面が乾いたら、冬は鉢の中まで乾いてから与えます。ディフェンバキアは水切れすると葉が垂れて教えてくれますが、繰り返すと葉先が枯れ込み、下葉が落ちます。垂れる前に土の乾きで先回りします。
- 指を第二関節まで入れる
- 土に指を入れ、第二関節のあたりが乾いてさらさらしていれば与えます。まだ湿り気を感じるなら翌日また触って確かめます。
- 鉢を持ち上げて重さを覚える
- 水やり直後の重さを一度覚えておくと、持ち上げるだけで判断できます。明らかに軽くなったら与える時期です。
- 葉の張りで先回りする
- 水が切れる少し前、葉のつやが鈍くなり、葉先がわずかに下を向きます。この段階で与えると、垂れを経験させずに済みます。
与えるときは底から流れるまで
与えるときは鉢底から水が流れ出るまでたっぷり注ぎます。表面だけ湿らせる水やりを続けると、根の先まで水が届かず、鉢の下半分が乾いたままになります。流れ出た水は受け皿に残さず捨てます。
- 二回に分けて注ぐ
- 一度目で土全体を湿らせ、水が引いてからもう一度、底から出るまで注ぎます。乾き切った土は水をはじくので、二回に分けると隅まで届きます。
- 受け皿の水は十分以内に捨てる
- 受け皿に水が残ると鉢の底が常に湿り、根腐れの原因になります。鉢カバーの底にたまった水も忘れずに捨てます。
- 水温は室温に近づける
- 冬の水道水は冷たく、寒さに弱いディフェンバキアの根を傷めます。バケツにくみ置きして室温に近づけてから与えます。
季節ごとの間隔の目安
表の間隔は目安にすぎず、実際には毎回土を触って確かめます。同じ部屋でも葉数の多い大株ほど水の減りが早く、切り戻し直後の葉の少ない株は乾きが遅くなります。梅雨どきは湿度が高く、表面が乾いていても中は湿っていることが多いので、指を深く入れて判断します。
| 時期 | 間隔の目安 | 与え方 |
|---|---|---|
| 4〜6月 | 表面が乾いて1〜2日後 | 生育期。底から流れるまで |
| 7〜9月 | 表面が乾いたらすぐ | 朝に与える。真夏は乾きが早い |
| 10〜11月 | 表面が乾いて3〜4日後 | 少しずつ間隔を空けて冬に備える |
| 12〜3月 | 2〜3週間に1回 | 暖かい日の午前。量は減らさず回数を減らす |
六号鉢に植え、窓辺に置いた株の目安です。暗い場所や大きな鉢では、表より長めに空けます。
冬に間違えやすいこと
冬は生育が止まり、水を吸う量が春の三分の一以下に落ちます。夏と同じ調子で与えると、土が乾かないまま冷えて根が傷み、茎の根元が腐ります。ディフェンバキアの冬の枯れは、寒さそのものより冬の与えすぎが原因のことが多いのです。
- 垂れていても土が湿っていれば待つ
- 冬の垂れは寒さが原因のことが多く、水を与えても戻りません。土を触って湿っているなら、暖かい場所へ移して様子を見ます。
- 夜の水やりを避ける
- 夕方以降に与えると夜間に土が冷えます。晴れた日の午前中に与え、日中に少し乾かします。
- 葉水で乾燥を補う
- 土への水は減らしても、暖房で乾いた空気は葉を傷めハダニを呼びます。数日に一度、朝に霧吹きで葉を湿らせます。
根腐れの見分けと立て直し
土が湿ったまま葉が垂れ、下葉から黄色く落ち、茎の根元が柔らかくなるなら根腐れです。鉢から抜いて根が黒く崩れ、嫌なにおいがすれば確定です。根元が固ければ植え替えで戻り、根元まで柔らかいなら上の元気な部分を切って挿し木で作り直します。
- 鉢から抜いて根と根元を確かめる
- 土を落とし、白く張りのある根と黒く崩れる根を見分けます。茎の根元を指で押し、固ければ回復できます。手袋をして作業します。
- 新しい乾いた土に植える
- 傷んだ根をすべて切り、新しい観葉植物用の土に植えます。植えた直後は水を与えず、翌日に少量から始めます。
- 根元まで腐っていたら茎を挿す
- 根元が柔らかいときは、茎の固い部分を十〜十五センチ切り、挿し木で作り直します。五月から八月なら一か月ほどで根が出ます。
ディフェンバキアの水やりに使うもの
「何日おき」で決めると必ず外します。乾いたかどうかを見る道具と、鉢底から抜けるようにする道具に分けます。
数量は直径 24cm(8 号)の鉢 1 個を単位にしています。号数は直径 cm を 3 で割った数です。
- 土壌水分計探す言葉「土壌水分計 観葉植物」
- 規格の目安
- 土に挿して読む針式。電池の要らないものが手軽です。
表面の乾きと、鉢の中の乾きは一致しません。挿して確かめる習慣が付くと、やりすぎがなくなります。
- 注ぎ口の細いジョウロ探す言葉「ジョウロ 室内 注ぎ口 細い」
- 規格の目安
- 容量 1〜2L。注ぎ口が細く長いもの。
葉の間から株元へ差し込んで注げます。葉に水を溜めると、そこから腐る植物があります。
- 受け皿探す言葉「鉢 受け皿 室内」
- 規格の目安
- 鉢底より一回り大きいもの。
鉢底から抜けた水を受けるためのものです。**溜まった水はそのつど捨てます。** 溜めたままにするのが根腐れの典型です。
- 霧吹き(葉水用)探す言葉「園芸 霧吹き 葉水」
- 規格の目安
- 300〜500ml。霧の細かいもの。
水やりの代わりにはなりませんが、葉裏に当てるとハダニが付きにくくなります。乾燥する冬の室内で効きます。
- 自動給水器は、留守が続くときだけで十分です。日常は自分で見るほうが確実です。
- 多肉植物には霧吹きは要りません。かえって蒸れの原因になります。
ディフェンバキアの上手に育てるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はディフェンバキアの育て方にまとめています。
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