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ディフェンバキアの病害虫と障害

ディフェンバキアの病害虫と障害|葉の症状の見分けと、毒性のある汁の扱い

ディフェンバキアの栽培イメージ

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下葉の黄ばみは寒さと過湿、葉のかすれはハダニが主な原因です。症状別の見分けと、汁に触れたときの対処をまとめます。

症状から原因を切り分ける

ディフェンバキアの不調の大半は病気ではなく、水・光・温度・風の環境によるものです。まず下の表で症状を探し、環境を直してから、それでも進むときに虫や病気を疑います。下葉の黄ばみは寒さと過湿の両方で出るので、室温と土の湿りをセットで確かめます。

症状考えられる原因手当て
下葉が黄色くなって落ちる寒さ、過湿、根腐れ十五度以上へ。水を止めて根を確かめる
斑の白い部分が茶色く焼ける直射日光による葉焼け窓から離す。焼けた葉は切る
葉先だけが茶色く枯れる乾いた風、水切れの繰り返し、肥料過多風を避け、葉水。間隔を安定させる
葉がかすれて白っぽく、細かい点ハダニシャワーで洗い流し、葉水を続ける
葉柄や葉裏に褐色の粒、べたつきカイガラムシこすり落とし、殺虫剤で補う
茎の根元が黒く柔らかい根腐れが進んだ状態上の固い部分を切って挿し木で作り直す
葉に褐色の斑が広がり周りが黄色い葉の病気斑の葉を切って捨て、風通しを確保

汁に触れたとき・口に入れたときの対処

ディフェンバキアの茎や葉の汁にはシュウ酸カルシウムの針状結晶が含まれ、皮膚に付くとかゆみやかぶれ、口に入ると強い腫れと痛みを起こします。手入れのときは手袋をし、汁が付いたらすぐ洗い流します。子どもやペットが口にしたときは、様子を見ずに医療機関や動物病院に相談します。

皮膚に付いたら流水で洗う
石けんと流水でよく洗い流します。かゆみが続くなら冷やし、赤みや腫れが引かなければ皮膚科に相談します。
目に入ったら流水で十分以上洗う
こすらずに流水で洗い流し、痛みが続くなら眼科を受診します。作業中は目をこすらないよう意識します。
口に入れたら口をすすいで相談する
口の中を水でよくすすぎ、無理に吐かせません。腫れや痛みがあれば医療機関へ。ペットなら動物病院に植物名を伝えて相談します。
置き場所と片づけで予防する
子どもやペットの届かない高さに置き、切った茎や落ちた葉はすぐ袋に入れて捨てます。

ハダニは乾燥で増える

ハダニは葉裏に付く極小の虫で、吸われた葉は表からかすれたように白っぽく見えます。暖房で乾いた冬の室内や、夏の風通しの悪い場所で急に増えます。水に弱いので、葉水を習慣にするだけで発生をかなり抑えられます。

葉裏を流水で洗う
見つけたら株を浴室に運び、シャワーで葉裏を中心に洗い流します。一週間おきに三回繰り返すと、卵からかえった分も落とせます。
葉水を朝の習慣にする
霧吹きで葉の表裏を湿らせます。暖房の季節は特に念入りにし、加湿器のそばに置くのも効きます。
増えすぎたら観葉植物用の殺虫剤
洗っても減らないときは、観葉植物に使える殺ダニ剤や殺虫剤を葉裏まで散布します。同じ薬を続けると効かなくなるので種類を変えます。

カイガラムシは手で落とす

葉柄や葉の付け根に褐色や白の小さな粒が付き、葉がべたつくならカイガラムシです。成虫は殻に覆われて薬が効きにくいため、見つけたら物理的に落とすのが確実です。放置すると排せつ物にすす病が付き、葉が黒く汚れます。

歯ブラシや綿棒でこすり落とす
湿らせた歯ブラシや綿棒で一匹ずつこすり落とします。葉柄の隙間や新芽の付け根に隠れているので、株元まで確かめます。手袋をして行います。
落とした後に葉を拭く
べたつきをぬるま湯で湿らせた布で拭き取り、すす病の発生を防ぎます。葉の表だけでなく裏や葉柄も拭きます。
幼虫の時期に薬を使う
五月から七月は殻のない幼虫が歩き回る時期で、この時期なら観葉植物用の殺虫剤が効きます。二週間おきに二〜三回散布します。

根腐れと茎腐れの見分けと立て直し

土が湿ったまま下葉が黄色くなり、茎の根元が柔らかくなるなら根腐れです。ディフェンバキアは茎が太く水分が多いため、根腐れが茎まで上がる「茎腐れ」になりやすく、根元が黒く柔らかくなると下からの回復は望めません。ただし上の固い部分を切って挿せば株は残せます。

根元を指で押して固さを確かめる
手袋をして茎の根元を押します。固ければ根だけの問題で、鉢から抜いて傷んだ根を切り、新しい土に植え替えます。
根元が柔らかければ上を切る
柔らかい部分より十センチ以上上の、固く緑の部分で切ります。切り口に黒ずみが残るなら、さらに上で切り直します。
切った上部を挿し木にする
切り口を半日乾かし、清潔な土に挿します。五月から八月なら一か月で根が出ます。冬なら暖かい部屋で乾かし気味に保ち、春に挿します。

病気は少ないが蒸れに注意

ディフェンバキアに大きな病気はまれですが、風通しが悪く葉が濡れたままだと、葉に褐色の斑が広がる病気が出ることがあります。斑の周りが黄色く縁取られ、複数の葉に広がるなら、環境の障害ではなく病気です。

斑の出た葉を切って捨てる
広がるのを止めるため、斑の出た葉は付け根から切り、ごみとして捨てます。株の周りに落ちた葉も拾います。
葉水を夜に与えない
夜に葉が濡れたままだと病気が広がります。葉水は朝に与え、日中に乾くようにします。
風通しを確保する
株同士の間隔を空け、サーキュレーターで部屋全体の空気を動かします。直接風を当てるのではなく、空気を回します。

ディフェンバキアの上手に育てるコツは作物ページに

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