基本情報
- 系統・区分
- ラン類・鉢花/着生ラン
- 生産者
- 古典園芸/富貴蘭系
- 熟期
- 夏開花
- 育てやすさ
- ★★☆☆☆(5 段階で 2)
洋ラン・和蘭。明るい日陰、通気性、水苔/バーク管理、冬温度が栽培ポイント。
概要説明
富貴蘭はフウランを観賞用に選抜し、葉や根の変化を楽しむ古典園芸としての呼び名。江戸時代から続く長い育成の歴史があり、葉に縞や覆輪の斑が入るもの、葉が短く詰まるもの、根の色が変わるものなど、花よりも株姿と葉芸を評価する文化が定着している。植え方も独特で、水苔を高く盛り上げた化粧鉢に植え、根を鉢の上に見せて姿を整える。管理はフウランと同じく、風通しのよい明るい日陰に置き、水は与えたら早く乾く状態を保つ。冬は室内の凍らない場所で乾かし気味に休ませる。生育はゆっくりで、子株が出て増えるまで年数がかかるぶん、育てる過程そのものを楽しむ植物といえる。日焼けさせると葉芸の見どころが損なわれる。
富貴蘭の特徴
- フウランを観賞用に選抜した古典園芸
- 葉の縞や覆輪、根の色など葉芸を評価する
- 水苔を高く盛った化粧鉢に植える
- 根を鉢の上に見せて姿を整える
- 生育がゆっくりで子株が出るまで年数がかかる
- 日焼けさせると葉芸の見どころが損なわれる
向いている使い方
- 化粧鉢に植えて飾る
- 床の間で観賞する
- 夏の花と香りを楽しむ
- 棚で作り込んで育てる
フウランの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはフウランの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- フウランの置き場所 — 木に着生して育つランなので、風通しと明るい日陰が命です。季節ごとに置き場所を動かして日本の四季に合わせます。
- フウランの水やり — 水苔が完全に乾いてから与え、夏は夕方以降、冬はほとんど断つ。乾き具合を手で確かめる習慣が上達の近道です。
- フウランの花を咲かせる — 六月から七月、白い花が夕方から甘く香ります。咲かせるには春にしっかり日に当てて株を充実させることが欠かせません。
- フウランの植え替え — 二年に一度、春に水苔を替えます。鉢の縁より高く盛って植える「高植え」が根腐れを防ぐ一番の工夫です。
- フウランの月別の作業 — 三月の植え替え、六月の開花、九月からの日当たり、十二月の取り込み。一年の流れを月ごとに整理します。
- フウランの病害虫 — 丈夫なランですが、カイガラムシと梅雨の軟腐病、真夏の日焼けには注意が必要です。早めの発見と風通しで防ぎます。
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