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ホウセンカの月別の作業

ホウセンカの月別の作業|春の種まきから秋の種採りまでの流れ

ホウセンカの栽培イメージ

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関東平野部を基準に、四月下旬の種まきから十一月の片づけまでを月ごとに表でまとめます。寒冷地と暖地のずれも補います。

春の種まきから間引きまで

ホウセンカは春にまいて夏から秋に咲き、霜で終わる一年草です。関東の平地では四月下旬から五月中旬に種をまき、七月には咲き始めます。まず自分の地域の地温が二十度を超える時期を確かめ、そこから逆算して準備します。

作業目安
4月中旬土作り・元肥腐葉土を混ぜ、緩効性肥料を一握り
4月下旬〜5月中旬種まき地温二十度、覆土一センチ、株間二十センチ
5月中旬〜下旬一回目の間引き本葉二枚で二本残す
5月下旬〜6月上旬二回目の間引き・定植本葉四〜五枚で一本立ち

元肥(植える前に土へ混ぜる肥料)は控えめに。多いと葉ばかり茂って花が減ります。

初夏から梅雨の管理

六月は草丈が伸びる時期で、梅雨の雨と風で倒れやすくなります。草丈二十センチを超えたら支柱を立て、株元に土を寄せて安定させます。梅雨の湿気で下葉が黄色くなったら取り除き、風通しを保ちます。

梅雨明け前の六月下旬は病気が出やすい時期でもあります。葉の表に白い粉が出ていないか、株元が黒ずんでいないかを見回り、怪しい葉は早めに取り除きます。混み合った株は内側の枝を抜いて風を通しておくと、七月以降の手間が減ります。

作業目安
6月上旬支柱・土寄せ草丈二十センチを超えたら
6月中旬摘心(矮性種のみ)本葉六〜八枚で先端を摘む
6月下旬下葉の掃除・病気の見回り黄色い葉を取り、株元を乾かす
7月上旬開花始め・追肥開始薄い液肥を二週間に一回

摘心(茎の先を摘んで枝分かれさせること)は高性の一本立ち品種では行いません。

真夏の水管理と休ませ方

七月から八月は花の盛りですが、同時に水切れと暑さで株が消耗する時期です。朝の水やりを欠かさず、鉢は午後の日陰に移します。上まで咲き終わった株は八月上旬までに切り戻すと、九月に再び咲きます。

真夏の水やりは朝一回を基本にし、昼にしおれても夕方まで持ち直すなら足りています。夕方になっても葉が垂れたままなら水が足りていないので、翌日から量を増やすか鉢を大きくします。鉢の表面に白い根が見えたら根詰まりの合図なので、株元に土を足します。

作業目安
7月朝の水やり・花がら拾い昼のしおれが続くなら夕方も
7月下旬〜8月上旬切り戻し(任意)咲き上がった株を三分の一切る
8月追肥を止める・ハダニの確認三十度以上は肥料を吸えない
8月下旬台風対策支柱の結び直し、鉢は軒下へ

秋の開花から種採りまで

九月に涼しくなると再び花が増え、十月まで楽しめます。追肥(育ちの途中で足す肥料)を再開し、種を採る株は十月に花がら摘みをやめて種の袋を育てます。初霜が降りたら株を抜いて片づけます。

種採りは一番良い株を選び、袋が黄ばんで弾力が出たら手のひらで包んで採ります。採った種は一週間陰干ししてから紙袋で保存すれば、翌春の発芽率は八割ほど残ります。

作業目安
9月追肥再開・秋の開花薄い液肥を二週間に一回
10月種採り袋が黄ばんで割れる直前に採る
11月初霜で終了・片づけ黒くなった株を抜く
11月〜12月土の準備抜いた場所に腐葉土をすき込む

地域で変わる時期

種まきと片づけの時期は地域で一か月ほどずれます。目安は最低気温が十五度を超えるころに種をまき、初霜で終わることです。自分の地域の初霜の時期を知っておくと、種採りを逆算できます。

寒冷地では鉢まきにして室内で発芽させ、最低気温が十五度を超えてから外に出すと、露地まきより三週間ほど早く咲かせられます。暖地は六月まきの秋花が特にきれいです。

地域種まき初霜(片づけ)
寒冷地(東北・長野など)5月下旬〜6月10月中旬〜下旬
中間地(関東・関西)4月下旬〜5月中旬11月中旬〜下旬
暖地(九州・四国南部)4月中旬〜12月上旬〜

作業が遅れたときの立て直し

種まきが六月にずれ込んでも、ホウセンカは間に合います。開花が八月からになり、秋の花が本番になると割り切ります。支柱を立て損ねて倒れた株も、折れていなければ起こして結び直せば立ち直ります。株の茎が緑で張りがあるなら、まだ手を入れる価値があると判断してください。

種まきが六月になったとき
直まきで株間を広めに取り、日よけをして育てます。開花は八月からで、九月から十月がきれいに咲きます。
倒れてから支柱を立てるとき
根を傷めないようゆっくり起こし、支柱に八の字でゆるく結びます。折れた枝だけ切り、水をたっぷりやります。
切り戻しを逃したとき
八月中旬を過ぎたら切らず、そのまま種を採る株に切り替えます。花がらだけ拾って秋まで置きます。
種採りを忘れたとき
袋が割れて種が飛んだ株の周りには、翌春にこぼれ種の芽が出ます。五月に見つけて残せば翌年も咲きます。

ホウセンカの栽培に一年を通して使うもの

咲かせるための買い物は、野菜とは比率が違います。窒素を効かせすぎると葉ばかり茂って花が減るので、そこを外さないものを挙げます。

  • 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
    規格の目安
    元肥入り、14〜25L の袋。水はけを重視した配合のもの。
    数量の目安
    直径 24cm(8 号)の鉢 1 個で約 8L、65cm プランター 1 個で 12〜15L。

    野菜用の土は肥料分が多く、草花では葉ばかり伸びることがあります。袋の表示で用途を確かめます。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 草花 置き肥」
    規格の目安
    粒状で 2〜3 か月効くタイプ。リン酸の比率が高い「花用」と書かれたもの。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個に 10〜15g(大さじ 1 強)を 2〜3 か月ごと。

    置いておくだけで少しずつ溶けるので、水やりのたびに考えなくて済みます。夏の高温期は効きが強く出るので量を控えます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸(P)の数字が高いものが花向きです。

    つぼみが上がる時期だけ、週 1 回のペースで足します。効きが早いぶん、切れるのも早いのが液肥です。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    咲き終わった花を残すと種を作りに養分が回り、次の花が減ります。摘み続けられるかどうかで花期の長さが変わります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。肥料を与えているなら急ぎません。
  • 「花用」「野菜用」で土を分けるのは、両方を育てるようになってからで十分です。

ホウセンカの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はホウセンカの育て方にまとめています。

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